香港 “占中” 衝突
は、香港セントラル(中心)を
占拠している、の意味で使われている。
この間、もう2か月余りにもなりますが、
それぞれ強弱はあっても、日本でもこの様子は報道されておりますので
概ねそれは伝わっていると思います。
恐らくこの占拠状態を終わらせるために、
力づくでも実力行動に治安側が乗り出すだろう・・
との予測もありました。
恐らくそうした、動きもあったのでしょう。
かなりの緊張状態にあのあとあったはずです。
そして、11月も終わろうというその日の決行は、
昨日も申し上げましたが、台湾のあの選挙結果が大きく影響している
とわたしは思います。
台湾ではいくつかの争点がありましたが、先の馬総督と学生側の
対立は、やはり台湾学生が立法府を占拠するという形で表面化し
結末は、一応の妥結点を見出しての収拾でしたが、先日の選挙で
政府側は惨敗。学生の主張が直接は選挙で問われたわけではないですが
通った。
これは、ちょっと香港政府(北京)としても、危機感を持った。
距離も近いですしね。学生たちの考えも近い。
この点が一つ。
もう一つ、日本のマスコミで取り上げられない点を指摘しておきましょう。
英国イン・グォ の影です。
歴史的経過もあって、当然です。
イギリスのマスコミもこの問題に大きな関心を
寄せていますし、英国政府も当然・・・。
内情までは分かりませんが、恐らくもともとからいる
香港警察では、この学生たちを蹴散らしたり、激しい衝突は無理。
中国人民解放軍の香港駐留部隊ってのが、
乗り出さなくては。
そこで、この“手”を何時使うかのタイミングをずっと狙ってます。
これまで、そのタイミングをはずしてきたのは、恐らく英国側の
力によるものでしょう。
学生側の要求をいまさら?受けるわけにはいかない。
かと言って、実際に封鎖されている地域は影響が大きすぎる。
中環ヂォン・ファン(セントラル)は特に香港の象徴的通りでも
ありますし、あの広い道路がデモ隊で埋まってる光景。
あの辺り、香港へ行けば必ず通りますが、本当に広いんです。
あの広い通りが人で埋まるということは、
単に学生が呼びかけた・・・ぐらいでは埋まりません。
香港市民がそれだけ参加もし、支持もしてるということです。
これが、香港でなかったなら、もういっつに強制的に排除されてる
ことでしょう。
昨日、一昨日の政府側の強硬措置に、
この後、学生側がどれだけ冷静?に対応しきれるかが、
今回のこの運動の明暗がかかってると思います。
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