函館ー北京定期便就航の日、 その二
で、式典は滞りなく?粛々と進んでるんですが、
こっからが、わたしの全く個人的なお話と感想です。
たまたまわたしが坐っていた席のお隣に、大きな荷物を持って、
座席の列に入ってきた年輩の方が、「アレッ?ここいいのかな?」
ってな感じでちょっとお座りになるのに躊躇してましたので、わたしが
どうぞどうぞ、荷物もこちらに置かれては・・・と、話しかけましたね。
彼は、のちにご自分を62歳と紹介されてますが、これって恐らく
彼は中国式数えの年数と、ひょっとすると旧暦でカウントしてると
思いますが、兎に角、退職したばかり。政府関係の職場に居られた
というかれは、物腰が穏やか。お隣には奥さんが。奥さんは終始
にこやかに我々の話を聞いていて決してしゃしゃり出て来ない。
これ、意外にめずらしんですよ。ホォ~・・と思いながら、ちょっと
搭乗までの一時彼との話を楽しもうと色々話かるんですが、実に
彼は嫌がりもせず、時にこちらにも質問を浴びせたりしてなかなかに
手慣れたご様子。
先ずはお定まりの、貴方の中国語上手いですねぇ・・・の気遣いから
始まり。今回の北海道旅行を絶賛。来て好かった!と言ってくれる。
更には、何時頃ご計画されたのか、出発前は北海道旅行後羽田から
の帰国便を考えてたが今回この便があるというので、ちょうど好いや、
と函館から直接北京に入られることをとても喜んでおられました。
「これから発って今晩はお家で晩御飯が食べれますね・・・」と言ったら、
「対対対!そうそう、でも皆が待っていて××レストランで食べるんだ、
晩御飯は北京だよ!便利だねぇ・・・」とおしゃってました。
そう、今そこで買ったの。娘夫婦がね・・・との
お話。
色々お話してるんですがとても感じの好い
受け答えと、何を尋ねても実にその答えが適切。
話してる間、わたしは何故かずっと、以前何処かで彼と会ったことが
あるような感じ・・・無論感じですよ、実際は会ってない。お名前を訊いて
も、やはり心当たりは無いし。それでも、何故かナンか初対面ではない
ような。そんな感じを持つことはありますよね。それで、その事を言った
ものかどうか、ずっと迷ってて、暫くして、まぁ言ってみようと。
そう言いましたよ。正直に。そんな感じが知れるんですよ・・・と。
彼はとても嬉しそうな笑顔のあと、いやいや自分は何処にでもある
顔で・・・と、傍らの御夫人に、そうだよな!と合いの手を求める。
御夫人は、会ったか会わなかったかよりも、会えたことが嬉しいです、
なんてなオシャレなことを言う。このお二人かなりの教養人??
カメラがまたカメラに興味ないわたしでも
これって高そう!ってなカメラで、それに
気押しされて、相手のカメラでは撮ったが
わたしのカメラには彼の映像がない。とても残念。
7泊8日の北海道旅行のお話や、ちょっと彼が触れた、只今
申請中の孫の日本旅行が個人ビザが降りれば是非北海道にも
来させたい、孫は英語は出来るが日本語が駄目で、ちょっと不安。
孫にも是非この北海道の自然を見せたい。ビザが上手く取れれば
この便で北京から入れると好いんだが・・・・と。
いやいや、短い時間でしたがお相手していただいたLさん、
ありがとうございました。
今頃、北京で楽しかった北海道旅行のお話をされておられるの
ではないでしょうか。
とご指摘はごもっともで、
もともとがこの様な国際線を
想定して出来ておりませんので、こんな感じなんですね。
でも、市内まではとても近くて便利なのと、すぐそこが
海でして、飛び立つともうすぐに海が見えますから・・・・と
言うところで時間がになり、握手してお別れを。
また会えると好いですね!と言ったら、
貴方が北京にいらして下さい!との中国式返礼だった。
もっとお近くの沢山の人ともお話して見たかった、
北海道はどうですか?とか、何か不便はありますか?とか
何があればもっと嬉しいですか?とか、とか、
でも本当に短い時間とても気持ち良くお相手していただき
楽しかった。式典より???も楽しかった。
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