もうそろそろ、1000元札が欲しいのですが・・・
元ユァン
お札は人民元レン・ミン・ビィ
ですが、
これまた、ご存知、中国最高紙幣は100元札。
現在のレートでいうと、おおむね1600円~あたり。
上の画像の下に見えてるのが100元札の束ですよ。
中国の庶民はみんなこれの為に汗して働いとる。
汗しないで大金を儲けてる人も沢山いるが、今日のお話は
そっちの方じゃなく、このお札そのものの話題。
どういうことかというと、そろそろ、中国の経済活動とこの
上限の100元札というのが合わなくなってきている。
ちょっとしたモノを買うと、高級品だと何千元。
100円札が数十枚。
現金でお買いになる大きなものというのもこれまたどこ国も
大体は決まってまして、それ以上大きくなりますと、現金払い
を避けます。その点は問題ないのですが、
そうは言っても、現金で大きな支払いがある場合もこれまた
各国ありまして、それはそれで避けられない。
何万元という支払?か、或いは逆にそれを受け取るとなると、
数千枚の単位での受け渡しですね。
高額な取引がないわけではありませんし、兎に角、ごく普通の
生活でも、この100元札だけではちょっと不便。
それは、そろそろみんな感じている。
では、新札発行へ・・・となりそうだが、そこにはちょっとした壁が。
わたしの見るところ大きくは二つ立ちはだかる問題があります。
その第一は、何と言っても“にせ札”防止、“にせ札”対策。
これは、使うやつを取り締まったり、作るやつを捕まえるのは
勿論ですが、一番はその“札”そのものの精度をあげてですね、
“にせ札”そのものが造りづらい、或いは、造ってもすぐにバレる
ような細工を“札”に施さなくてはいけない。
そこで問題となるが、その技術。それって日本がダントツの
技術とノウハウを持ってるんですが、今のこの日中間の関係では
おいそれと、その・・・と教えを請う状態にない。
更に、紙幣のその“紙”そのものの調達をどうするか、とか
ちょっとハードルが高い。
いずれにしても、この“にせ札”問題は、100元札でもさんざん
苦労してますし、まだそれを解決してませんので、ここをナントカ
しなくては踏み切れない。
これが第一点。この点はみなさん、指摘されています。
第二点、もう一つ大きな問題があるんですね。
中国の現在の人民元。デザインは全て、毛沢東マォ・ズゥ・ドン
が表面には印刷されています。
1000元札に限らず次の新しい額面の紙幣を発行するとき
そのデザインをどうするかが、またまたちょっと頭が痛い。
そのままだと、そのまま毛沢東が。
それはそれで、なんでまた・・・・と言われそうだし、
それを変えて、他の人物というのは思い当たらないし、
人物でないお札というのもまた、上の“にせ札”対策的にも
多分紙幣のデザインは人物が適してると思うんですね、
で、またまた毛沢東かよ・・・とするのかどうかが悩ましい。
1000元札ですが、
これきっと裏面だと思うんですね。
龍のデザイン。裏面はこれで良いと思うんですが、
問題は表ですよ。この遊びのお札でもスカシのところは
毛沢東になってますけどね。
これが第二点目の問題。
ホントはまだある。でもまぁ、この二つのハードルが高すぎて
飛び越えるにはまだ少しかかるかも。
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