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2015年12月 2日 (水)

国営企業改革は何処へ向かってるのか?

  一昨日と昨日の話は、実は前振り?というか、前段のお話でして、

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一昨日お話した、あの
 国家公務員試験の熱の入り様
 と、
 昨日の中国の人の平均月収の
 お話は、この国家企業の今の中国の
 問題を語るうえで欠かせない、
 二つの現象でして、
  これが前振り、
 そして、今日の話題は
  中国の国家企業の向かう先・・・ってんですがね、
  これ、実はとっても難しい話なんですね。経済学者の方々がいろいろ
  言ってるのを新聞などで拝見して、
   また、中国に詳しい先生方の諸説を拝読しても、どうしてなかなかに
  難しい。
   何が難しいかって??いま中国のやっている、採っているこの政策が
  一体何を目指し、何処へ向かおうとしてるのか?が恐らくどなたも正確に
  分析、解読して教えてくれない。だからきっとこの問題難しいんだろう・・・
  と思うんです。
   そんな難しい問題を此処で取り上げて大丈夫か?って、
  そりゃ、無理でしょ。わたしの手に余る。余るが、わたしなりに判ってる事
  を昨日も某氏にお話しましたが、やっぱ難しい。
    先ずですね、中国、ついこの間(30年くらいの単位で)までは、
   全て国営。全員公務員ってな国だったと思ってください。これから話す
   わたしの説明はかなり、いや・・・もうめちゃくちゃ乱暴です。
   その御積りで、この先読んでく頂けるとありがたい。
     そんな中国が、これじゃダメだ!と気づいた。国営→公務員→の
   欠陥を思いっきり知らされた。これを改める為に多くの国営企業を
   手放し民営、民間でやるようし仕向けた。
    そしたら、今度は、手放したそうした部門が、民間が運営或いは、
   民間人がやってみたら、同じその今まで赤字だらけだった部門が
   儲かることが判った。このなんだよぉ~という感じ。
     そして、民間企業にはどんどん利益を上げて恐ろしい勢いで
   大きくなる企業があっちにもこっちのも出始めた。
    で、最近というか、近年やってるのを見ると、
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混合所有制??なんてなまたまた判った
ような判らんようなことを言い出し始めた。
 あの香港の一国二制度?的な。
 つまり、国と民間が双方で持ち合う企業
ってなことなんですが、
 国が大きく関与し、国家企業として国の
  企業なんだが、やるのは民間式効率化と創意性を・・・ってなこと
  言ってますよ。
   つまりですね、国営?じないんです。ですが、国が乗り出してる。
  散々減らした国営企業をまたまた、国に・・・。
   二つ目は、こうして、国が乗り出しそれでなくとも大きくなった企業を
  更にこの部門の大きな企業同士を合併させて、ほぼ?中国全土で
  独占体制的ともいえる、一つ企業がその部門で生き残る、というのを
  目指して個々の所、合併に次ぐ合併が目白押し。
   これってもう独占ですよね。そこには自由競争社会はない。
  更には中国の事ですから、この寡占体制の中に中国共産党がいる
  わけですよね。これってまたまた元の・・・・と思うんですが。
   三つはこうした大企業に成長?した企業がつぎつぎに上場、
  国外でもそうした動きをしていて、国際競争に打ち勝つ、と言ってます。
   ということで、最近のこの中国の動きは
  こんな思惑でこちらへ向かってるというのがわたしの見立てて?です。
   さて、これって上手くいくのか?って話ですが、
  難しいでしょうね。企業は大きくなれるし、大きな仕事を受注できるよう
  にもなりますし、国外へ出て、国際社会でも競争力と言う点でも有利には
  働くでしょう。
   問題は、
   デカくなると効率化ってはかなり難しいという点、
   大きな組織はどうしても目が届かないところが、
   国家の人員配置はこれまでも散々失敗したように、
   どっかでこの組織は腐っちゃう、
   取り分け、これまでも中国を悩ましてきた
   お役人の不正ってのがまたまた増えるのでは・・・。
    まぁだからこそ、今熱心に不正を糺しているんでしょうが、
   今でさえ間に合ってないじゃないですか。
   一国家にどれくらいの割合で公務員というか国家職員がいれば
  安定??なのかは結構悩ましい問題でして、
   例の何度も聞かされたあのギリシャ問題もそれでしょ。
   多くても駄目、少なくとも駄目なんですが・・・
  13億の国民にはどれくらいの国職員が相応しいのかは
  んん~判らん!結局、誰も判らん!!
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