2022年9月17日 (土)

今週読んだ本 - 『 年月日 』 閻連科

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  こちらの本ですが、

  閻連科イェン・リェン・ク

   の『年月日ネン・ユェ・リ』

  この方の初めてのこのての小説??といいいますか、

  寓話??ですかね。

  この作家さん初めてのこの手の小説です。

  出すと発禁処分!ってのがこの作家さんだったんですが、

  今回は、発禁処分を逃れかつ自分の書きたいもの??

  ってえと、こうなるんですかね。

 

   最近、中国でのSF作品が多いのもここに原因があるのかも。

 

  で、こちらの作品、

   老人と犬が飢餓の中を生き延びるそんなお話ですが、

   読んでいて切なくなります。

   実は・・ってか、結構世界中の国でも

  日本だって時代を違え、実はこうした時代がありました。

   中国はもっと近くにあったんです、

   こんな風景が・・・・

 

   それとは別に何として生きようとするこの人間と犬、

   そだてているのは一本のトウモロコシ

   壮絶です。

   ニンゲンって、こうしてまだ、生きるんですかね。

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2022年9月10日 (土)

今週読んだ本 - 「満州」夢のあとさき

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   こうした・・・

  というのは、中国で日本語教師をされておられる方

  おられた方のご本をわたしはもう相当読んでますね、

   数十冊でしょうか、

  それだけたくさんの方がお書きになってます。

 

   中国のそれぞれの地方、都市、大学で。

 

   今回この本を手に取ったのは

  「満州」・・とあるからですね

   長春の大学で教鞭をとられた先生の著作です。

 

   まぁその・・・教え子の様子とか

  中国東北地方、とりわけ長春やあのあたりの

   は書けてるんですが、

 

   期待した、

   同僚の中国人先生方の中にも必ずこの

  「満州」時代を過ごした方がおられたはず・・・

   生徒の親御さん世代にもそうした人たちが・・

   そうした方々との触れ合いを期待してました、

   そこんところがちょっと残念でした。

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2022年8月27日 (土)

今週読んだ本 - 『 冬将軍の来た夏 』 甘耀明

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   台湾の作家さんです。

  台中という街での物語。

  一番、面白かったのは、犬の名がですね

  鄧麗君 ドン・リィ・ジュン ってんですが、テレサ・テン

  ですね、そんな犬が出てきたり、

   老女たちが大活躍するんですが、

   その老女たちも個性的!!

 

   客家という人たちがいて、

   台湾に閔南語ってのがあるのは分かるんですが、

   わかりませんので、多分そのへんの微妙なところは

   訳すのは大変だったんでしょうね。

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2022年8月15日 (月)

安部公房 と 中国

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   先日、阿部、安部、安倍・・・さんの話を書いていたら

  作家、安部公房を思い出し、

   確か、彼のその~幼少期の影響として

  中国との関係を書いた本が・・・

  どっかに、あったはずで、その著者さえ忘れてしまって・・

 

   ・・・んん~

   これは、図書館へ行って・・・

   と、いま、思っているところです。

 

   どうだったかなぁ~

 

   一冊の本ではなくて

   何かの特集号の雑誌で読んだものだったろうか・・・

 

   最近?とみに、記憶が怪しい!!

 

   まぁ、どうっちゅうことはないんで

   構いませんがね、

   この、不安定??な状態??はそれなりに

   居心地が悪い、

   みなさんに、そんな同じような経験がおありになるのかどうか、

   は、わからない。

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2022年8月14日 (日)

今週の本 ー 『 複眼人 』 呉明益

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   こちらは、台湾の作者がお書きなった本ですが、

  んん~

   自国よりも、翻訳されて、ほかの国で出版され

  それが、評判になる・・・という、本はどの国にも

  どの国の作家さんにもあることだと思いますね。

 

   こちらの、呉さんの本の台湾での評判??ってのを

  調べようと思えば調べることはできるんですが、

   まぁ、そうまでしてもね・・・と、思いしていない。

 

   恐らく?この本がそんな感じ・・・がする。

  無論、台湾でも大評判!!となっていたとしても、別にそれは

  それで、一向に構わないというか、いいんですが、

   

   問題?の扱いやら、

   その表現の部分で、

   台湾らしさ??もそりゃありますけどね・・・

   この島のとりかた・・とか、

   教師の女性、名前忘れた!の持ち回り??も

 

    問題提起としては、あることだとおもいますね。

 

   いつもいつも、取り上げる本の、

   筋さえかたらないので、なんのことやら、分からない人には

   分からないでしょうが、

 

    一番のわたしの感想は、

   これ、台湾の人にも承けるのか???

    という、疑問でした。

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2022年7月20日 (水)

風刺と社会

  「風刺」そのものは漢字も、その意味も、中国語でも同じで、

  まぁ音はどうしたって、同じってわけにはいきませんが・・

  「風が刺す」とはよく言ったもんで、なかなかこのコトバ

   面白い。

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   子供のころの新聞をみる?楽しみはこれでしたね、

   記事の内容なんかは分かってないので、間にあった

   一コマの絵といういいますか、漫画といいますか

   あれを楽しみで、

    「きょうはどうなだろう・・・?」と、

   朝に新聞受けから新聞を取ってきて、

    それを眺めていると、

    「おぉ~感心だなぁ!!新聞読んでるのかぁ!」等と

   知らないおじさんに褒められたりして、

     まさか、「漫画だけです」とは言えないので、

   一コマの漫画はすぐにも見終わるのだったが、

   そのまま暫く、読んでるふり?なんかをしてましたね。

 

    でも、あれ、

   結構的確?に当時の、世相というか、政治問題も

   含めて、教えてくれていた。

    楽しかった。

 

    その楽しみが新聞になくなって久しい・・・か?

 

   最後はいつくらい?だろうと考えていて

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     山藤さんが書かなくなったあたりからかなぁ~

 

    と、今思い出している。

 

     中国でも、同じように以前のように

    新聞の片隅にこうした風刺画を掲載している新聞は

    少なくなった。

 

     以前ですと、晩報ワン・バォ

    夕刊専門誌に多くけいさいされていて、

    これまた、結構楽しみにしていたものです。

 

    風刺の対象?は以前よりずっと多くあるのに、

    それを風刺する人、場、

    がなくなっている。

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2022年7月19日 (火)

風刺と幽黙 はどこへ?

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   こちらは、中国国内からではなく、ですね

  どこだったかなぁ~、北欧あたりの国の新聞に載った

  らしいのですが、ひどく?中国政府を怒らせたそうで・・

  ・・・ってことは、これは、

   成功??!!ってか、風刺フン・ツゥ と

  幽黙ヨゥ・モォ ユーモアの方は認めて?貰えなかった

  ようですが、

    まぁ、まぁ、当事者が認めるような風刺では、

  風刺になってないのでありまして、

   これ、分かりますよね・・・

   国旗が下敷きになっていて、コロナを拡散?

  してる・・・ってのが、この漫画の・・・

 

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    こちらは、ホンコンの方が

   今はお辞めになった彼女のその・・・

   上を抜き取れば、その画面は、泣きたいのを抑えている

   彼女のその様子なり、言動・・・が

    その実は見えない下のほうでは・・・

 

    香港、例のあの新聞も休刊になり、

   新聞紙上でこうした、風刺のきいた絵を見ることが

   徐々にできなくなっている。

    これって、どの国にも言えるんでしょうが、

   この手の・・・ってのは、風刺がきいた、漫画を幽黙に

   からめて、表現するそうした漫画を見る機会がますます

   減ってきた。

 

    それって、日本の新聞にも言えていて、以前は必ず、

   その紙にもあったものですよ、

    これが無くなると、怪しい、危険な方へ進んでる・・・

   って、思ってまして、

 

    見たいなぁ~・・と思ってるいるんですが・・・

 

    そうだよね、いま、

   ロシアでこの手の漫画書いたらきっと・・・

 

    日本でも先日来の事故やら事件が

   こうした漫画でみられることはなくなった。

 

    どうして?

    どうも、怪しい!!

 

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2022年7月 2日 (土)

今週読んだ本 - 『 仕事本 』 コロナ下のひとびと

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   この出版社あれでしょ?あの『〆切本』を出してた・・

  まぁ、こちらもそですが、企画が勝負!!というような、

   今回その企画は、コロナのもとで人々はどう過ごしたか?

  どんな変化があったか??

    を書き手は一体何人ですかねぇ・・かなりの数の、

  ごくごく普通の?方たちがお書きになってます。

   概ねが、コロナ始まった??緊急事態宣言なんかが出された

   二年前のあの春から、

   日記のかたちでお書きになってるおられる方が多いです。

 

   大変失礼ですが、面白かった。

  あぁ~社会ってこうした人たちに支えられてるよね・・と

  今更ながら、こうした人たちこそ、コロナを語る資格あり!!

   と思いました。

   あえて、そうしなかったのでしょうか、

  もっと、その直にというか、矢面というか、

    保健所にお勤めの方、とか、行政のその地方自治体のその担当の方で

  政府に施策に振り回された人とか、マスコミで毎日伝える側にいて・・

   とかの人たちの書き手がいなかったのは、

   忙しすぎて、書けないだろうと思って依頼しなかったのかなぁ~

 

   これ、

   中国とは全く関係ない本なんですが

   なんで、取り上げたかというと、

 

   中国でもこの手の本、出版して欲しいです。

   武漢のその刻一刻を記載したとか、そんな本は出てるんですが

   この手の、ごくごく、いわゆる普通の人って

   何を日々考え、何に困って、

   政府の対応にどんな感じで日々暮らしていたか?

   の記録が読んでみたいです。

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2022年5月14日 (土)

今週読んだ本、「同志少女よ敵を撃て」

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   もう、ご覧になった方も大勢いらっしゃるでしょうが、

  今週、こちらの本を『同志少女よ敵を撃て』早川書房、逢坂冬馬著

  おすすめ本です。

   賞も幾つか、受賞されてるようです。

   内容も、ちょうど・・・というか、そのこちらの物語は

  先の、ソビエト時代、ロシアの戦争下での物語。

   時期的にもね・・・ということで、

  皆さんから賞賛を受けているようですので、そちらはそちらに

  お任せして、

    ここでは、ちょっと、二点だけ

 

   まず、この表紙絵ですけどね、

   これに限らずですが、あんまり、その物語に踏み込んだ??ってんですか、

   物語の一場面を、しかもこれ、かなり、具体的?な絵ですよね、

   早川書房はときどき、こんなカバーがお好きなようで、やってますが、

   個人的には、これはちょっと・・・

   迷惑?というか、こちらのその~想像上のですね、描いているその

   様子を規定?されるのは、好まない。

    なんですかね・・・もっと、こう~

   例えば、当時の古いあのあたりの地図を使うとか、

   銃でもいいんですが、銃の写真をこうド~ンと、置くとか、

   ・・・とにかく、こうした、物語の一場面を想像させ、主人公を思わせる

   絵はちょっと、勘弁してもらいたかった。

 

    もう一つは、

   これはもう、作者の権限ですから、傍からとやかく申し上げる

   ことではありませんが、

    この小説の代『少女よ・・・』は、

   違う題がよかったかな・・・と。

    まぁ。好みの問題ということですがね。

 

    ・・・ということで、

   物語には全く触れず、

   わたしの読後感はこの二点です。

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2022年4月16日 (土)

今週読んだ本、- 『 石の猿 』 ジェフェリー・ディヴァー

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   読み返し?ですね、また、読みたくなった。

  手元にもう本はないので、図書館から借りてきた。

  ありがたいね、図書館!

 

    で、この本は、言わずと知れた?彼のシリーズの一冊。

  まぁ、この本は、中国人密入国者がテーマですが、

  実は、これでなくとも、彼のこのシリーズ、

   リンカーン・ライム と アメリア・サックスが出てくるのなら

  何でもよかった?んですが・・・

   せっかくなら?中国人がらみ??のやつを・・・ってんで読んだ。

 

   その動機がまたちょっと変わってて、

  先日、ニューヨークの地下鉄で爆発事故!!ってのを

   ここに書きましたよね。

 

   そん時ですよ、あれ~、なんでニューヨークってこんなによく

  地下で爆発がおきちゃうわけ???

   ってんで、考えたていたら、彼の本を思い出しちゃった。

   久しぶりにまた、ニューヨークでのライムとサックスのコンビ劇を

   読みたくなったわけですね。

    そういえば、これまた、先日、

   どの作品??『ボーン・コレクター』?でしたっけ??

 

   BSテレビで放映になったらしい、

   家の者が、「今晩、彼の作品が放映されるよ!!」って

   言っていた。

    でも、見なかった。

    やっぱり?映像になると違うんですよねぇ~

    わたしの想像とは・・・

 

    まぁ、しょうがないですけどね。

   池田真紀子さんの約も、上手すぎでしょ!!

 

    読み終わって、またまた、そうそう・・・と

   結構楽しめた。

    これ、映画化しないで欲しいなぁ~

 

    この中国人もうちょっと掘り下げても書いてほしかった。

 

    もし、まだ・・・の方がおられたら、

   お薦め本です!!

    間違いない、面白さです。

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