中国旅行・江南の春を訪ねて 22 - 同里へ
ちょっと半端な?時間に見終わっちゃった木瀆ムー・ドゥ・・
まだ名残惜しいが、ここはこれで、これ以上の広がりは無いらしい。
この古鎮の中か傍にある、ホテルを探しても良かったのだが・・・、
午後3時を回っている。このあたりの日暮れは少し遅い。
明日朝移動するより、先に移動しておいた方が・・・、
この近くにもう一つ・・・というか、古鎮が幾つかある。その一つ。
同里トン・リーが近い・・・・はず。
ただ、何処へどう行けばバス停があるのかが分からない。
この辺を歩いてる人は矢張り同じく観光客だろうから、知らんだろう。
それに彼らの多くは大型バスで運ばれてきている。
地元の人は地元のひとで、あんまりそうした移動はしないのか、関心が
ないのか、近くへの移動の方法を意外に知らない。
旅行案内書の小姐に尋ねた。彼女もハッキリは分からないらしい・・。
同僚が同里近くの人で時々帰ってるけれど、彼女は今日は勤務してない。
まさか、電話してまで聞いてくれ・・・とは言えない。
・・・ということで、なんでもこの門を出て左に××メーター位行ったところに
バス停がある、でもそっからは乗り換えなくては行けない。その先のバス停
は少し大きいので、そこで待ってれば??同里行きはくるだろう・・・・、
・・・・だろう・・・って、そんなぁ、不確かな・・・、まぁでもそれを手掛かりに?
没方法、移動です。・・・とその前に、ちょっと腹ごしらえ、
バス停を探しながら、たまたま入った麺やさん。
綺麗なお店が増えてきた。以前に比べれば・・・だが。こんなところにも。
それに、頼んだラーメンの丼がオシャレ。んん・・・どこで買うんですかね
こんなオシャレな陶器。お味も・・・、店も清潔、・・・変わった。
ついでに・・・同里への生き方を尋ねる。どうやら矢張り店の前のバス停
からのバスで行けないらしいことが判明。
とりあえず、教えられた通り、三区乗って降りて、降りたバス停で待って
待ってると・・・来るだろう・・・と小姐が言ってたバスが来ましたよ!
正しかったんだぁ~と、納得。
同里が終点らしい。路線バスというよりも・・・直通バス??
よく分からん。とにかく、同里まで運んでいただけるなら、ありがたい。
・・・と、この様に、わたしは実に度々、ほぼ毎日のように、道を尋ね
場所を尋ねては歩いてるわけですが、
どうでしょう、本当の事を教えてくれる人と、間違いと言うかウソ?と
言っていいのかなぁ、全然違ったことを教えてくれる?割合、
これが、結構悩ましいくらい、ウソを教えられる。検証すればこっちが
悪い場合、例えば通りを数え間違えるとか、聞き間違えるとか、の可能性
を考慮しても、不確かな情報で惑わされる確率はほぼ五分五分かも。
どんな人が確かで、どんな人が怪しいかも、一概に言えないし分からない。
まぁ、わたしのようなこんな旅行の形態は珍しいだろうから、一概に悪く
は言えないが、中国の人たち意外に自分の町や近くの町に興味がない。
加えて、その町についても、案内板や、記載が少ない。少なすぎ。
何処を見ても、な~にもヒントがない。
・・・・と、結局人に尋ねる。・・・で、尋ねられた人が・・・と、また振り出しに
戻る。これで、結構時間を無駄にしている。
・・・・ただ、それが無駄かどうか・・・・は、決めつけられない。
実に度々、旅の途中で、あぁ~あっちの路を通れば・・・とか、
もう少し早ければ・・・なんてなことは、始終ある。これからもある。
わたしの旅はそうした、間違いや偶然そのものをも楽しめなければ
成り立たない。
もしも、もしも、その場所に、その時に戻れたとしても、戻った時には
その時とはもう、時間も自分の考えも違ってるわけで、必ずしも後に
なって考えた、あぁ~あの時に・・・と思った自分とは違う位置にいる。
ということは、いまあるこの偶然がその全てでありそれらを全て受け入れ
てこそ、先がある。
・・・・これって、旅に限らず、普段の暮らしの中でも同じことが・・・
ただ、ちょっと時間配分を間違えて、着いた頃にはもう日が暮れなずむ
事となっていた。
これは・・・・不味い!!
まだ、宿も決まってない。
またしても、始めての土地、
右も左も分からない!!
どうしよう・・・・、この古鎮の中にだって、宿はあるだろう。
んん~・・・困った。ちょっと、困った。バスを降りても、その周辺に
ホテルらしき灯りはない。
どっちへ向かえばいいのかも、皆目見当もつかない。
この町の大きさも分かってない。
ピンチか??
・・・と、その時・・・
この先はまた明日。
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