中国のタクシー(運転手さん)事情、こちらもハラハラドキドキ
を更新したお話をしました。
そちらには、「打車ダァ・チュゥ」として
主に中国の出租車ツゥ・ズゥ・チュゥ(タクシー)
の、そのなんといいますか、凄まじさを書きましたが、果たしてどれ位
伝わっているのか、ちょいと自信がない。大変なんですよ!
まぁ、一度ご自分でお乗りになってみれば、百聞はナントやらを、
実体験できることでしょうが。
それで、今日はその続きと申しますか、それの脇のお話なんです。
物事は全てその現象だけを見て、あ~だこ~だ言っても、それはその
現状への不満であったり、非難でしかないわけで、
一歩進んで、では、何故そうなるか?を探るのが大人的対応です。
それで、昨日もお話してますが、総じて世界中にあるこの職業が
おおむねどこの国でもあまり評判が芳しくない。それは、わたしの
見たところ、この職業の人たちの置かれている労働条件が劣悪
だからなのではないか?というのがわたしの見立てです。
劣悪すぎる。ちょっと酷いんです。知ってました?
その説明を以下してまいりましょう。
中国の場合ですよ、中国の話しですから。
タクシー会社は無論中国にもある。
そこに運転手さん、タクシードライバー
がおるんですが、それは同じ。
この運転手さんたちの身分。タクシー会社との関係は
全て会社から運転手が車を借りて営業しているようなもので、
上納金?ってんですか、クルマを一か月単位で借りて、幾ら、
となっていてそれを運転手が負担する。あとはどうクルマを
転がそうが勝手、つまり勤務時間もなければ、休みもない。
会社員というのとは違う。単なる看板だけ借りてるかんじ。
ガソリンも運転手もち。これはタクシーに乗った時に、その話題
「ガソリンがまた値上がりしましたねぇ~」と何気なくそれも軽く
こっちが話題を振ったら、そのあと嵐のような講釈がず~~っと
降りるまで聴かされたことがあるので、実体験済み。
事故を起こしても、その修理代は運転手もちらしい。これは、
中国映画『夜。上海』という例のヴィッキー・チャォとモックンこと
本木雅弘が主役のあの映画では、女性タクシードライバーが
車を修理しに出して、修理工場の人から「お前の儲けはみな
修理代になっちゃうね」みたいなこと言われてるから、これも
ホントなんでしょう。
これなら、個人タクシーを認めればいいようなもんだが、何でも
中国ではその免許制度で、個人タクシーというのはないらしい。
つまるところ、中国ではかなりせっぱつまった状態のところで
タクシーの運転手さんはお仕事をされてられるわけで、
早いはなしが、この方たち、なんの保証もない。
かつ仕事も不安定。どんだけ客がいるかも、その日しだい。
かなり危ういのに、そのタクシー会社はただただ上納金が
入ればいいだけで、何もしてくれない。
こりゃぁダメでしょ、ちょっと酷い。
となれば、ここに問題があるんだから、そこを改正?すれば
いいだけのことじゃないの?と思うでしょ。思いますよね。
わたしもそう思う。
しかし、事がそう簡単にいかないのはこれまた大人?なら
判るでしょう、そう!
ここにも利権あるんですよ、(多分・・いや絶対!)
ここは利権で守られてる。だからそのしわ寄せが弱いものに。
そして、実はさらにそのしわ寄せが、その利用客にふりかかる
わけであります。
それはちょっとたまらん。ナントかして欲しい。
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