昨日は、別れのシーンを描いた。
今日は、思い出の出会いのシーンを。
その前に、普通??中国の人たちが旅人を出迎えるのは、
多くは、駅のプラットフォームまで入らずに、たいがいは、
上の画のような、駅出口、改札口?付近にたむろして?待ってる
のが多い。それが基本。
わたしが、月台で迎えを受けたのはたぶんこの一度、
その一度が思い出の一番、
それを、「わたしの見た中国」の文に書いた。
場所は、中国東北部、まぁまぁ、日本人にも知られた町、
この時のわたしは個人旅行。
で、そのホームまで迎えに来てくれたのは、個人的というより
仕事の上で知り合った、お一人。
彼女、女の方です、彼女が某××市公式訪問団の一員として
日本を、わたしの住んでいる町を訪問にやってきたのは、この事件?
の何年前だろう、
わたしは、その時、通訳として、訪問団と共に滞在中、行動を
一緒にした。その時、彼女は、市のナントカ部の部長だったか科長
だったか、とにかく、彼女が団長?トップではなかった。
何が気に入ったのか、帰国後も、折に触れて彼女からはメールを
いただいていた。どうということもない、内容のものが多かった。
まぁ、こちらも袖触れ合うも・・・ってやつで、問われたことに
答えたり、頼まれたものを送ったことがあったようにも思う。
そうはいっても、わたしには、ごく一般的なというか、お付き合い。
やりとりには、ちょっと面白いこともあったが、先を急ごう、
わたしが、彼女が・・というか、たまたま、中国東北部の近くの小さな
町へ行くことになり、彼女の住む市はその地方の拠点の町。
何泊かする。となれば、夜など時間もある。なにげに今度・・・
的なことを知らせたのか、向こうから尋ねられたのか、
それであれば、せっかくの機会ですから、お会いしよう!!となった。
まぁ、そんなに無理な話でもないし、流れも自然、軽い気持ちで到着の日と
時間を知らせた。
ここまでは、わたしは、まるで、このことが重要?なこととは思いもせず
懐かしいなぁ~くらの、思い。
で、そのシーンは
やってくる。
列車がホームに滑り込む。スピードを落とす。車窓の風景、駅のホーム。
いよいよ、会えるんだな・・と思った。まさか、ホームにまで迎えに出ている
とは、思わなかった。しかも、彼女一人ではなく、大勢が、背広をきちんと着て
待ってる。横断幕こそないものの、まるで、訪問団でも迎えるような陣営。
恐る恐る、わたしは、ホームに降り立った。
彼女が、前よりも更に巨漢?になった彼女、後で知ったが出世して、副×長に
なったんだという。背広男性軍はその部下らしい。
彼女は「ドンツゥ~!!」と大声で叫びながら、体をゆすりゆすり駆けてくる、
これはちょっと、危険だな・・とは思った。
ちょっと、面食らうことが多く、わたしはたぶん、ボ~ッ・・としてたんだと思う。
そのスキをねらったかのように、彼女は思いっきりわたしに抱き着いてきた、
ハグ🤗??ってやつですか、
こう、ガバット!!ですね、両手をわたしの背中に回し、
相撲でいうとガブリ四つ、の状態、
まともに体当たり?を食らったわたしはそのまま、よろよろと後ろに・・・
もう少しで、ホームの下の落ちそうなところまでいった。
多分??まわりの手下???たちもそれなりに慌てたことだろうとは思う、
それよりも、こっちが、驚いたのと、何がなんだかわからず、
土俵際というか、ホームの端までおされて、慌てたり、
みんなが見てるので、なおのこと、どうしていいか分からない。
・・・どうやら、彼女もあまりに勢いをつけすぎたことに気づいたようで、
ホーム間際、徳俵のところで、向きをくるっと変えてくれ、事なきを得た。
このシーン、この思い出、
忘れることができない。
最近のコメント