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2015年10月16日 (金)

「空中小姐」 エピソード 3

U25685432372859775618fm21gp0 思い出の「空中小姐」のもう一人は、

  あれは、確か香港便だった。中国航空会社だったかどうかは怪しい。
  でも、路線が路線だったせいか、乗組員は全員中国人。
   行きの機内では何事もなかった。
   前の香港の空港だから啓徳空港に降り立つ時、
  相変わらず市街地をかすめて、街の真ん中に建物をうまい事躱して
  着陸~!!
    やった、香港だよ。匂いが違う。
    相変わらず中国の人たちは先を争うように、席を立ち乗降口へ行こうと
  焦ってる。
    こっちはそんな急ぐ旅じゃないので、ゆっくりだ。
U35136288152936184946fm21gp0  機内も何事無く到着、やれやれだ。
  ・・・ところが、飛行機をもう降りて、預けた荷物を取るべく
   下へ降りたところで、気づいた。
   そのまま気づかなれば諦めたんだが、気づいちゃったもんで
   これはどうしょう・・・と思った。
     手帳を座席の前のポケットに入れて忘れてきてしまった。
   間違いない。
     忘れた記憶がある。これは珍しいことです。忘れ物に記憶がある
   なんてなことは、そうあることじゃない。
     とりあえず、困った。
    実はそんなに困っちゃいない。もう年末近かったので、実はその手帳は
    来年の手帳であり、まだ余り書き込まれてはいなかった。
    あと、半月ほどで年が明けるというその時の手帳だ。
    前の方は殆ど何も書かれてない。
    後ろの方に自分のメモとして、関係するいろんなところの番号とか、
    当面する予定とか、今回の旅行で使えそうな情報の場所と電話とか、
    そういった類の情報は多少書かれている。
    最初、ちょっと面倒だな・・・と思った。ところが、何せこの日は時間がある。
   旅行初日で、ホテルへ直行するだけだ。
    どうしようか迷って、また上の階まできて、航空会社のサービスカウンター
   を探す、これがまたなかなかない。
    たった今着いたばかりなので、恐らくあの座席のあの前のポケットさえ
   見ていただけるなら、わたしの手帳は簡単に見つかるはずだ。
U15619876671415613668fm21gp0 そばにトランシーバー(当時はこんなだった)を
 方にぶら下げた航空関係者がいる。
   お願いしてみた。
   これが厄介なことに、彼女は広東語しか
 話せず(当時はそんなだった)わたしの言ってることは
 理解して貰えてる?ようだが、彼女の言ってることが
 こちらが判らん。さっぱり判らん。
   それでも彼女はそのガーガーピィピィー言ってるトランシーバに広東語で
   それも早口で何か言ってる、全く聞き取れないが、誰かに何か頼んでるよう。
    お~なんだ!こっから直接連絡できるのかぁ~、助かった!と
    思ってたら、彼女は極端にゆっくりの北京語で、
   「あなたは自分で行かなければなりません」と言った。
   え~、どこ、どこ??・・・あぁ、飛行機へ戻るのね、
   ハイハイ、いいですよ、自分のことですから、自分でやりましょ!
   で、戻るのはいいんですが、わたしは機内に入って探し物をしたりできるんですか?
   というと、いまそれを頼みました!という。アッ!そうだったの。ハイハイ
   では、行ってきましょう。
   ・・・と、いまいま降りたばかりの飛行機が止まるゲートまで戻る。
   この頃の飛行場はまだ、今ほど広くはなかったが、そうはいっても世界のホンコン、
   それなりにゲートも数沢山あって、わたしは駆けて戻ってきたので、
   息が上がってる。ゲート前に、「空中小姐」がまだいましたよ。助かった!!
    「あの~これこれで、忘れものをして、今下で関係者から連絡して貰いましたが
   聞いてません?」・・・・あぁ・・・聞いてない。
    誰か別の方、聞いてませんかね?? 他の人はもうおりません。
    誰も?あぁ・・・そうですか、
    それで、改めてお願いなんですが、機内のその来る時、わたしの座った座席ね
   そこの場所だけでいいんです、改めさせて貰えません?
    ここでも、すったもんだ、があり、
    ナントカ彼女も納得。じゃぁ、一緒に機内を探してあげましょ!
    いい人じゃん!親切!!余計な仕事させてごめんなさいね!と
    日本人はすぐにあやまる。
    その間まだ彼女は何かの仕事をやりながら、ちょっと待ってて・・・なんて
    言ってる。いい人だぁ~!
      そばを通る保安関係者の様な人から、広東語で
    多分、サリ=(へぇこの人サリーってんだぁ・・・)何かあった?
    なんて言われ、わたしを胡散臭そうに見る。彼女は大丈夫よ!彼は
    心配ない!!なんて、わたしが人畜無害であることを証明してもくれる
    いい人だなんじゃなぃ!
     彼女が探し物を始めた、流石にこっちだって焦れてくる、急いでるんだ
    これでも。
     彼女曰く、たった一枚の紙だがあれがないと大変なの・・・と探し、
    暫くして、あったわ!最初からここにあったのね・・・という、まぁこれも
    しょうがないニンゲンだれしも焦るとなかなか探しものは見つからないものだ。
      あの~わたし一人で機内に入って探してきても構わないなら、そうします、
   ・・・というと、それは駄目、と。キッパリ。そうだよな、そうだよ、きっとそりゃダメだよ
   と納得。じゃぁ、誰かそのわたしと機内に入ってくれる人を呼んでください
   ・・・というと、皆忙しいの、と。キッパリ。そうだよね、みんな忙しいんだ、きっと。
   あの~、機内の掃除ってもう終わってます?と尋ねると、
   掃除はしない、とキッパリ。えぇ~掃除するでしょ普通??
   この便はこのまままたすぐ飛び立ち、××へ行くの、だから、わたしたち
   (空中小姐)が大きなゴミや何かを見て片づけて、それで御終い、という。
     じゃぁ、じゃぁわたしの席は後ろから5番目の、機種に向かって左側はじの
   席なんですけど、そこの座席の前のポッケト、誰か忘れ物に気付いてません?
   というと、アッ!そこわたしの担当・・・という。
     何を忘れた・・・とさっき貴方はいってましたっけ?
     手帳ですよ手帳。余り書かれてないが後ろの方に日本語が書かれた
    黒い表紙の、これくらいの大きさの手帳・・・
   ・・・・・  ここまで聞いて、言って彼女はしばし沈黙。
    ・・・・小さな声になって、捨てました・・・という。
    もう必要が無いのかと思って・・・・、それにパラパラとめくっても何も
    書かれていなかったし・・・、それでも申し訳ないとか謝罪の言葉は聞かれない。
      結局、いい人だったのか、怪しくなってきた。
      その捨てた先の、ゴミの袋はいまどこに・・・と更に詰め寄ろうと思ったが、
   ついつい、見栄で・・・大丈夫、大して重要じゃないし・・・と
    言っちゃった。まぁ、本当にそうなんだが、客のモノを勝手に捨てるってどうよ!
   と、またまたバッケージルームに戻り、荷物を取り出し、税関を抜けて、空港
   ロビーに出たあたりで、何だか腹立たしくなってきた。
     結局、悪い人ではなかったんだろうが・・・釈然としない。

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