鎮江××酒店の服務員さん
旅をしていて、実に色んな人と触れ合うわけですね、とりわけ
わたしの様な旅の形態はそれを良きにつけ悪しきにつけ、避けては
通れません。そんな、なかで今回の旅も幾つかそんな機会が。
実はその時は写真を撮り忘れました。あとでその事を説明しますが。
鎮江で泊まったホテル。2泊してますね。
最初の日は街を遊んで少し遅い時間に、ホテルに入りましたので
”彼女”が、その時いたのかどうか記憶にない。
翌日朝、ホテルを出て遊びに行こうとしたときは、彼女はいた。
確かにいた。しかも、彼女にこれから行く場所への行き方を尋ねた。
無論、公車(市内バス)で、どう行くかを尋ねた。彼女はちょっと
タクシーで行かないのを意外に思ったようだが、親切に教えてくれた。
その日、帰ってきたときも彼女はいた。
向こうから、「どうでした・・?」な社交辞令的質問は受けた。
この間、ず~っと、会話は中国語。
更に翌朝、チェックアウト。
手続きを彼女がしてくれた。
手続きも終え、まだ時間もあり別に急ぎもしない我々を、
「日本の方ですけど、中国で仕事でもしてるんですか・・?」と
これは、日本語で突然尋ねてきた。
エッ!何?!日本語できるわけ・・
悪いがこんな?日本人がそんなに宿泊するとは思えない、このホテル。
日本語こんなに上手い人がいるんだぁ~というのと、
この二日くらい、われわれに接する彼女のその距離感というか、
日本語ができてもすぐにそれを、それと明かさずに、
しかも、チャックアウトの時のちょっとした会話や、前の日のやりとり
がなかったらなら、彼女は日本語ができることを打ち明けなかった・・・
と、思う。
このあと、ロビーで彼女と少しお話をしてるんだが、
それもあって、とてもこの町での印象は何故か彼女の印象が
いまでも強く残っている。
こうしたことは、この日の彼女に限らず、
ある町のある印象や思い出がそこでたまたま触れ合ったそこらへんの
人にあって、ず~っとそのことが強くいつまでも忘れずにいることが
多い。わたしの場合それが多い。ちょっとこの彼女とのやり取りを
全て書くこともできないし、書く必要もないので、わたしだけの
いつまでも心に残る思い出として、錦江の町はその思い出いまも
残っている。
こうした場合即座にカメラを出して一緒に撮っていいですか??
とわたしはなかなか言えない。言えば応じてはもらえると思う、
思うが、そうしない方がいいのでは・・・という考えも一方にあって、
今手元に彼女の写真はない、ないが・・・・
今思っても、やっぱりこれで良かったと思っている。
撮ったものではなく、この彼女ではありません。
| 固定リンク
コメント