北京は何故かくも渋滞になるのか?
大方この悩みを抱えてはいる。
それは、市内の交通渋滞の悩み。
北京も例外ではない。
いや、一層深刻だ。それは何故か?その答えは至って簡単、
クルマが多すぎるんだ。都市機能としての道路の収容力を上回る数の
クルマが走り回れば当然、渋滞は起きる。
その解決策は、ひとつ有力なのはクルマの数を減らす。
クルマそのものの数はマイカー族が今後も増え続けるであろう中国では
それは望めない。望めないが、クルマを減らす方法はある。
持っても乗らない人を増やす、これが一つ。次は、街に入ってこないように
する。これも一つの手。
どの町もそうですが、こんな車社会を想定して街の
道路は出来ていません。しかも、北京の特異性を
あげるなら、市区シィ・チゥと呼ばれる以前北京で
言いますと、この街は以前城壁で囲まれておりましたので、その城壁内は
その城壁は取り壊されたものの、城壁内の道路は実は限られてまして、
幹線道路は整備されてるのですが、脇道が少ない。
更に城壁内は以前からある大きな敷地を占める、故宮だとか、天安門広場
だとか、真ん中にもそんなのがあるし、周辺にも大きな建築物や公園などが
点在し、意外に真っ直ぐ一本通って街を抜ける道路が少ない。
となると、どうなるか。当然街に入ってきたクルマはそれを避ける為どの
クルマを同じ道路に入ってくるわけで、そこが混む。
その出入り口付近がこのように混雑する。
街自体がそこそこ大きな面積なので、東京なども
同じですが、街中に用のない車、通り過ぎるだけの
クルマを何とかうまく掃けるようにする為にバイパスと立体交差を使うが
その周辺の処理が上手く行かないと今度はそこに渋滞が発生。
割と四角い街なんで、どっから街に入っても抜けてもそれなりにその
区間の距離があり、街を抜ける時、バイパスを使ってグルット向こう側
まで廻るのは大変な距離となり、どうしても街を横切って近道したくなり
街なかを、街そのものに用の無いクルマが走る。
技術的?な問題でしょうが、例えば道路標識一つ
とっても、これでは分かりずらい。街中を普段走った
ことがない人が入ると確実に迷う。加えて当然のこと
ながら、街中は交通規制も多く、道路標識も多い。
でもこの点は今後、カーナビを付ける人が多くなれば少しは好く
なるかも。
あとの問題はご存知!運転マナーの問題。
こちらは、まだ少し時間がかかりそう。クルマを運転していれば
お気づきでしょうが、たった1台ですよ、その1台でも変なクルマ、
と言っていいでしょうか、運転技術の問題ではなく、周りを無視した
運転の人が一人いる、1台いるだけで、クルマはその後ろが大きく
影響を受けます。
ですので、このヘンな人の出現を減らさなくてはいけないですが、
その割合?がまだまだ、ヘンな人が多すぎて、ヘンな人も自分が
そうであることを気づいてないし、周りもヘンな人に対して寛容。
分かりますか?この話。ここに問題がある。
実は?北京!わたしの漠然とした感覚ではあんなに渋滞する
必要がないんですね。
例えばちょっと譲り合うなら・・・。
でもこれが中国の人には難しい。相当難しい。
譲り合う。これって、こっちだけ譲ってばかりでは成立しない、
譲り合うんですよ。互いに。これが出来ない。
この話、北京在住の友人(中国人)ともしたことがある。
話を聞いてるうちは彼も、対対対ドゥィ・ドゥィ・・・そうそう・・・と
言ってくれるが、そのすぐ後に乗せてもらった彼が運転するクルマは
そのコトバとは裏腹に、割り込み割り込みで怖かった。
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