中国式ケンカは劇場型?激情型??
と、言うことで・・・と言っても先日来の此処をご覧になってないと何の
ことやら判らんでしょうが、中国のケンカの話であり、そのケンカも
ところまでお話しました。
さて、いよいよ?わたしの見た中国での
ケンカの様子ですが、もう古いですからね
当時は?実によく街角でのケンカを目撃!
と、同時にわたしはですね、その現場に近づき、更に出来ることなら
一番前に陣取って、当事者のやりとりに集中しますね。
何故かと言うと、このケンカで使われているコトバ、
日本語でもそうですが、所謂この相手を罵り、罵倒そうるコトバは
学校でも教えてくれない、辞書にも載ってない、
独学?が必要なわけでして、日本語で
「てめぇ~・・このやろぅ!!すっとこどっこい!」とか
今時は誰も使わない「お目のかあちゃんでべそ!」的な子供っぽい
やつとか、語彙としては多いのですが、どれも聞いたこともなければ、
あぁ~何言ってんだろう・・・くらいにしかわたしには判らない。
かと言って、「いま、あちらの方がおっしゃったあの言葉はどんな
意味でしょう?」等と、同じ観衆のお隣の方に聞くわけにもゆかず、
「いま言ってたのは聞いたことがあるんですが、スミマセン、
漢字ではどう書きますか?」等とメモ用紙を出そうものならこっちが
怒られそうだし・・・、
悔しいが半分も何を言ってるかは判らない、
辛うじて判るのは相手を非難してるしてるらしこと、ぐらいは判る。
それに応じてる方のコトバも
「Ψ∥Д□( ゚皿゚)キーッ!! 」みたいなもんで、皆目判らん。
でも、当事者のお二人はどんどんエスカレートしてって、
観衆=ギャラリーはどんどん膨れ上がり、
二重三重の輪が。
暫しやりとりがあって、突然、当事者の仲間のなのかなんのか
一方の主張に賛同し、「そうだ!そうだ!!」的な相槌を入れる
人が最前列のわたしの直ぐ傍にいたりして、
今度はその人に向けて相手は罵倒を浴びせ、その人も半ば
参戦。片方の当事者は聴衆に向かって自分の主張をした後に
「どうだ?みんなはどっちが正しいと思う??」等と、司会者役?
も兼ねたりしている。
いつの間にか最前列に陣取ったわたしまでもが、
知らないうちにその劇場の一員になったかのようで、
アレッ!これって、以前に流行ったアングラ劇場の手法と一緒で
どこまでが観衆でどこまでが役者なのかわかんないヤァ・・・と
感心して見ていると。
かなり年配のそれなりの威厳をもったお年寄りがつかつかと
歩み出て、両者を寄せ、一言二言。
で、「ここはわたしの顔をたてて・・・」的な話し合いで落ち着くのか
どうか、ややあって不満ながらも二人は解散。
ケンカは丸く?おさまって??めでたしめでたし・・・??って
え~ッ・・・最後に登場の好いトコ取りのあのオジサンは何?
これで終わり??いきなりレフリーが出てきたと思ったら、
幕切れが余りにあっけない。
やっぱ、何か一幕の劇を見せられた感、があります。
| 固定リンク
コメント