中国のタクシー わたしのドキドキハラハラ ②
ドキドキハラハラしたお話を
昨日もしていますが、
普通に?ドキドキハラハラする
だけなら、それはもうこれまた普通に?中国でタクシーに
お乗りいただければ、十分にその要求は満たされると思います。
満足していただけること請け合いです。
昨日お話しましたのは、タクシー運転手さんの間違い、という
よりわたしの不注意ではありましたが、ちょっとした事故に遭い
その時の、ドキドキハラハラを書きました。
今日はその、運転手さんそのものとのドキドキハラハラ話し。
そして、人間ですから機嫌のいい時もあれば
そりゃぁむしゃくしゃしてる時だってあるでしょ。
でも、そこはそれサービス業ですから、気持ち
好く、かつ安全に客を目的地まで運ぶ、のがお仕事・・・のはず。
でも、そのことすら!守れてない人も多いんですよ。
某地方都市、わたしも旅で初めて訪れましたので、全くこの街の
様子とか、大きさそのものが判ってません。そんな折、移動の為に
長距離バスターミナルに来てみると、つい先ごろもう一つ新しい
ターミナルがこの街に出来たらしく、かつわたしの乗るべきバスは
そちらの駅だ、というのを此処に来てはじめて発覚。
ガイドブックなるものを持って歩くこともなく、中国ではその手の
本も余りあてにならないので、結局は口コミ。また多くはその場
に行って初めて判明するなんてなことは日常茶飯事の中国。
その新ターミナルは街の反対側に出来たことまで情報収集した。
そして、出来たばかりのせいか、この旧と新を結ぶ間の路線バスが
開通してないらしい。歩ける距離ではない。とならばタクシーでしょ。
実際、旧駅にはそれを当て込んでか、タクシーの行列。
これがまた、後で知ったが、この二つの駅の距離は微妙に近く?
て、タクシー運転者にとっては、余り美味しくない?距離=料金の
ところらしい。行きたくはないが客が少ない時間帯はそれでも
その間をピストン輸送して数で稼ごうということらしいので、この
ピストン輸送する為には、これまた後で知ったが、市内が込み合う
時間帯は運転手さんたちはこれを嫌がる。
行列待ちをしてるタクシーに乗り込み、B駅・・・・と
全部を言わないうちに、運転手さんあぁ~もうまた
新ターミナルね、・・・って感じで乱暴に車をスタートさせる。
本当は?荷物をトランクに入れて貰いたかったが、そう遠くないと
事前に聞いてたので、座席で抱えて乗っている。
車に乗ってすぐに気付いたが、車内の音楽の音が大きい。
必要以上の?音量。最初は人を乗せたら低くしてくれるんだろう、
と思って、信号2つくらいまで我慢してたが、余りに大音量なので
恐る恐る、師傳 シィ・フ(運転手さんに対する敬称)あの・・・音量を
もっちょと下げてください・・・とかなり丁重にお願いをした。
その声も大音量に消されて聞き取れないのか、更に信号2つ程
進んで、こっちも今度は少しがなりぎみに、音量を下げて!!と
言った。そしたら、その運転手さんは返事をするでもなく、音量を
確かに少し下げた、いやその下げ方が微妙で、どうせ下げるならもっと
しっかり・・・確かにさっきよりはいい。でもまだ、これ必要以上?の
音量に思える。再び、もっと下げて・・・と言った。その前から何となく
険悪な感じだなぁ・・・とは思ってたが、何がそうさせてるのかも判らず、
まして自分たちは単なる旅行者なわけで、今いま知り合ったこの方に
何かしたとも思えず、困惑。運転が乱暴になり、急発進・急停車。
あの~・・・新ターミナルはまだ遠いですか?との問いにも答えて
貰えず、運転手さん運転中なのに顔をグイッツと後ろまで向いて、
韓国人か?と脈絡ない質問。いや、あの・・・日本人です、というと、
日本人は嫌いなんだ、とおっしゃる。あぁ・・・そうですか、とわたし。
嫌いでもなんでも目的地まで運んでくれればいいだけで、わたしは
貴方のことを好きになれないかもしれないけど、お金はちゃんと
払いますけどね・・・と言いたいのをグット胸に。早くその新駅に
つかないかなぁ・・・と車窓を眺めているわたし。
街中をかなり乱暴な運転で進み、その間も不機嫌な態度丸出し。
こっちだって、こんな人とは付き合いたくないが、巡り合わせだ、
ここは我慢。その間も日本人は好きでない運転手さん、その嫌い
な人たちを乗せて迷惑なのか、不機嫌さを百パー丸出し。
こちらとしては、こんなアウェーな状態で車中とあってはなんする
でもなく、ただただ目的地に着くのを待つだけ。
そのうち運転手さん、だいたいこんな時間帯(どんな時間帯が
こんな・・なのか全くわたしには判らないのだが)に、こんなとこまで
(どうやら新駅との距離間がそうない事を言ってるらしいが、それも
わたしにはどれ位の距離かこの時点でまだ判ってない)運べって
方が悪い、と言い出した。自分は如何に今日はついてないか、も
話し初め、料金を上乗せしろ!と言ってる。わたしはそれはダメだ、
といった。その必要を感じないし、こころよくも払えない、とも言った。
かなり険悪な雰囲気になった。運転手は、あんたら日本人だろ・・
と、言う。思わず、それがなにか・・・と、沢尻エリカ風答え方になった。
ますます険悪。まだ着かないらしい。このときのわたしはもう
ドキドキハラハラ、このままどうかなっちゃうのかなぁ・・・と。
どう考えてもこちらに非はないはず。
劣悪な雰囲気のまま、車中は大音量の音楽とともに、
ナントカ着きましたよ、新駅に。やれやれ、
くだんの運転手は、ケチ!という決め台詞とともに、
アクセルを最大限にふかして去っていた。
ドット疲れた。確かこの時も、その駅から乗り込んだ長距離バスの
車中ではその疲れの為か食事もとらずにただただ寝てた。
こんな時は、なんでお金を払ってまでこんな理不尽な想いを
しなくちゃならんのだろう・・・、と反省するが、
いまこうして、その時にことを書いたりしてると、
またぞろ、中国へ行きたいなぁ・・・と思いながら書いてるということは
わたしはよほどのマゾか、凝り性のない人間だということだろうか。
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