辛いは、美味い・・・にも限度が。
今月号「わたしの見た中国」が取り上げたのは、
辣椒 ラー・ジャォ
お話はまだ、ここにいます。
昨日お話したのは、中国の人たちの、辛さ度合いは
日本人の比じゃない・・・ってなお話で、納得いただけました?
今日お話ししたいのは、
その辛さの正体、辣椒 ラー・ジャォ ですが、
日本の方が一つ間違えている点があります。
それは、この 椒 。
これってほら、胡椒 にも 山椒 のも付いてますよね、
つまり、この 椒 が 刺激物なんですね。
ということで、これの辛いのが、辣椒 ラー・ジャォ。
ってんで、日本の方は、唐辛子ってんですか、南蛮ってんですか、
どっちでも構わないんですが、辛いもんだ!と認識。
ここまで、いいですか?
こっからですね、
コレって赤いのを、辣椒 ラー・ジャォ っていんですが、
紅色に限らずですね、青いのもあるんですよ、
この場合の、青は、日本人の青で緑をさしてますが、
それが、
青椒 チン・ジャォ。
これをまた、ご丁寧に?ピーマンと訳しちゃってますから、
ここんとっからちょっと誤解が生じ始めてますが、
日本人でも知ってる有名料理、マーボー豆腐に並んで
青椒肉絲 チン・ジャォ・ロー・スー。
これって、中国ではあくまでも、
赤でない、椒というだけで、あくまでも、椒の仲間。
そこは譲れない。
ってことは、これもまた刺激的、そして、実は辛い!!
日本人が作る、日本式、青椒肉絲 チン・ジャォ・ロー・スー
は、ピーマンと細切り肉の炒め物、的料理ですが
中国ではどうしてどうして、これも辛い、
時には、辣椒と伍して譲らない辛さのものが少なくない。
油断してはいけませんね。
中国で、青椒肉絲 チン・ジャォ・ロー・スー 頼んだら
とっても辛かったんですよ・・・、とお嘆きのあなた!
それで正しいのであります。
中国の市場に行くと、実に色んな種類の唐辛子を
売ってますね。
形的には、赤南蛮のあの
こんな細めのモノが多いですが、
一つはこれが、色が変わって緑色のやつ、
更にはかなりこれが、大きくなって、ピーマンを思わせるような
太さのやつ、
やたら細長いやつ、と実に様々。
一度、屋台のようなところで売ってるおばさんに、
尋ねたら、その 青椒 も辛いのと辛くないのがあるらしく、
それって見分けることができるらしい。
でも、辛くないのはあんまり売れない、と言ってた。
・・・ということで、
今日は、
青椒肉絲 チン・ジャォ・ロー・スー
は、中国では辛い料理なんだ!
ってことを学んじゃいましたね。
明日はその辛さ、そう、その味について。
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