今週の本 - 『ドラゴンスリーパー』
『ドラゴンスリーパー』長崎尚志著 角川書店
別にこの本を今週読んだ、というわけではなくて・・・ですね、
昨日のその・・・セブンペイ不正アクセス!のニュースを見ていてですね、
早速その中国の人の容疑者が逮捕されてるようですが、
そんなニュースや記事を見ていて、突然、この本が浮かんだ。
すでにお読みになった方には、そうね・・と多少納得?していただける
でしょうが、この本と、昨日の事件は直接は関係ありませんし、
本のほうは殺人事件を扱ったものでして、内容はまるで重なりません。
重なるのは、その、日本にいる中国の人たちが、この小説に限らずですね
実に頻繁に小説に登場するようになってきました。
まぁ、当然といえば当然。とりわけ犯罪をテーマにした場合、
その割合が多くなるのもまぁまぁ、むべなるかな、ってとこですが、
わたしが、いつもちょいと不満に思ってるのはそうした中国の人たちの
小説の中での扱いといいますか、描かれ方といいますか、
まだまだ、上手くかかれていない。その上手くは、どう言ったら
いいでしょう、別に綺麗にとか、主人公にせよとか、ではなくて、
ですね、描き切れていない。見当違いの作品も相当ある。
今日とりあげた、この小説では、在日何世かの中国の人たちと
中国本土の闇社会の、幇バンの話がちょっと取り上げられてまして、
ちょっと違う角度から書かれていて、お~こんなのも出てきたか、と
思って読みました。この作品わたしが読んだのは確か去年ですから、
そう古くない本だと思いますよ。
まぁ、昨日突然この本を思い出したので、紹介してみました。
そてにしても、最近ほんとうにこうした犯罪関係、警察関係、
推理小説での中国人登場率はうなぎのぼりです。いろんな本に
でてきますね。そのへんのところを系統的に整理し研究した
そんな書評がないですかね、あったら教えてください。
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