2017年9月23日 (土)

今週の一冊 - 『許三観売血記』 (血を売る男)

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     今週、読んで面白かったおすすめ本はこちら。
   但し、こちらは中国語版なので、
   翻訳本はたしか?河出書房?から出てるはずで、
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      邦題は、『血を売る男』らしい。
      前にもこの作家の本を紹介しました。
    圧倒されますよね、余華ユゥ・ファの作品には。
     この人凄いです。
     毎作品はずさないもんなぁ、期待を裏切らないってんですか。
    今回も。

      またまた、時代設定が、中国は文革真っ最中のなか、
    彼は、血を売って、なんとか生活するんですが、
      日本だって、戦後すぐのころでしょうか、それと同じように
    血を売って、お金に換えていた人たちはいたらしい。
     それを小説なり随筆で書いている人たち、作品は数ある。
     舞台は中国の小さな町の製糸工場で繭運搬係の許三観
    が、生活が苦しくなるたびに自分の血を売って切る抜けるんですが、
    そっからが、日本の作品とはその趣を異にしていきます。
      もっとも、同じ中国作品の中にあっても、彼の作品、彼の
    作り出す主人公はとっても独創的。
      それでいて、いるよねぇ~こういう人、こういう人いたんだろうなぁ
    ・・・と思わせてくれる。
            これ、見てないですが、
     何故か??韓国で映画化されてるらしい。
     見たいなぁ・・・その映画。

       今週のお勧め本は、
     余華著、『血を売る男』でした。

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2017年8月 5日 (土)

今週読んだ本 『儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇』

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     一応?話題何で手に取ってみて見ました。
    著者はあの・・・ってか、
    クイズ番組で出ていたと思ったら、いまは・・・だそうで
    まぁ、著者がこの方でなければこんなには話題にならなかった?
    のかも。
     おっしゃりたいとことがズバリ!標題になってますんで
    分かり好いですねぇ・・・
    ありがたい。
    表紙を見たらもう大体判っちゃいますんで、それで
    終わり??って訳にもいかないんで
    少しだけ、感想を。
      この方も?多分宗教の方?ですよね、
    きちんとした自分の宗教をお持ちの方です。
     まぁ、世界的にはそちらの方が多いんです。
    世界の多くの方は自分の信ずる宗教をもち、信ずるものを
    もってですね、その規範に従って暮らしているし、そうしなければ
    ならない。というのが正しい宗教の人たちの考えです。
       ところが、
     それが、ない人たちもある一定程度世界には存在してまして、
     宗教に従って規範を日々求めている人には、
     宗教が無くても生きられる不思議をちょっと理解しがたいようです。
       ですので、この著者も
     中国の人たちにも何かしら宗教があるはずだと・・・
     宗教がないならそれに代わるものがあるはずだと・・・
     それって、「儒教」と呼ばれる彼らがずっと持ってきている
     ものなんじゃないか?と彼は考えたらしい。
     まず、必ず何かあるはずだ・・・宗教に代わるものが・・・
     って、この方が考えたその考えている足元が日本ですからね、
     自分でも不思議に思わなかったんですかね・・・ってのが
     わたしの感想の一つ。
      ある民族でもいいですし、ある事柄と言ってもいいですが
     それを見てそれを理解するカギを、
     たった一つのかとで解決しようとするのはちょっと無理がある。
       あるいは、カギが一つでは、
     それは一枚の扉を開けただけで、
       それでは、そのすべてを見ることにはならないだろう。
      ってのが、二つ目の感想で。
     そうは言っても、売れない本よりは売れた方がいいので
     ものごとを出来るだけ単純化して説明しようという努力は
     必要だし、かいます。
      著者が賢い?のは
     自分がいま立っているその場がにほんであるということを
     充分に理解している。
      著作の読者が日本人だというのも。
     という本でしたね。
      それにしても、もう相当長いこと日本に居ますから
     大丈夫なんでしょうが、これくらいのモノを日本語で書くのは
     骨が折れるでしょうね。

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2017年7月15日 (土)

劉暁波「最後の審判を生きのびて」 - 今週の一冊

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   恐らく、あと数日もすればこの騒ぎもどこえやら、
   にはなると思いますが、
    一応・・・いま、いまは、
   この方の、この本でもまた引っ張り出して来て
   静かにしてるのがいいんじゃないでしょうか。
    文章が難解なのか、
   訳者の文が難解なのか、
   ちょっと難しい文がおおいんですね。
    そんな中でも、
    例えば、舌鋒鋭い「巴金の旗は垂れさがった白旗である」
    だったかな、文豪をこうけちょんけちょんに、評するわけ
    ですが、そんな文からして激しい人なんだろうな、
    と思ってると、
    「私には敵はいない」
    的な、控えめの文もありますが、
    もともと、著作はそう多くなく、
    更に日本語で読めるのは少ないようですし、
    この方の活動は、
     当局に捕らえられて以降のそれと、
    その状態にあってのノーベル賞ってので、
    注目されたのですが、
      何と言っても、この人が凄いのは、
    あの「天安門」以降もずっと国内に留まった、
    ってことですよね。
      その時点でもう、彼の決意が見えます。
      彼が国外へ出る路もあったと思うんですよね、
    そんな、動きも。
      そうして、国外で、講演などを通じて・・・・っても
    あったんでしょうけどね。
 








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2017年4月29日 (土)

誰が、事件を書ききるか

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    そろそろ・・・少しその熱も冷めてきたようなので、書いてみようと
   思います。いわゆるこの暗殺事件は、回り回って結局やはりちょっと
   意外な結末で、幕引きがされようとしています。
     その真相は・・・・
   ってなことは、わたしに分かりようもないし、分かるはずがない。

     わたしが、いまここで書きたいには、
   この事件、必ずやもう既にある作家は始めてるでしょうが、
   格好の小説の題材となるであろう、ということは言える。
    是非、書いて貰いたい。読みたい。
    それが、直接的なものであろうと、完全に造られたものであろうと、
   この事件、作家たちにとっては見逃せない題材のはずだ。

     あらゆる、小説は、その事件を追ってかかれ、
    あるもはそれを超え、あるものは、それに寄り添ってある。
     例えば、
Yjimage_8       この事件に動かされた作家たちは
     それぞれ、書いてるのだろうが、
     その事件を書ききる、超えるものがまだ出てこない。
     もっともわたしが見逃しているのかもしれないが、
     おそらく、この事件を書き切れるにはまだ時間が必要だろう。

     わたしが、見た中、読んだ中では、
    いまのところ、この事件を扱って、書いた中では
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       これが、一番かな?
     『暗幕のゲルニカ』 原田マハ
     は、直接はこの事件とは向かわず、
     この事件で恋人を亡くした彼女(主人公)が
     ゲルニカを・・・・という展開で、
     平和を、ゲルニカを、9・11を扱っている。

     平和・・・を思う気持ち、
     それは、絵画でも、音楽でも、小説でも、
     あらゆる芸術が、それを訴えてやまないのだが、
     最近の北朝鮮とのアメリカの動き、
     それに追随する日本の・・・を見ていると、
     ニンゲンはなかなかに変われないようだ。

       とにかく、
     こうした事件が起きた後の作家たちの想像力に
     期待している。

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2017年4月15日 (土)

中国人・日本語作文コンクール受賞作品集 - 今週読んだ本

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    なんせ、この本、標題が長すぎ!
   正確には
    『訪日中国人、「爆外」以外にできること」
   ってんですがね、
     上に書いた、
    中国人日本語作文コンクール受賞作品集は 副題。
     日中相互理解の促進をめざし、中国で日本語を学ぶ学生を
    対象に2005年にスタートしたこのコンクール、
    12年間でのべ3万人越の人が応募してるという。
      この本は、
     過去5190の応募作から上位入賞81作品を収録、
    どれも面白いですよ。
     こうした本が普通の書店に並ばないのは残念ですね。
     また、この本を編んでる、
    段躍中先生、ホント凄いです。よくやってますよね。
      いやいや、
     こうした若者が未来の両国を支えてくれることを
    願ってます。
      選ばれた作品たちですので
     素晴らしい!のひとことです。
     多くの人に読んでもらいたいですけどね・・・
    とりあえず、図書館にリクエスト図書で出しておきますか・・・。
     お勧めの一冊です。

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2016年12月10日 (土)

今週読んだ本 『野心 郭台銘伝』ー あのシャープを買った男

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     今週、読んだ本はこちら、
   『野心 郭台銘伝』 シャープの救世主か破壊者か、
    安田 峰俊著   プレジデント社刊
   最初にこの話、というのかシャープ買収の話題で耳にしたとき、
   鴻海ホン・ハイ、という会社名を一番最初に耳にしたとき、
   しらないなぁ~この会社・・・と思ってた。
    台湾なんだぁ~、へぇ~そんなシャープを買える会社が
   ねぇ・・・という印象。
     後に、
    いつだったろうか、この鴻海が、富士康フゥ・シ・カン
   だと知って、なんだぁ~そうだったのかぁ~と
    納得??したのを覚えている。
   何故なら、富士康なら、早くから大陸に乗り出していて、
    それなりに有名?な企業だったから。
    ちょっと、その有名さ?も変わってたので印象に強く残ってた。
   但し、この時点でも、その創業者の話は余り伝わっては来ずに、
   この会社が大陸での、雇用の問題だとか、賃金の問題だとかで
   ひと悶着あるのも、
     その当時は、わたしの理解は、
    大陸の労働者を纏めていくのは大変なんだよね・・・
    くらいの、理解で、ちょっと強引なところもあるのかな?ぐらいの
   理解。
    それが、その鴻海=富士康 というのが判り、さらに
    その創業者が・・・というのが聞こえてきて、おぉ~シャープは
   そうして買われたのか!と判ったのがいつのことだったろう。
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     そして、今回この創業者にスポットをあてた本を見てみて、
    まぁ、そのこの会社がこの期間にこれだけ伸びるには、
    普通?にしてたんじゃ無理なのは、別にこの企業だけには
    限らんでしょうし、
     この人のやり方は、多分に、中国的というか、
     それさえ知っていれば、そりゃまぁ、日本のビジネス習慣とは
   違いましょうが、これまた、違って当たり前?というか・・・
    そこはいいんじゃないの?違ってって・・・と思う。
    多分、この社長、日本のマスコミが何をそんなに何で騒いでる
   のか、ご自分ではきっとあんまり感じておられないでしょうね。
     多分?彼自身は、
    夏普シャー・プ を助けに来た、
   くらいの感じでしょう。
     日本の商習慣、商取引倫理観、は逆に特殊だってことですよ。

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2016年11月 5日 (土)

今週のお勧め本ー『窓から逃げた100歳の老人』ヨナス・ヨナソン

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       今週のお勧め本は、こちら、『窓から逃げた100歳の老人』
    ヨナス・ヨナソン 著
    柳瀬 尚紀   訳
     西村書店   刊
    もう、すでにご覧になった方、読みました!!って人も
   大勢いらっしゃると思います。
     なんせ大ベストセラー、世界中で発行され世界中で大歓迎!
   のほんですから。
     そんな本がここで取り上げられるのも実は珍しい?
   のですが、今回はちょっと・・・趣向を変えてこちらにしました。
     文句なく、面白いのでまずはまだの方ご覧になってください。
   中国嫌いな?方も大丈夫??
     そういう本じゃないですから。
     題が全てを物語ってまして、
    ある日、「100歳の老人が、窓から逃げ出した」って
    ストーリーなんですが、
     100歳の彼は2005年生まれ。
     ということで、この老人の百年はそのまま
     世界の近代史の100年であります。
     物語もそこに大きく寄ってます。
     日本での初版が2014年ですから、出版年も考えての
    ことなんでしょうね。
     で、
    何が?中国よ??ってことですが、
    この老人実に多くの世界のトップリーダーと物語の中で
    逢うんですが、
     そこでやっと中国。
     ナント!宋美齢と会って中国へ行く羽目になったり、
    毛沢東はすれ違い、でも
    江青とは・・・ってなシーンもありますよ。
      宋美齢に対する捉え方なんかも面白かったが、
    そんなんはこじつけで?
      面白いものは面白いんで今回紹介!
    と、あいなりました。
      スェーデン小説をここで紹介することなどきっと
    もうないだろうなぁ・・・

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2016年10月15日 (土)

今週の一冊 ー 「チャイナ・ジャッジ」毛沢東になれなかった男

  薄熙来を取り上げた本は前にも一冊、紹介しました。

  今日のは、その後に出た
003  『チャイナ・ジャッジ』毛沢東になれなかった男
   遠藤 誉著
  朝日新聞出版刊
    前の本でもそうですが、この人、
  薄熙来を語る上で欠かせないのが、
 
   一つは彼の父親ですよね、
  ご存知、薄一波 ボォ・イー・ボ
  を抜きにしてこの彼の人格?は成り立たない。
   そして、谷開来 グゥ・カィ・ラィ と結婚するわけですが、
  彼女の存在を抜きにしてまた語れない。
    これに、事件的にはニール・ヘイウッドが加わり役者?
  が揃う。
    そして、その辺の事情?を書いたものはどれも同じ。
   この本もその意味では何ら変わらなかった。
   目新しい何かがあったわけでもないのに、ここに紹介したのは
   まぁまぁ、同じ資料・同じような状況分析で、
    その同じ条件でどっちに目をやるか?の違いなんですがね。
    最後の部分をちょっと抜粋させていただき、紹介に変えます。
   「・・薄一波はある意味、毛沢東よりも強くそして長く、中国という
    国をコントロールし続けた人物と言っていいのではないだろうか、
    中国の政治体制改革を阻んだのは、江沢民に代表される利益
    集団よりも、「自分の息子のために」中国共産党体制を崩しては
    ならないという、薄一波の執念であったのではないかと思うので
    ある。この強権体制が崩壊すれば、チャイナ・マネーも消えて
    いくだろう。・・・」
     と著者は結論付けている。
     ここで取り上げているのは、今回の主役?ではなく
    そのお父さんですよ。
     言いたいことは判るけど、ちょっとなぁ・・・。

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2016年8月20日 (土)

『砂漠の悪魔』 - 今週の一冊

   今週紹介する本はこちら、

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     近藤史恵著、『砂漠の悪魔』 講談社刊
   同じく、文庫本版もでているはず。
   こちらは、中国人はあまり出てこないし、ストーリーの重要な
  部分にもいないのですが、
   主人公がある事情から日本から離れ、逃れ??いや違うな
  彼が自分で逃れたわけではなく、仕方なく中国へいく羽目になる
  んですが、とにかく、彼の二度目の中国旅行がこの
  「砂漠」への旅。  
    動機づけのところにちょっと弱いところがありますが、まぁ、そんなん
  はここでは関係なので、
   関心はとにかく中国。
   北京に逃れた彼が偶然会った日本人(留学生)と言ってますが、
  その彼に勧められ、更に中国の奥地へと逃れるわけですが、
   途中の、
   北京からの硬座イン・ズォの列車での移動が一番よく書けてるかなぁ
  多分この作者もこれに近いものを見てるはずですね、
   あの頃の、1900年代終わりころの中国の列車の移動はとにかく
  先ずは、切符の手配のところから、過酷を極めてました。
   酒泉だったかな、北京からそっちへ逃れる為に乗った列車は、
  あんなもんでしたよ、どこも。
    つまり、彼なんかもそうですが、普通に旅行していてはああした
   体験はできない。
    更にそっからの、西へ向けてのバスの旅、
    バスも10時間を超える移動になってくると、
    まして、この地域の悪路と、バスが古いのに乗ると、
    かなり後悔しますよね??
    その辺が上手く書けて処理できていて、読ませます。
    登場してくるウィグルの人たちはちょっと書き足りない感じかな。
   まぁ、本筋とは関係ないので、あんなものかも知れませんが、
    漢族と回族との部分は書き始めるとまたかなりの枚数を
   とられそうですしね。
     ・・・・で、
    ラスト近くに現れる??
    砂漠の「悪魔」とはなにか?が、この小説の眼目です。
    そっからは、あっけないくらいに
   小説はすぐに終末へ向かいます。
    中国人というよりは、中国西部地区を、中国での生活を切り取った
   小説として、ちょっと違った面からの切り口で臨んでいます。
     機会がありましたら、どうぞご覧になって見て下さい。

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2016年5月14日 (土)

今週、お勧め本 - 『流リュゥ』 東山彰良

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  これ一冊で台湾のことが、
  台湾人がよくわかる・・・って言いたいんですが、
  やっぱ、予備知識がないと無理かなぁ・・・、
  でも、これ、台湾のことを相当良く知ってる人でも全く、
  小説と言うよりも、ドキュメントでも見るように、そうそう・・・
  と言ってまんま入っていけるでしょうね。
   兎に角、この本の書かれている台湾は、ホンモノです。
   余談ですが、
   この本で、直木賞を御取りになったんですが、
   この回は、もう一方の芥川賞が例のお笑い芸能人の受賞で
   脚光をあび、そちらにばかり目がいったように思えるのが残念。
   彼の責任ではありませんが。
   もう一つ、余談ですが、
   この作家、面白いのは・・・って、作品が面白いんですが、
   なでしょうね、この本の題名、『流りゅう』実にあっさりしてますよね、
   ところがです。中を読んでいただければわかりますが、
   中の中身だし題は、実に長ったらしくてとても??いい加減??
   なんです、これが。
   この作家、意図してこれやってるんでしょうか。
   更にもう一つ、余談ですが、
   作品の中に当然、中国語というか台湾語が出てまいります。
   大概の作家はそれにカタカナをふって、音をとって中国語雰囲気?
   を出すんですが、この作家、音は無視。多くはその意味を採用、
   しかもどちらかと言えば、普段の生活の中で使う汚いことばですね
   それを、そのまま日本語で付けてます。この方法も好いかも・・・。
    ってんで、
   お勧めです。
   是非、ご一読下さい。
    ストーリー??
   そんなもの紹介しません。読んでいただきたいので。
      『流りゅう』東山彰良著  講談社刊  1600円。

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