ペットとニンゲンの暮らしについて
「寵物熱」ペットブームに触れて書いております。
さて、そのわたし自身とペットの関係でいうと、あまり
自慢できるものもないし、ペットとの暮らしの時間も自分の時間の中では
そう大きな部分を占めてませんので、ペット好きの人に比べるものもなく
大して考えもないのですが、
この話を閉めるにあたって、
いま、思うのは、先日書きましたが、ニンゲンとペットの始まりはきっと
馬だったと思うんですが、そっから、当然、ニンゲンの暮らしに合わせて
ペット世界は右往左往して現代に至るのでしょう。
中国のペット事情を見ていると、
日本もかつてそうでしたが、中国の田舎のほうに行くとですね、
あれ?この犬飼われてるのかなぁ、それともノラ??というような風景に
出会います。どうも、どっちとも判断しづらいくらい、その犬は繋がれる
こともなく、割と自由にそこらじゅうをウロウロ。
だからといって、はじめてのわたし達に吠えるわけでもなく、我が道を
行くとばかり、ただその辺を歩いていて、近くに来たからといって、
媚びを売るわけでもなく、あっちへ行ったりこっちへ来たり、自由。
ちょっと大型犬で、毛並みは悪くない。でも首輪もなんの装飾?もない。
何か食べモノでも探してるふうで、あれ??やっぱりノラかなぁ~
と、思ってたら、ようやく歩き始めたよちよち歩きの小さな子供に近づいたので
あれ~大丈夫かぁ~、子供が驚いて泣いたりしないのか、その鳴き声に驚いて
今度は犬のほうが余計に吠えたりしないのかぁ・・・と思って見てたら、
よちより歩きの子供が何かにつまづいて、前のめりに転んだ!!
突然で驚いたのだろう、その子が大きな声で泣き始めた、
ケガはしてないと思う。転び方がのんびりというか、ペッタ・・って
感じだったから。
そしたら、犬がその子の背中のあたりを噛んで、
何だろう、起こそうとでもしてるような、そんな素振りにわたしには
見えた。そしたら、遠くからやってきた、その子の母親が、何とか!!と
叫んだ。犬の名前なのか、それともわたしの知らない叱る言葉だったのか、
とにかく、犬に向かって叫んだんだと思う。
それって、叱責なのか、注意なのか、命令なのかも分からないなにか。
と、その子はもぞもぞと立ち上がり、
何事もなかったかのように、別にお礼という風でもなく、犬のほおを
なでている。近づいた母親も子供に触るより先に犬を撫でている。
その光景をみていたわたしは、
あぁ・・・ぼんやりと、
ペットだったんだぁ・・・という思いと、
ペットのニンゲンの関係ってこれが理想かな、と思った。
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