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2016年10月14日 (金)

新・富嶽百景

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   「富嶽百景」
    と、言えば名作・太宰治のそれをすぐに思い出す。
    「・・・どうも俗だね・・」と太宰に言わせたその姿は、時に
   同じように「富士はよくやってるね・・・」と同じく太宰に言わせた
   富士。
     作品冒頭では、広重の富士は・・・と、言わせた富士は
   北斎に至っては・・・というその雄姿は古来より日本人の精神形成
   にまで大きく影を落としている。
     そして、物語はあの有名な
   「富士には月見草が好く似合う」のエピソードなどを織り交ぜ、
    富嶽百景を語る名作がある。
     その富嶽百景にまたまた新しい、景色が。
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    どうやら、増え続ける、富士登山の外国人観光客、
   とりわけ中国人登山客の急増で、変わって来てるらしい。
     なに、富士そのものは、太宰の「富嶽百景」は昭和13年
   だったかな?
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    そんな、富嶽百景も大きく変わった。
     いま、太宰ならどんな「富嶽百景」を書くだろうか。
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    多分、どこかに正確な数字があると思うが、
   とにかく、毎日、中国人富士登山客の数が凄いらしい。
    まぁ、納得はできる。
    われわれが、万里の長城へ・・・と同じようなもんだろう、
   加えて、中国の人たちにこうした山岳信仰のようなものもあって、
   中国国内にあってもよく、高い山に登ってますから。
Photo
    はてさて、
   この先の
    新富嶽百景
   は、どんなになるんだろう。

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