島国・日本ではその島国ゆえの独自の文化を育み外に例をみない日本文化
が出来上がってきた。国外からいらっしゃるお客様はそうした独自の文化は見て
体験はしてみたいが、別にそれに漬かろうとは思われてないし、自分たちの生活
のスタイル、食に関する、行動に関する、そうした方式はそのまま持ち込みたい。
これは日本人が国外へ出る旅でも同じことが言えます。つまり、ちょっと見て
味わってみたい。でも自分達のスタイルは崩したくない。個人の旅行者は特に
そうした傾向にあるのではないでしょうか。ですから、こちらが一方的にこれが
此処では売りだ、と押し付けられても自分達の感性に合わなければそれは逆に
ちょっと迷惑な話かも知れませんね。では、そうした観点で、
函館観光をどう売り込むかの話を、私が個人的にご案内したり、中国の友人知人
から得た情報と私の感じた部分を交えて話を進めますが、
ここでは、この7月から解禁となった中国観光客への個人ビザ発給に
ともなう大陸からのお客様にどう売り込むかを主眼にお話を。
よく言われる、中国富裕層「ニューリッチ層」というのはどれ位居るんだ?
とのご質問を受けたことがありますが、実態はよく分からないですが、総人口
の約1%といわれてますが、もしそうなら凄い数です。総人口が13億ですから。
さらにこうした「ニューリッチ層」はどんどん増える傾向にあるわけですね、
それはもう経済の発展に伴い、増えてくる。そして、こうした人たちは初めの
うちは、家を買い、車を買い、高級品を買って、そろそろ外国に旅行でもという
ところへ差し掛かってきた。
さて、行く外国は沢山あり世界中に散ってゆくのはどこの国も同じ。そんな中
確実にある数は日本へ。そして、今「北海道」はいろいろあって人気なんですね。
そこで、私は自分の住む街の「はこだて」に是非きて欲しい。地域の為にも
自分が住んでいて愛着もあるし誇りもある。個人的にもいろいろ売り込んでは
いるが個人の力は限りがある。
函館観光の目玉はなんと言っても、夜景。
ところがこれが、天候次第。曇っちゃったり雨の日は
滞在日程に余裕があれば日を変えて、となるがそうは
ゆかない場合。それでも、ロープウェイで山頂目指すなにか工夫がして欲しい。
例えばの話、曇ったらロープウェイ代金を割り引くとか、雲っても確実に夜景気分
が味わえる大型スクリーンで鮮度の良い映像で夜景が見れて疑似体験できるとか
そんな、工夫をしてもらえると、ありがたいのですが、折角上まで言っても見れない
のでは、その日しかない旅行者にはちょっと残念。
「食」、大陸の人たちの食事も最近になって大きく変わりつつありますので、一概
には言えないのですが、まだ「生もの」はダメ、という方も多いです。ですが、反対に
昨年お招きした瀋陽のお客様も、函館にきたからには海鮮だ!といって魚を食べて
流石にこれくらい、ナマ・ナマになりますと、食べる人が
少なくなり、自分では余り選ばなくなります。イカ刺しが
函館の売りなんですがそれは必ずしも大陸のお客様
に受け入れられるかどうかはわかりません。それでもこの
段階ではお店に自分で選んで食べるわけですから問題はそうないと思います。
日本料理のこうした出し方は、さすがに懐石料理なんか
がそうですが、器も綺麗、出し方も綺麗なのは分かるが
大連からのお客様は「これで日本人は満腹になれるのか?」
と心配してまして、高級な料理なのは何となくわかってもそれ
よりは量がある程度ないと満足されないようです。その点では鍋ものなんかや、
やはり最近ではバイキング方式のものが喜ばれるようです。ラーメンは人気です
が最近のラーメンは懲りすぎていてその分値段もラーメンの範疇を逸脱して?
るようなのが多いので国外からのお客様には貨幣価値の差もあってとても
高いように感じられているようです。でも食べては見たいとは言ってました。
「遊」 市内を個人旅行者が歩くとすると、まだまだ矢張り言葉の面で大変です。
市内の足として、これは観光用に明治時代の電車を復元
した市電ですが、市電が人気のようです。乗ってみたいと
思うらしいのですが、その方法が今ひとつよく分かりません。
乗り物ですから、料金先払いか、前後どちからから乗るかが
違うくらいのものですが、不安なようです。また乗ってからの
何処で降りてどう路線がなってるかも大変でしょうね。運転手の傍にメモ紙が
ぶら下がっていて、「なにか分からないことはこれに書いて!」と筆談をする
ようになってるのあったらしいですが、その書いてるのが日本語のため書かれて
いる内容が読み取れず、せめて「訊問便箋」くらいの漢字表記と英語併記ぐらい
の気を使ってほしいと言ってました。
こうした観光幌馬車や、観光用の人力車あるのですが、
それにも乗っては見たいものの、時間と料金の問題ですね
どうなんでしょう、本当に体験するだけで好い、短い短い
コースで値段をぐっと抑えるとか、あるいは極端に言えば
乗って写真を撮るだけの記念写真用の設定などもあれば
利用者は増えるかもしれませんね。
「住」 ホテルの話なんかはこの前の方でも相当してますし、これは函館に
限った問題ではありません。衛星テレビの話、施設内設備の利用説明書を
中国語表記で、カラオケも好きですがこれも今は衛星からとって中国語の
唄が直接選択できる設備は可能にはなっています。
後は個別の好みの問題でして、温泉はまだ大陸のひとは全員が好きという
ほど知られてませんし、入り方も教えなければ分かりません。
ベットか、畳の部屋かは自分で選択出来るなら以外に畳の部屋も人気ですが、
畳んだり敷いたりはもちろん出来ませんし、仲居さんの役割も理解できてはいない
ので、その点の説明は必要かも知れません。
長くなってしましました。
逆に私が中国へ個人旅行で出かける旅もそうですが、外国へ出かけるという
ことは自分の国に無い何かを求めて出かけます。それが外に景色だったり、
建築物だったり、食べ物だったり、いろいろですが、
ですから、違うところへ出かけて習慣や、方法が違っていたりするのはそれは
逆にそのことこそが国外へ出て初めて得られる体験ですので、そうしたものを
全てお客さんに合わせる必要はないのでして、そこはそのままにして、
快適さは提供しなくてはいけませんので、その点を補う何かはこちらから変えて
提供しなくてはいけない、というのが今の問題点であります。
往々にこれらは反対になっていて、変えなくて好い日本的な素晴らしいものを
変えてしまい、変えなくてはならないサービスの部分が蔑ろにされいたりしていて、
この点は注意しなくてはいけないと思います。
魅力ある函館の街を十分に、外からいらして下さるお客様にも愉しんでいただき
その人たちがまた国帰ってから、「函館は好かったよ」と宣伝してもらえるそんな
街づくりを、みんなで造り上げていければこの街はもっと住み好くなるでしょう。
私は別に中国にネットのページを持ってまして、そちらは中国語表記ですが
機会ある毎に函館の、道南の北海道の宣伝はしております。
中国からお客様をお迎えするのにお手伝いできることがありましたら、
どうぞ、ご連絡ください。
個人ビザ発給の話題から端を発したこの観光に関する話題は一先ず今日で
終了させていただきます。
ご意見・ご希望がございましたらどうぞご連絡下さい。
函館日中友好協会
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