「自給率」向上は、一日にして成らず
「自給率」を高めるには、それなりの時間がかかる。当然だ。
「自給率」に限らず何かことあるごとにその解決策を見出し、そこへ
辿り着くまでにはそれなりの時間を必要とする。
いわんや「自給率」が低いのはその時間を端折ったところにも
その原因はあるのですから、当然。
また、そのここで取り上げている「自給率」は人間の問題。
早い話が人材レン・ツァィを培養ペェィ・ヤン(育て上げる)とこに
あるのですから、より時間はかかる。
じゃぁ一体、どんくらいかかるの?って話。
いっと最初に、日本のここで取り上げている、観光部門での
中国語が出来て中国圏観光客を相手にできる「自給率」は、
日本で言うと大豆の自給率??くらい、とお話しした。
せいぜいが10パーセント。
ついでに、その大豆でさえ、「自給率」を上げるとなれば、そう
その作付準備からなにから、安定収穫まではそれなりに時間が
かかる。何度もいうが、いわんやニンゲンだ。
どんだけ、かかるんだろう・・・・と不安に思われるかも知れない。
でも、そこはわたし個人は意外に楽観的で
みなさんが恐れているほどにはかからない、
と思っている。
大豆を例に出したので、そのまま受けると、
大豆と同じくらいには・・・と思う。
それって、何処が育てるの?という
話だが、これちょっとまたまた話すと長く
なりそう。簡単に・・・・
学校教育に期待する。それも分かる。分かりますよ、種から育てる。
そりゃまぁ育つでしょ、立派に。
でも、この学校教育に余りに即実践という目線での期待はこれまた
違った弊害??がある。ここではその弊害は省略。
だとするなら、いまいま必要とされている現場で育てる。
これが早い。
昨日書いたように、日本の財産は何かと言うと、ヒトなんですね。
ずっとその他のものでは「自給率」を無視?してでもヒトは大切に
してきた。(ここんとこそれが怪しくなってきた、というところまで書いた)
つまり、日本では社会人になって、会社と言う組織に入ってなお、
教育を続けてきた。
それをやらなくなったは!!ここでも「自給率」の問題なんですが、
自社で自分のところの社員をまかなうことをしなくなった。派遣って
やつですね。他からもってくる。
これだと、自社で教育などしなくてもいい。
コンピューターの操作に長けた人を必要とするならそういう派遣社員
を入れる。なんでも、頼めば出てくると思ってる。
ここに問題がひとつ。
そうはいっても社員はいるんです。ですから、この人たちを育てる。
それが一番の早道。
実は、そうした動きも徐々にあって、
あちらこちらで、そうしたお話もさせていただいておりますし、
要請があれば、伺ってそうした人たちに中国語の話も、或いは講座
なんかも開催させていただいております。
その時、いつも言ってるのは、
全部を把握する必要はないわけで、
自分の関わる部分での、言語を先ずは習得できれば、
あとは、母語(日本語)では豊富な知識と経験をもうその職について
おられればお持ちなわけですから、その心配?はない。
つまり、実はそんなそんな沢山のことを話すのではなく、
必要なことが適切に伝わればそれで、
あるいは、こちらの熱意というかおもてなしが伝わる、
それで、十分!!
その「自給率」を上げたい。
ただ、それにはそこへ一歩足を踏み出していただかないことには
だれかが、だまっていても上げてくれる、ということはない。
ついでに?宣伝させていただきます。
函館日中友好協会では、「中国語教室」を開催しております。
今年もまもなく、4月スタートです。
こうした場に、関連企業さんで関係する方に例えば、
ここへ行く時間を確保してくれる。出張扱いとなれば大げさですが、
この日、月曜の夜だけは定時にこの講座を受講するかたを返して
いただく、
或いは、費用を負担していただく、
などしていただけますと、受講に来やすくなると思います。
函館日中ではただいま受講生を募集し、お待ちしております。
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