『それでも私たちが中国に住む理由』 - 今週読んだ本
←こちら、『それでも私たちが中国に住む理由』
副題がついてまして、
上の方には、
在中日本人108人の
とありますし、
右肩●のなかには「2012・9 100都市以上で反日デモが発生」
とあって、これから、・・・『それでも・・・』となるらしい。
更に下には、
駐在員からブロガー、建築家、NGO代表、研究者、日本語教師、
俳優、起業家、寿司職人、医師、主婦、高校生まで
とあって、それらが上の「108人」になるらしい、
更にその下、
尖閣国有化、反日デモ、PN2・5・・・ニュースの裏側の中国の素顔
と、
表紙のこれだけのことを書きこんでるので、もうこれだけで充分中身を
覗けた感じになります。
なかなか面白買ったです。
これは、企画の勝負でして、あとはその中を飾って?くれるのは
そのお一人お一人の発言であったり、考え方であったりの、内容です。
108人に勝手に?しゃべらせておりますし、こちらから(編集サイド)
から、アンケートというか質問も投げかけております。
これがいいんですね、
なかなか楽しませてくれます。
例えば、全くごくごく一般的な質問
「中国で美味しいものはなに?」と問われて
これが、旅行者と違うところですよね、長く暮らしてる人たちが
その美味とあげるものはかなり凝ってます。
凝ってると言っても高級料理という意味ではないですよ、
逆ですね、ごく一般的に食べられているそんな料理が出てくるのは
長く暮らしている人たちならではでしょう。
わたしの友人・知人にもこの括り(在中日本人)に入る方が
何人かいます。
そういう時代だということですね。
108人が選出?されてますが、もっともっと凄い数の
日本の人がいま中国で暮らしている、生活し、住んでいる
ということです。
その理由は簡単です、
その九割は経済的な理由に帰結します。
これからだって、まだまだ増えそうな勢いです。
というのも、昨日もある方から、来年から中国で仕事をすることに
なったので、ちょっと中国事情を・・・・という相談をうけたりしてますし
実際にそうならなくとも行ってみたいなんてなお話を伺うことも度々
ですので、在中日本人の数も増え続けているわけです。
まぁあの反日デモはそれなりに、お住まいになっておられる方には
日本でそのニュースを見ているわれわれとはまた別の感慨があるのは
至極当然のことです。
でも、言えることはこの企画を持って行ったこの出版社?の人が
期待??するほどには現地のひとにはショックでなかった、
どんなにそんなデモの中の国で暮らすって大変なんでしょ・・・・的な
編集方針だったのかもしれません、それとは違う結果となって、
出版社的にはガッカリ?なのか、へぇ~・・・レベルなにかは
わかりませんが、最初に言いましたように、この本、企画の段階で
もう成功してますので、あとはどう切り口をどう見せるかだけの
本でしたが、楽しめました。
・・・・
こっからが、この本とはまた別ですが、
明日、日本は選挙があります。
実はこうした人たちにも、(在中日本人、在××日本人)
中国に限らずですね、選挙権はあるんです。
今回のようなちょっと急な選挙はこの方たちは無視されます。
間に合いませんね、そうした点も制度の問題も、
余計な?選挙をするという点でも考えなくてはいけないでしょう、
この話、選挙結果が出る来週月曜にしたいと思います。
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