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2014年8月16日 (土)

8・15、今週読んだ本、『ツリーハウス』 角田光代

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 今週というか、

 この8月15日があった?

 ので、読んだ本はこちら、

  『ツリーハウス』

    角田光代 著。

  既にお読みになった方は

   あぁ・・・なるほどね、と

  思っていただけると思いますが、まだの方は、

  この本の題名『ツリーハウス』

  この本の装丁、ビルが続く表紙絵、

  この作者、角田光代、

  からは、恐らくこの中身を全く想像できないと思いますが、

  先に結論から申しますと、

   この本は、現代を書いてますが優れた反戦小説?です。

   祖父の死からこの故事グゥ・シィ(物語)は始まり、

  三代に渡る、翡翠フェィ・スィ飯店(食堂)を舞台に暮らす人々

  の“時代”が書かれています。

    とりわけ、この祖父と祖母が、満州から“逃げて”日本に

  変えるのですが、

    祖父の死後、祖母を伴って、二人が嘗て“逃げた”地を

   訪れる。

     大連→瀋陽を巡る旅。

     わたしも、こうした家族を中国に居る時、ある伝手から

   通訳兼ガイドを頼まれて、同じ様に大連→瀋陽→哈爾濱の

   旅をしたことがあります。

     この時は、老夫婦お二人を案内しましたが、

     お二人とも時に、街中の雑踏の中で突然足を停めたり、

   普通は誰も行かないような、中国の人の生活区に入って感慨

   深く遠くを見ておられた、お二人に何があったのかを尋ねるまで

   もなく、それらを実際にご自身の眼でご覧になることがこのお二人

   の旅の目的だと分かりましたから、非常に気の重い旅でしたが、

   それだけに今なお印象深い、旅でした。

      戦後、69年。その時のお二人ももうおられません。

      多くの方が語る戦争。

      それと同じだけいや、もっと多くの語られない戦争がある   

    ことをわれわれは忘れてはなりません。

     もし、まだご覧になられておられないなら、

     お勧めの一冊です。

     とりわけ、こうした記念の日に静かに読むには最適の本です。

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