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2015年12月12日 (土)

今週の本、 大沢在昌作品の中国人たち

  大沢在昌 おおさわ ありまさ

 この作家に気づいたときはもう既にこの作家の作品の中には
 必ずと言っていいほど中国人が登場していた。
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 代表作?とも言えるこの作品のイメージが
 強いのだが、このシリーズだけでも何作も
 あって、そんなに熱心なファンでもない
 わたしでも、このシリーズだけでも確か
 4冊は読んでいる。
  東京、新宿、となれば、時代を反映して?そんな
  中国人や中国人組織が登場してもまぁかなりの
  現実味はある。
   実際にこんな人たちが跋扈していそうだし・・・。
  ただ、ここに出てくる中国人は中国組織のボスたちは、
  かなり典型的なというか、作品中では・・・というか、
  今の社会ではかなり個性的な人たちなんだろうが、
  どうもそれって、われわれが見ているそのままの全日本人が
  期待?してるような中国人像がずらっと登場してまた
  期待どうり?の動きをしてくれる。
   もちょっと、
Yjimage_1 踏み込んだ?ものがないかと他のもちょっと
 見てはみたが、どれも相手方の置かれている
 立場がそれぞれ、日本に居る中国人という
 ことで、不法滞在だったり、偽装結婚だったり、
 もうそこで、その世界へ引きずり込んだような
 かたちで、登場する人たちが多い。
  これはまぁ致し方ない。
  とりわけこうしたいわゆるハードボイルドの
 世界での扱い?は、
   まぁ・・・こんなものか。
   一人気になった、中国人がいる。
   無論、小説の中で登場した一人。
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  名は毛モゥといういうんですか、
  この人他の作品よりはちょっと厚め?というか
  登場シーンが多め。
   かつ、立場がちょっと面白くて、
  操作での通訳という役割での登場なんですが、
  まぁ、その意味ではちょい役ではないので、
  それなりに厚み?があって面白いと
  思って見てました。
  黒の狩人はもういっぱい中国人が出てきますよ。
   こうした傾向、
  この手の作品に中国人は今や欠かせない?
  馳星周の作品などなど、
   これからだって、どんどんこうした作品、増えるでしょうが、
  もっと、魅力的な登場人物が出てくることを期待しています。
   とりあえず、大沢作品どれをとってもまぁ大体は中国人に当たります?
  どれでも、どれからでも構いません、
   興味がおありでしたらどうぞご覧になって見てください。

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