中国旅行・江南の春を求めて⑱ - 宜興の夜
宜興イー・シンの夜・・・
と言っても、そっちの方?の話ではなく、ただの夜。
バスで戻った宜興街はもうすぐ日が暮れようとしていた。
この町のバスは色も統一され、なかなかよくできてるようだ。
あちこちの町を歩いて思うのは、こうしたその町のその町の行政の
有り様というか、手腕というか、そんなものも垣間見えてくる。
バス停も整備されていて、乗りやすかった。
さて、街中に戻りました。
実はあとはもう夜の食事をしてホテルへ戻るだけ。
・・・とその前に、こんだけ茶壺チヤ・フーがあるってことは・・・
お茶だって、そんだけ美味しいのがあんじゃないの・・・と、思うが
意外に、茶館や茶葉を売っている店が少ない。
これは・・・歩いてる地域がちょっと違うのかも知れない。こうしたことは
旅の途中、どこも初めての町なので、度々ある。
あったら入ればいいし、なかったらそれはそれまでだ。
ただ、これまた時々あるが、あそこまで行ってあれを逃したか!ってな
ことを帰ってから、本だったり放送だったりで後で知るとちょっと悔しい。
・・・で、今はあそこまで行って、宜興で美味しい紅茶を飲んで来なかった
のがちょっと悔やまれている。
もう一つは、近くに竹林があってそこを翌日にでも行こうかなぁ~と
漠然と考えていたら、連れが・・・単に竹林でしょ・・・というので、結局
行かなかった。
これも悔やまれている。
竹の葉の緑は、若い葉は特に独特の色合いと、その葉が重なる色
そこへ指す木漏れ日、そんな風景は特に北国に住む者にとっては
珍しいのに・・・、
ということで、こんなに竹林があれば、
この時期!竹の子がとれる。それも新鮮な筍。
それを使った料理の方は逃さず食べれた。これは美味しい。
なんせ素材が好いんですから、黙ってたって美味しい。それに色々
手を加えて供される筍料理、いやいや~美味しかった。
たまたま入ったお店は・・・名も忘れた。
ちょっと古そうな佇まい。
余り飾りもないごくごく普通のそこらへんの料理やさん。
店内も基本、やるき?がない・・・テーブルは綺麗に拭かれてないし、
注文を取りに来た小姐も、こっちを急がせるばかりで、気もそぞろ。
これは・・・?ってな質問にも、的確に答えてくれない。
筍料理を食べたい旨を伝えると、今ならこれでしょ・・・みないな・・
説明なしの伝票にもうそれを書き入れる。
まぁまぁ、お勧めなんでしょ・・・と、次にこの店の・・・と尋ねると、
あぁ~、この料理、お客さんは辛いのが好きそれとも辛くないのが・・
ってんで、全くの彼女のペースで料理は決められたが・・・・
なんと!!これが正解!!
これだから、中国は・・・、何が正解でなにが・・・が分からん。
彼女がほぼ勝手に選んだ料理は、
全く愛想無く運ばれてくるが、どれも極上の美味しさ!!
ちょっとちょっと、こんなに美味しんなら、
もう一品頼んでみる・・?とは思うが二人とも、その量の多さにもう
無理!!
ギブアップ!!
じゃぁさぁ・・・頑張って、なんかデザート的なものを頼んで見ようよ・・
って、あるのかなぁ・・?そうしたもの。
彼女を呼ぶ、
果物ですね!!って彼女は言う。いやいやその~果物そのもの
ではなくですね、食後のその・・・ちょっと甘いののような・・・
あいよッ!と彼女は行った。中国では、好的ハォ・ダ!と。
大丈夫か?あの娘、判ってんのか・・・?と待ってると・・・
茶器到来。お茶も・・・入れてくれる・・・・
どうやら、お茶とセットらしいのは推測?がついたが
このあと出てきたのが
これ。どうやらもち・・・? これですか?と彼女に言うと、
これこそ、芒果よ! と言われた。
確かに!!
マンゴーだよ。マンゴー餅??
そして、うかつにも始めて気づいたんだが、
上のよく見る茶器のそのデザインそのものが
マンゴーを形作ってることを知らされた。
そんだけ古くから生活に密着したものだったんだぁ~と
感嘆し、ホテルへ戻る。
さて、明日はどうしよう・・・・
またまた、作戦会議だ!
夜は作戦会議の時間でした。
で、結局次の日はどうなったか?というお話をまた明日。
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