中国旅行・江南の春を求めて⑧ - 諸葛八卦村
浙江省・金華市、3月25日。曜日??旅に出ると曜日が分からなくなるし、気にも
しなくなる。日本を旅立ってから・・・でも、まだ三日目だぁ!
流石に大分南に来ましたので、暖かい。着ているものの調整が必要。
で、南なので果物が・・・・って、話まで昨日辿り着いた。
さて、今日の目標??は、こっから何キロかなぁ~、ちょいと離れたところにある
地図で言うと、上の方浙江省県堺の方にある村ですね、こ
諸葛八卦村!!目指すはここです。
この名前の通り、あの!諸葛孔明ゆかり・・と言ったところでご本人、孔明は
一度もこの地に足を踏み入れたことはないのでしょうが、その子孫・・・歴史好き
の人は別にちょっと当たってみてください。
・・・とにかく、その村のほとんどが「諸葛ズゥ・グゥ」姓を名乗るという村。
(中国でのこのように姓が二文字というのは珍しい方の姓で、その殆どが
ご存知のように、張さんだの、李さんだの王さんだののように一文字姓)
と、村のその設計??が変わってて、八卦バァ・グァに因んでる・・・らしい。
これが、行く前までのわたしの事前知識。何でも日本の某国営放送でも
この村を取り上げた番組をやったらしい、が残念ながら見ていない。
それとは別に、中国・古鎮グゥ・ヂェン(古い村)好きのわたしとしては、
それだけでも行く価値あり!!
駅前ですから、タクシーが止まってますよ。そのうち
ちょっと外れたところの一台に目をつけて、その昨日
の情報ではどうやら、必ずバスを乗り換えないと行けない
らしい・・・それには先ず、南バスターミナルへ行って
蘭渓行きへ乗り、そこがバスの終点で、更にそっから
ローカルのバスがっていうか路線バスで村まで・・・が
正当?な順らしい。
てことは、先ずはその南バスターミナルね・・・、つかまえたタクシーの運転手さん
朝からハイテンションで話好き。「南站へ!」と言ったら、金華の町は南站だ西站
だ、新しく動力車駅だ、と次々に駅が出来て勝手に名前を、北だ南だ西だ、と
付けて「太随辺・・タィ・スィ・ビェン・・・(勝手すぎる)・・」の一くさりから、金華市の
道路事情とつながり、話続ける。こっちがつまらなそうなので、「旅行か?
何処へ?」って話を向けてきた。「諸葛八卦村へ」のわたしの返事に、・・・
またまた、先日台湾からの客を乗せてあの辺りを細かに一日乗せて、二百元で
回った話。早い話が、お前らも二百でどうだ・・・が言外に。
多分、半日くらいですむはずだし、急ぐ旅ではない。バスだよ、やっぱりバス。
南駅到着。結構やっぱり街を横切るのに時間かかりますね・・。朝だから??
知らない街をこうしたいつも走ってると、距離の感覚がおかしい。人間の感覚
として、知ってる道は事前の知識があるから短く感じ、知らない道は遠く感じる、
・・・にしても、まぁ、みんなこうしたターミナルは街のはずれに設けてるので
しょうから、端からはじの移動だったのでしょう。
蘭渓行きバスは、1時間に2本はあるらしく(それ位近い町で移動の人が
多いことを証明)時刻表もなく、切符を買ったら勝手に次の便の発車を待って
次の便を表示したゲートのところで待つ方式。直ぐに時間になり乗車。
どれくらいでしたけねぇ・・・このバス。途中でお客さんを乗せたりしてました
から、完全にこの二都市間輸送バスですが、途中の客も乗せます。
蘭渓は金華より更に小さな地方都市。人口分からず、
なんか田舎に来たなぁ・・・感が漂う町。
バスターミナルが終点で。更にこっから、ローカルの
バスに・・・。
切符を事前に求めようと思ったら、近距離らしく、
乗ってから払うやり方らしい。
中国・・・とにかくこの辺の表示がな~にもない。どこにもない。
中国の人や、中国の旅行客だってこれじゃぁ困るだろう・・・と思うが、
全く改善の余地なし。
その点、日本はまだ遅れてるとは言え、最近一生懸命、アジア圏からの
お客様の為に・・・てんで中文パンフや表示を増やしてますからね、あり
がたいでしょ??
何度かまたまた人に尋ねて、ようやく八卦村行きバスが判明。
ホントに路線バスだった。
しかも、この日このバスに乗ってこの八卦村に観光に来たのは私達だけ。
次は八卦村!!・・と言われて、「降ります!!」ってんで降りたのも私達
二人だけ。しかも・・・そこは、ごくごく普通のバス停なんで、
な~んの表示も無!!えッ!!ここ??ここで間違いない??
大丈夫かぁ~・・・と不安になり、どうしたもんか・・・と思ってると、
奥さんが、道路を挟んだ迎え側にある「諸葛八卦村」の石の彫刻を発見!!
でかした!!奥さん。でもこれ、何の飾りもない?ただ字だけの石刻が
道路脇にポツンと・・・、中国ないんですよね、こうした表示が。
ホラ、これですもん。
さらに村はこっから、脇へ入る。だ~れも歩いてない。
車も来ない!
またまた、大丈夫かぁ・・・と不安になる。
5・6分歩いたら、急に目の前に広い駐車場が!!
そうかぁ、みんな団体さんは専用バスでくるんだよ。
こんな路線バスで来る観光客のことなんて全く
考慮してないし!!
しかも・・・入り口は、しっかり近代的事務所とその後ろにはお土産屋さんが
併設されたゲートがあって、入場券取られます。
・・・・んん、こんなとこはシッカリ??してんだよね・・・。
とりあえず、無事「諸葛八卦村」到着!!
よかった、よかった。
どっか、国内からの大型バスで入り込んだ観光客の後について、
入場。うらうらとした日差しの中、
村ですからのんびりしたとしたもんです。
入場の門を入ると、ひとくさりお土産売りの店などがならんでましたが、
そこを過ぎれば、村の中心へ・・・
ところがこのあと、この村でもわたしたち二人を試練が襲う・・・
ってなお話をまた明日。
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