今週読んだ本ー『百姓貴族』荒川弘 中国語版
『百姓貴族』バィ・シン・グィ・ズゥ
荒川弘 著
中国語版、しかも繁体字。
奥付をちょっと書き写しますと、
作者 荒川 宏
譯者 方 郁仁
執行編輯 沈 萬楠
發行所 東立出版社有限公司
台北市承徳路二段・・・
となっていて、台湾出版のものです。
実はこの本、お借りして読んでいるもので、全くこの
作者のこのマンガの日本での評判を知らずに読みました。
実は今でもなんにも判ってないのですが。
日本のマンガが世界を席巻しているのはつとに有名ですから
どなたもご存知と思いますが、
留学生(中国の人に限らず)の多くが、日本のマンガやアニメ
に魅せられて、日本に興味を持つようになり、日本語を習い始め
ました・・・自己紹介挨拶は、もう何度も聞いている。
ということで、日本のマンガ文化・アニメは凄いんだ!と、
前の前の総理、麻生太郎さんも言ってました。
ただ、この世界へ出ているマンガ、アニメの本数というか種類
がそう豊富なわけではありません。
それは、ひとえに翻訳の問題ですね。
で、何が言いたいかというと、わたしはマンガから離れて久しい
ので、このマンガが日本でどれ位の人気度なのか判ってないと
先ほども申しました。でも、これ拝見してちょっとホントに外国でも
ウケル?のか・・・という疑問。台湾ならではの気がします。
意外に英語にも翻訳されてたりするんですかね??
本家・日本語版を読んでないので、この訳がどれほどのものか
も判らないのですが、台湾の人たちの日本文化理解度は深い
ので、恐らく問題なく訳されてるのだろうと推測します。
そこは大陸と違って、意外にえぇ~こんな本も出てるんだぁ・・・
というのは台湾ならでは?起きそうです。
どうしても訳が気になって見てしまいますが、
やはり、というのは台湾の人でも、
本の中に多用されてますが、擬音の訳は無理で
バサァとか シャバババとか がん~
なんてなのは、そのままカタカナだったり、大文字で
日本語表記でしたね。無理だよなぁ~。
もう一つ、
このマンガの題に使われている、「百姓」というその農業に
対する、日本語も持つ微妙な意味合いですね、
いまはわれわれも口にするときは、お百姓さんといい、
お と さん を足した言い方が普通で、
正しくは?農業従事者 と言わなくてはいけないそのへんの
この言葉と、後ろの「貴族」がもうすでにこのマンガの主成分?
の半分以上を語ってるんですが、その辺の理解も無理だろうなぁ・・・
でもでも、こうして日本のいろんなマンガを見ることができる
台湾って素晴らしい。
これを出版してやっていけるだけ、それを買って支えてる人たち
がいるってことでしょ・・・、んん~台湾恐るべしです。
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