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2015年12月 4日 (金)

政府・民間資本連携(PPP)方式

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  これでもう止しますが、まだ先日来の話題を引きずっておりまして、
 お付き合い下さい。
  手元に、国務院総理 李克強 「第12期全国人民大会第3回会議」
 『政治活動報告』の文がある。
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   これは、かなりの量の報告文で、
 会議席上読み上げられたものを日本語訳が出来たので、日本語として
 どうか、表現法としてどの程度のものか、誤りはないか、見てくれ、と
 言われたが、わたしにそんな能力はないし、きちんとその方面の専門家
 がそれは携わってすでに出来上がったものを、まぁ、全く学のない
 わたしの様な者でも読み取れるかどうか、ちょっと見てみてよ!ってな
 くらいの依頼だと思い読み始めた。
   先ず、量が先ほど言ったように多い。A4印刷でこれかなり活字ポイント
 が小さいので、ポイント10かその下のでびっしりと書かれて約20枚。
   疲れた。
   何処が大変か教えろ!ってあなた!!どこも大変ですよ。
  これ、日本語にしたせいもあるでしょうが、中国語でもかなり難解。
  会議の席上これが、一回ですんなり判るってな人は羨ましい。
  まぁ、政府の正式報告書ですからね、難解なのは多少覚悟?しては
  いるんですが、それにしても・・・。
   使われてる用語も、活字を目で追っててもときおり目が止まる。
  とまったきり動かなくなる。
    これを日本語に訳した人は凄い!
  例えば、・・・区間コントロール(経済の動きを合理的な範囲内に保つため
  の調整)を土台としてターゲット・コントロール(対象を特定した調整)を
  実施し、経済の安定成長を保った。・・・・・や、
    この今日の表題のところ、途中から途中で申し訳ないですが、
   眼目のところは、こんなんです。
   ・・・・ 多くの対策措置を講じて投融資体制を改革する。「政府審査・
   許可投資プロジェクト目録」の適用範囲を大幅に縮小し、審査・許可の
   権限を下部へ移譲する。投資プロジェクトの事前審査・許可事項を
   大幅に削減するとともに、投資プロジェクト審査・許可手続きのオンライン
   一括処理を実施する。民間投資の市場参入条件を大幅に緩和し、
   プライベート・エクイティ(PE)ファンドの発起設立を奨励する。政府は
   投資助成、資本金注入、基金設立などの方法で、民間資本の重点事業
   への投下を誘導する。鉄道発展基金の活用を突破口にして、鉄道事業
   への投融資体制の改革を深化させる。インフラや公共事業などの分野で、
   政府・民間資本連携(PPP)方式パブリック・プライベート・パートナーシップ
   を積極的に推し進める。・・・
    ってな文が永遠?続くわけですよ。ね!大変でしょ。
   難解さの一つの要因に、その用語があります。
   加えて、これも用語の問題ですが、外来語の大量注入、
   その言い回し、
    どれをとっても、判りずらい。
    まぁ・・・どんだけ判りやすくするか?はまた別問題で、
   それを求めていない!と言われればそれまでですが、
   いくら母語、中国語だってこんだけ難しい文を読み上げるのだけでも
   かなりの時間かかりますから、
    その間、辛抱強く?あの会場でずっと聞いている代表の人たちは
   偉い!
    そのうえ、誰一人寝てる人なんていない!!
    日本の国会と比べるまでもなく、
    他人はどうあれ、自分は無理だな・・・と思う。
   寝ちゃいそう。
    ということで、わたしは中国の人民大会代表には絶対ならないで
   おこうと思っている。
    で、全体を通してわたしが判ったのは、
   政府が、国家が、前面に出てくる内容だった。
    国家統治、最近ガバネントなってなこと強く言い出したり、
    これ、中国に限らずでしょうがここのところに世界の指導者が、
   みなみな、強い指導者!!を標榜し目指してるのは、社会がそれを
   求めてるのか、彼らが社会をそちらへ導いてるか、
    いずれにしても、なんか危なっかしい、
   というのが、判った。

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