中国旅行・江南の春を求めて 26 - 離開同里
江蘇省・古鎮・同里トン・リーを離れようとしています。
総じていえばこの町、かなりレベルが高かった。
とりわけ、ここで触れ合った人たちは思い出深い。
たまたまでしょうが、とっても好い人たちだったし、とても礼儀をわきまえ、
穏やかで、親切だった。それだけでも、この街に来たかいがあった。
着いた直後に会った、そして、親切にも自分が先導してくれて
宿まで案内してくれた、彼にはその後結局この古鎮の中では会うことが
できず、ちゃんとお礼を言っていない。
ちょっと心残りだが、そうそう上手くは会えないだろう。
ここで、お礼を言っておこう。
本当にああしたちょっと困っているときに差し伸べられた親切は
嬉しい。それも無償の親切であり、結局わたしは彼の名さえ知らされて
いない。同里の人だとは思うが、とても感謝している。
宿の小姐にもお世話になった。こうした民宿タイプの宿は増えている。
それだけに客との距離が近い。その分、そこの主人の果たす役割は
大きい。彼女が何といっても印象的なのは、中国の人であんなに笑顔を
いつでも見せている人は少ない。
どんな話にも笑顔で対応してくれた。サービス業の鏡だ。
夜、食事に言ったお店の、大爺ダー・イェは朴訥そのもの。
なのに、ちゃんと気遣いはしていて、それとなく、ちょうどいい具合に
寄って来ては何かに世話をしてくれていた。
他にも結局はわれわれは、宿泊しなかったが、着いた日最初に見に
いったあの素晴らしい改造ホテルのフロンのお兄さん。
あなたのああした対応はわたしは、都市部のそれなりのホテルでも
体験したことがないです。素晴らしい。多分?彼は外国を知っている。
実体験として知っているのか、知識だけなのかは分からないが、
ちゃんと分かっている。ホテルフロントマンの何たるかを。
退思園トゥ・スゥ・ユァン、 の中で知り合った男性。
文革もどき館の前で、わたしに、カメラのケースがポケットから
落ちそうですよ!と注意してくれた、おばさん。
みんなみんな、とってもよくしてくれた。
帰りに、ホテルに預けた荷物を取りに行き、彼女から、
同里の次はどこへ・・・?尋ねられた。
実はまだ決めてない・・・・と、言うと、彼女は笑って、
そんな旅もあるんだ~・・・と言った。
いずれにしても先ずはまたまたバスターミナルへ、でしょ??と彼女。
三輪車を呼んであげようか??と言われた。
えぇ~・・また、三輪車。あれあんまり好まないんですよね・・・
でもまぁ、大した距離時ないし、少し歩いて疲れてもいるし、
じゃぁ!ってんでお願いしたら、早速電話。
ホテルの小路までは入ってこないだろうと思って、外へ出ようとすると
大丈夫!!ここで待ってて・・・って、え~こんな小路に入ってくるの
・・・と思っていると、入ってきちゃいましたよ。
Uターンできないので、ホテルの庭まで一回入って、方向転換。
その三輪車タクシーの運転手さんもまた、好い人だった。
多分、古鎮の中は車の乗り入れが制限されているのかも。
他に車もいないので、安全。
のんびりしたスピードで、
急ぐのか??と訊かれたから、全く!!と言ったら、
さらにのんびり走ってくれた。
周りの景色が目にやさしい。
人々もやさしい、街でした。
つぎなるは、またまたこっから遠くない、銀渓イン・シィ
という古鎮に向かいたいのだが・・・確か・・・
直接のバスがないような・・・・
| 固定リンク
コメント