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2015年11月14日 (土)

『月の恋人』 道尾秀介 - 今週の一冊

004_2  今週の一冊はこちら、
  道尾秀介著、『月の恋人』 新潮社発行、
  こちらも、中国人が登場するのでちょっとご紹介を。
  表紙絵がもうすでに一目みて東方明珠ドン・ファン・ミン・ズゥ
  上海テレビ塔が写ってますので、上海外攤ワィ・タン からの
  風景です。
   加えて作者が、道尾秀介ですから、早速手にして見ました。
   結論から先に言いますと、
  ちょっとこの作品、
  道尾作品らしさもなく、
  出てくる中国人もらしさもなく、
   両方でちょっとがっかりの作品でした。
   まず、一つ目の道尾作品にみられるキレ?がなかったのは、
  作者が最後に書いてるように
  この作品、今風に言うとテレビドラマとのコラボ?らしく、
  作品を書いていると同時に、テレビドラマにしたてていくという、
  作者曰く新しい試みに、作者は上手くいったと言ってますが、
  同時に、テレビでの制約やら、舞台となる部分の選択などにも
  ある程度の制約はあったと言ってます。
   ですので、全く作者が書きたいものを書くのとは違い、
  映像をある程度配慮し、視聴率にも気を使いながらの
  書き続け、作者ご本人が、読み返してみて誰か他の作家の作品
  を読んでいるかのような新しい?感じと・・・と自賛してますが、
   読む方は、道尾作品を期待してるのでそこはちょっと
  違うかな・・・と。
   二つ目、
   作中人物に、中国人が登場の作品は、先週も申し上げており
  ますが、ここ数年増え続け、いくらでもある。
   何故にこの中国人がここに登場しなくてはならんかの、
  必然性と、
   折角?登場した中国人がその役割を十分に果たしているか?
  の二点で、多くは、片方は満たしても片方は満たされなかったり、
  時に両方ともまるでそんな必要はないんじゃないの?
   ってのもあって、がっかりさせられるのですが。
   残念ながら、この作品に登場の
  シュウ・メィ と言ってますが、漢字がないので勝手にこちらで
  当て字をすると、もし日本語読みしているなら
  秀明 ですかね・・・
  もし中国語読みのシュゥ・メィならば、
    秀美 ですかね・・・ですから、これはきっと秀美でしょう。
   この女性が作品中で使う中国語も片言ですが、作品中に登場。
  恐らく作者が付け焼刃?で学んだ中国語を、少し作品中に
  落としてますが、まるで意味を持ちません。
    ということで、二つの点で
  わたしにはガッカリの作品でしたが、
  そう沢山、これは!ってな素晴らしい作品があるわけでもなく
  いまのところ、わたしの感じでは、
   小説中に登場するとりわけ最近の作品の中国人登場人物は
  残念ながら傑出した人物が現れません。
    これはもう、作家の方々に期待するよりないので、
   日本の作家たちに頑張ってもらいたい。
     期待しております。
 

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