王力雄 『セレモニー』 再び
一週間前にも、この本をとりあげて、今日またふたたび・・・
ってのは、ちょっとどうかとも思うが、
これが、読み返してみてですね、改めて、面白かったので
紹介しますね。
手元にあるのは、
一昨年、2019年5月の出版になってますから、2年目か・・
んん・・・この年のベストテンには入るよねこの作品。
こうして紹介していつも思うのは、別に筋を紹介して
あぁだ、こうだ、となるのは単に全体のストーリー紹介ですから、
それが、目的ではないので、それはそれで、違うな・・とは思うし、
自分の気に入ってるところだけ紹介しても、された方は何のことやら
になるしね・・・
ということで、ごく簡単に言えば、
中国、現代社会の問題、監視社会ですね、そんな中でおきる
中国のトップ、主席が暗殺されちゃいますよ、こんな大事件なのに、この
小説の主眼はそこになくって、
題もその主席が予定していた、記念式典だから『パレード』なんですが、
この式典の最中・・・いやいや、式典をやる準備の前日の演習中に起こる、
暗殺が話の起点です。
李博 リー・ボォ が主人公になってますが、この人あんまり欲なさすぎ
でしょ。
李博の奥さんが 伊好イー・ハォ って、 一号イー・ハォにかけてます??
それで、思わぬ形??で、手に入れそうになる、
この入れそうになる・・・ってところがまた、いいんですが、
民主主義を手に入れそうになる・・・・中国
やっぱり、あんまり説明してても面白くないか・・・
お読みになるのが一番です。
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