中国旅行・江南の春を求めて 37 - 雨中的古鎮
周荘、ゾォゥ・ズァン
夜、7時。
食事をしてるあたりから、きっと降り始めたのだと思う。
食事を終えて外に出て初めて気づいた。
雨だ!
そりゃそうだろう、もう旅に出て10日以上が経っている。
その間、移動はしていたものの、一度も雨に降られていない。
久々の雨だ。
そういえば、ここのところ、宿でテレビを見ていても、天気予報
なるものに注意を払っていなかった。
急いで宿に戻る。
その雨は、闇が濃くなる成る程の激しくなり、
音を立てて降り始めた。
宿は、平屋で、旧建築物を改装してできているので、
部屋の中こそ、近代的?で綺麗だが、屋根はどうやらいじって
ないらしく、屋根裏が狭いのか、雨音がかなり大きく聞こえる。
それほど、激しい雨なのかも知れない。
と思った。人のあるかない、この古鎮の路地・路地を当てもなく
勝手に歩いてみたい・・・・と、突然思った。
散歩に出ようと思って、支度を始めたら、連れに止められた。
危ないから・・・と言う。
危なくないだろう?こんな日に外にいる人は少ないし、
古鎮の中はこれで治安は好い方だろう・・・と・・・は言ったものの、
雨音は更に激しくなり、これは豪雨だ。
結局は、宿の玄関口から外を覗いて、
散歩は止しにした。
部屋に戻り、ベットで本を手に、雨音を聴きながらうとうと。
あぁ~、こんな雨の日はあの本が読みたかったのにな、と
以前に読んだ本を思い出し、
この雨音じゃ寝れないんじゃないか??と思ってたら
いつの間にか寝てしまったらしい。
翌朝。
一雨降ったあとのすがすがしい空気を吸いながら、
雨にまだ濡れている石畳を踏んで散歩した。
雨は既に止み。
昨日のあの激しい雨音だと、かなりの量の雨が降ったはずだが、
堀割りの水嵩には影響がないようだ。
雨上がりの空気は、しっとりとしていて、気持ちいい。
さて、次は何処へ向かおうかな・・・と考えながら歩いていた。
そろそろ、帰る準備もしなくては。
帰国便は4月3日だ。
前日には上海に戻っていたい。
・・・となれば、あと一か所くらいは・・・などと、
考えを巡らせながら古鎮の中を散歩。
さて、どうしよう・・・。
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