『中国人から儲ける本』 - 今週読んだ本
『中国人から儲ける本』
ってな題でして、
副題
爆買いする年間100万人の観光客&商用客をつかめ!
です。
09年発行ですから、アッと今にこうした情報も、もうすでに
古さを感じさせるくらい、この方面も変化が激しいです。
そのうち、流行語?ともなった
“爆買い”を売りにした本がでるでしょう。
さて、この本、取り立ててわたしには新しい情報はありません
でしたが、中国を知らない、中国人を知らない、人にはきっと
新鮮だろうと思いますよ。
で、その本のいう「中国人から儲ける」=中国人に売る、
らしいのですが、
そこは、売れるし、実際に入り込みがこれだけいると、来て
泊まって、歩いて、食べるだけでも経済効果はありますから、
その“爆買い”は更にその余禄?で付いて来るわけです。
あとは、どう、どれだけ、売るか、買わせるか、のお話。
というのの細かなテクニックをいろいろ教えてくれる本
なのであります。
でもこれまた、日本人的?本というか、
そんな細かなことより、実はもっと大切な点が、
それはこの本には書かれてませんでした。
で、そのこの本の抜けていた点を2点だけ指摘しておきますね。
一つは、この本、儲けろ!というだけあって、
“負”の部分には全く触れてません。
全体を見るなら、プラス面もマイナス面も見ての差引御幾ら?
が“商”に携わる方の鉄則と思いますが、そこはスッポリなし。
もう一点、
先ほども申し上げました。細かな点は痒いところに手が届くように
書かれてますが、実はそう簡単には中国の人って他人に儲けさせて
くれないんですね、某家電店に大挙して押し寄せる中国の人たち
御用達のあのお店は実は中国資本。
働いてる人たちも、言語の面で助けになるということで、中国の
人たちが多い。
或いは、日本のバス会社が急激に増えて中国人観光客のその
対応に間に合わないとなったら、会社そのものを買って、中国経営
のバスで運び、ガイドさんももちろん中国からのガイドさん。
つまるところ、ちゃんとまた自国に還元するそうした仕組みを
作って日本で消費はしておりますが、そのお金の戻る先は・・・・
と見れば意外や意外・・・ってなことになるわけです。
その辺、日本は呑気だからなぁ・・・。
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