辣椒ラー・ジャォ、トウガラシ、南蛮についてー 10月号
ウェブ版10月号「わたしの見た中国」は、
こちらの話題。そう、
中国語では辣椒 ラー・ジャォ ですね。
辣にもうすでに辛いの意味がありますし、
辣油ラー油なんてので日本語でも定着。
椒の方は、胡椒のこの椒ですよね、
で、この前についてる胡の字は中国語では西域からの
もの付けられるので、中国でも古来のものではなく、
伝来もの、という意味でしょう。
日本でも同じように、
トウガラシのこの唐辛子と表記される「唐」は、中国のその
時代というか中国そのものを指すのではなく、外の国と
言ったもう少し広い、唐人と使ってたくらいの広がりの
外から来たもの、といういみでしょう。
南蛮がそれを補完してます。南蛮渡来ってやつですね、
つまりは、外からのもの。
ということで、今月号「わたしの見た中国」
を更新しました。いつも通り、まずは、今月号の文をご覧ください。
文で書けなかったことをこれまたいつも通り書いておくと、
中国の人が、この辛いのが好きだ!その程度もちょっと度を越してる
ってのが、今月号の文の大まかなところですが、
この辣椒、どうやらその食文化だけではなく
結構暮らしの中にもいろいろ入っていて、
そんなに好きなんだぁ~と思わせるものがあります。
中国でよく、この辣椒を携帯ストラップとか、車にぶら下げるあれは
何というんですか?飾りに、
或いはなにかの模様に使ってたりします。
あれってどうやら、中国の人の 紅色 好きが、
関わってるようですが、
更にこの紅色は、どうやら魔除けにもなってるらしく
あの正月飾りや、いろんなところで、紅 が目立ちます。
唐辛子の収穫期にちょうど、そんな中国の農村を通るバスなんかで
旅してると、農家の軒先に真っ赤なトウガラシがぶら下がっていて、
それはまるで一服の画のようで、
綺麗だな!
と思ったことがあります。
無論それらは、食用でこんなに大量に作ってもまだ
足りないくらい消費するんだ、とそっちへ考えが行くとそれはそれで
また感慨があります。
ということで、今回は主に食べる方の唐辛子、
南蛮についての考察です。
どうぞ、ご覧ください。
謝謝!
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