中国旅行・江南の春を求めて⑳ - 江南の古鎮
さて、どこへ行こう?
もう少し、宜興イー・シンを見たい気もする。それならば、もう一泊だ。
有名なこの町を見たいと思ってやってきた。
その目的は達した。あと、先に書いた竹林が美しい場所や、全く宗教心は
ないが、仏教徒なら行くべきこんなお寺もある・・・。
あと、旅の目的は・・・江南の春をぶらぶらすればいいだけなので、
この付近をのんびり歩いていれば、十分に「江南の春」は満喫できる
だろう。だとするなら、あとはこの近くの古鎮をめぐり歩けばそれで目的を
達する。もう移動は近距離のみ。
せいぜいが、1時間くらいの移動だ。
「江南の春」の春、とは・・・江蘇省の南部、を指し、古鎮が多い。
その多くは、水と関わる。
水郷の町、そして、南なので春の訪れが早く緑が映える、
それを際立たせる白壁の旧建築物が、その代表だ。
この町宜興は太湖が近くにある。水は豊富だ。
とりあえず、またまた移動の為に、バスターミナルへ。
きっと、蘇州が近いので、そこが中心となるはずだ。蘇州は何度も訪れて
いるので、観光の必要はないし、蘇州は古鎮とは言えない。
そういえば、蘇州に地下鉄が走るようになった・・・・らしい。
この町(蘇州)は観光地として名をはせているので、多分、それらの収入も
あって、市の財政的は潤っているのでしょう。
宜興を離れる。もう来ることがないかもなぁ~・・・と思うといつもどの町も
名残惜しい。
蘇州までの切符は直ぐ買えた、49元。ちょっと高くないか、これ。
蘇州もそこそこに大きいのでまたまた、バスターミナルが分かれている。
ちょっと大きなバスターミナルにはこうした
充電器が備え付けられており、携帯の充電
サービスがされている。
ここはたまたま人がいなかったが、どこも
この周りは人がいっぱい。
でもほら、充電ってさして直ぐに充電が
なるってもんでもないので、充電の間は待たなくちゃ
いけないわけです。
・・・ってことは、そんなに早くにバスターミナルに
やってきて、出発のバスを待ってんですかね?これもきっと、
バスの切符が手に入りづらいころの名残りで、だんだんそうして
バスを待つ人が少なくなってきているのかも・・・。
前に何かの時に書きましたが、
中国の人の、旅または移動を見ていていても、前と大きく違うのは
その荷物。以前は移動と言えば必ず大きな荷物を抱えて移動してのが
今はホント、殆ど大きな荷物を抱えてる人がいない。
変わった。
バスで移動する人がグンと少なくなった。
一つは、マイカー移動が増えたから。近距離は特に。
二つ目は、遠距離は今度はバスが敬遠され、早い列車・動力車へ
移った。中国式新幹線がその輸送を担っている。
どこも新しい駅は同じ、
あぁ~今頃は、ハコダテでも新幹線駅が注目を浴びてるだろうなぁ・・
と思いながら、
蘇州へ。蘇州は観光しないので、こっから田舎へ。
南駅から北駅へ移動。都市を縦断する。
流石にこの時点では、目的地を定めなくはならないので、
つぎなる古鎮は、木瀆ムー・ドゥ・・・・ 知りませんよね、
日本の観光ガイドブックに載ってるのかなぁ・・・、
蘇州の郊外、ここもまた水郷の町。
このあたりには、こうした似たような町がいくつも存在している。
路線バスでも着くが、たまたま、バスターミナルに荷物を預けて
観光してここへまた戻り、蘇州で一泊か、更に移動できれば次の
目的地へ,・・・と思い、急いでもないのにタクシーで移動となった。
荷物を預けようと思ったら、コレ!コイン式自動ロッカー。
んん~こんなものが出来たんだぁ~
結局荷物はもったまま、大して大きな荷でもないので、それは
構わないのだが、なんだろうなぁ~、人は沢山いるんだから何も
こんなところまで器械化しなくとも、人間が預かってくれる預かり所は
ないものかと探すが、これがない。
・・・ってことで、荷物をもったまま外へ出て、タクシーを。
これが、またまた失敗。先にも書いたように、中国のこうした観光地の
タクシー運転手さんは申し訳ないが、悪い人が多い。多すぎ。
料金をボル!なんてなのは常識?で、
今回の運転手さん、女性。目的地、ムードゥは直ぐに分かって発車。
先に書いたようにちょいと郊外なもので、この運転手さんも帰り空の車で
帰るのが嫌さに、そのわたしたちの行きたい、古鎮、老街ラォ・ジェの
入り口に着かないうちに此処だ!と言って自分の帰りに都合の好い所で
わたしたちを降ろし、蘇州へ帰るその客をその近くでつかまえ様・・・
という算段みえみえ。
老街の門までちゃんと運んでくれなくちゃ、降りないよ・・・というのに
向こうも頑固で、ここが老街の反対側の入り口だと言ってきかない。
こっちは、始めての町で地理不案内。
彼女の言う事はウソではなかった・・・ウソではないが・・・
こっちから古鎮に入る人は滅多にいない。
古鎮そのものへの入場券は要らないらしいが、その内のいくつかの
景点ジン・ディェン(観光スポット)を見るには門票モン・ピャォ(入場券)が
要るタイプ。
結局正門まで一旦歩いて、また戻る・・・ということになる。
車なら大した距離じゃないとないと思う、なんでこんなところで降ろすかなぁ
ちょっと、この町の印象をまたまた悪くするような運転手にぶつかっちゃった。
が、断っておきますが、この老街そのものは、素晴らしかったんですね。
なかなか好かったこの古鎮の
どう素晴らしいかのお話はまた明日に。
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