『 台湾の主張 』 李登輝
手元に『台湾の主張』李登輝著、がある。
八章に分かれて書かれている。
第1章は、私の思想遍歴。
では、マルクス主義との決別を、
第2章は、私の政治哲学。
民主主義は民を甘やかすものではない、と
第3章は、台湾の「繁栄と平和」の原動力。
「存在」こそが台湾の外交である、と
第4章は、いま中国に望むこと。
「一国二制度」は明確に否定、
第5章は、いまアメリカに望むこと。
アジア世界の十字路=台湾
第6章は、いま日本に望むこと。
大局観のある政治家が欲しい、と。
第7章は、台湾、アメリカ、日本がアジアに貢献できること。
中国大陸を世界に引っ張り出す。
第8章は、二十一世紀に台湾。
「国民サイエンス」の構想
を書き、
李登輝がいなくなった台湾でも・・・の文もある。
言えることは、
彼は生涯を通じて、”政治家”ではなかった・・・と
本人も言っている。
”人”は何処で生まれるかは図れない。
生まれた国が
その人のかなりの部分を形成することは
逃れられない。
こんな人がもし、
中国大陸で生を受けたなら・・・・
それはそれでまた全く違った人生だったのでしょうね。
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