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2015年8月 8日 (土)

≪ゴーシュ≫という名前ー今週読んだ本、宮沢賢治

Yjimage8ma08g5x 今週選んだ本はこちら、
 
 『ゴーシュという名前』 梅酢時比古著
  ちょっと某友人に、宮沢賢治好き、
  がおりまして、今週は彼とあってこの話になった。
  宮沢賢治のご存じ名作
 
   『セロ弾きのゴーシュ』
    あの作品に出てくる、ゴーシュは諸説ありまして、
 
   奏でる楽器がセロで、あまり上手くない、と作品では言ってます。
 
   ですから、そのセロを弾くときの音が、ゴーゴーというんだ説。
    いやいや、ゴーシュってのはフランス語で「不器用な」ってな
   意味がある、フランス語のゴーシュから名づけられてるんだ説。
     まず、この二説があります。で、
   異を唱えたのが、この本の作者。
     いやいや、ゴーシュっては実はドイツ語ではないか、と。
   でもまぁ意味も案外似てるしスペルも似てるらしい??のですが
   著者はフランス語ではなくドイツ語説を新たに唱えています。
    なんでも「おろかもの」ってな意味なんだそうです。
Yjimage3_2  ぜんぜん中国語と関係ないじゃないか!
  と、お思いでしょ。
   さて、こっからですよ。
   東出説があります。さらに新しくわたしが
  唱えてるのは、これ中国語じゃないの??説。
    ゴーシュ、ですが、高手の中国語 ガォ・ショゥ ・・・じゃないか?
   というのが東出説でして、くだんの友人からはお前そりゃちょっと無理
   だよ!とけなされてますが、東出説も是非この論戦に加えていただき
   たいものです。
     ただ、フランス説、ドイツ語説との決定的??違いは、
   中国語、高手は名人・達人の域の人であり、褒め言葉です。
    となると、作品中ではゴーシュはその弾き手としてはいつも非難されて
   ますから、作品表面上では下手?な人だと言ってます。
    が、そこが読みが足りない!
    宮沢賢治はそのかなりその辺凝った作りのところもありますので、
   東出説では、たぶんこのゴーシュ本来は名手なんだが、その辺を
   周囲があまりに凄すぎて理解できないか、
   彼自身がその凄さを隠すため(何のために?と友人は突っ込む)
   故意にその楽団長にも叱られながらも、セロを奏でていた、
   という説を唱え、先日友人と議論しあい、
   久しぶりにまた読み返してみました。
Yjimage9_2  というわけで、今週の一冊は
  まったく中国語とは関わりないかのような
  宮沢賢治作品です。
   沢山の絵本が出版されておりますが、
  『ゴーシュという名前』 が、
   それぞれ説があるなら、それによって
   これらの絵本の表紙絵のこのセロを弾く男性の絵も
   変わってこようというものです。
     東出節も一考に値するとおもうんですが・・・。
 

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