昨日が、09年9月9日。9-9-9の九並びでした。
で、中国ではもともとこの9月9日は重陽節ヂォン・ヤン・ジェ、と
いいまして、日本でも重陽の節句ですが、節目の日にはなっております。
それが、09年の九がまたひとつ加えられて、三つ並びはそうないですから、
去年の北京オリンピックが8-8-8の並びでその日を選んで開会式に
しましたが、実はこの日もこれからお話しする、婚姻届けをしたカップルの
数が上海だけで7000人を超す(上海・婚姻管理処・処長発表)届けがあった
そうです。
みんな「好い日旅立ち」を願って待ってるわけです。
でこの、9-9-9が何で「好い日」かというと、中国語で”九”は音がジュウと
発音されまして、このおとジュウと同じ漢字が”久”にかかり、漢字の持つ意味は
日中変わりませんので、”末永く”となります。
となれば、これはカップルにとっては、この日が願いめです。
待ってる人もいれば、早めて届ける人もいます。
そこで、中国だって無策ではありません、当然この日が
多いであろうことは予測されましたので、考えました。
事前予約、というのを取っておいて、事前に事務処理は
しておいて、発効日はご希望の9-9-9にしましょう、ってわけです。
粋な計らいでしょ?ところが、中国はこの”ところが”が多いのです。
この予約、事前に予測したその数をはるかに上回り、各都市の婚姻登記処
が予約の殺到に音を上げて、事前予約そのものを事前に止めざるを得なかった
という、お粗末。
大体この婚姻登記処なんてところは、まぁ大体の人が一生に一回くらい
行けばいい所でして、普段は何処にあるのかさえ分からないし、目立たない
役所の一つの窓口ですから、要員配置だって知れてますから、こんな突発事態
には対応できるようにはなっておりません。気の毒に。
ですが、ほらお役所ですから、割と厳格なところは厳格でして、書類の不備
だとか、記載の間違いなどにはうるさくて、結構一回で済まず、何度も戻されたり
する人もいるんですね。そして、中国はカップルといってもこれまた色々でして
まるでそういう事が分かってない人がこれまた居るんですよ。
そんな、こんなで昨日一日、世界で一番熱い場所は、
中国の各都市にある婚姻登記処(結婚届け窓口)だ~、というお話を
今月号(9月号)「隗かい 私の見た中国 人多的婚姻登記処 」にアップ
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詳しくは、上をクリックしてどうぞ、ご覧下さい。
ついでに、日本ではくれないですが、中国では婚姻届をしますと
こんな証明書が発行され、手渡されます。B6版の大きさで、二つ折り
表紙は勿論赤、結婚証の文字が
表に金色でど~んと。裏に例の
喜喜 の文字が。
二人の写真を貼る位置があって、
二人片寄せあっての写真が。
この写真も我々のパスポート申請の時のように大きさ、無帽など
いろいろ規定があってうるさい。
そして、右に書かれている文字は、
××与××自願結婚、経審査合于中華人民共和国婚姻法
関于結婚的規定、発給此証。
××さんと、××さんはみずから結婚を望み、審査の結果、
中華人民共和国婚姻法の結婚に関する規定に合致するので
ここに本証明書を発給する。
と書かれてあります。
この「みずから結婚を望み・・」の文面がいいですね。
というわけで、昨日
中国で結婚届をした皆さん!どうぞお幸せに!!
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