再び思い出して欲しい!鉄道は経験工学の教えを!!
一区切りにしたいと思ってます。
昨日まで見てきたように、中国の
高速鉄道網はこの先ますますその
拡大をめざし、更に速さ?も目指すのかも知れない。
いや、もうそこを目指しているでしょう、きっと。
実はまだまだ、一般庶民?にとってはこの鉄道は高い
そう、運賃が。
それは従来の安い?のが走ってますからそれとの比較
ですが、時間をお金で買える人たちの移動手段ということです。
2011年にあの事故が起こったあとにも書きました。
あの事故のあと、速度を減速してかなり慎重に運転し、その後
の事故再発防止に力を入れてたはずですが、
こう路線が伸びて、本数も増えるとまたまた・・・。
いただきたい。
鉄道は、経験工学だと。
結局は人間が動かすものですから、どんなに技術革新が
進んで、どんなに素晴らし機械が入っても、結局はそれを動かし
運用するのは人間です。
そういう話をするとすぐに、列車そのものの運航に携わる
運転手とか、制御室の人たちのことだけに限定して考えがち
ですが、そこもまた間違いで、
鉄道ってやつは、そのメンテナンスから、沿線すべてのレール
の状態から 、時にそのレールを敷いている橋脚の強度にまで
人の手が必要で、そのどれを欠いても安全が確保できない。
これって、これまた中国の問題に限らず、今まさに、北海道の
鉄道がその問題に直面しています。
ここで、何度も取り上げている「春運ツゥン・ユン」(正月帰省列車
特別配置) の問題でも判るように、どうやって大量の人を安全に
目的地に運ぶかは、特に移動人口がこれからますます多くなる中国
にとっては大問題なはずです。
その魅力の一つに、より速く、がある。
そして技術的には、飛行機のように速い列車が可能になった。
もとに戻せない。
より速く・・・と人々は願う。
そこに置き去りにされるものが必ずある。
それが怖い。
ず~っと以前に、中国の鉄道大学という、その路の専門家を
育てる大学がありまして、そこにちょっと事情があって何度か
足を運んでますが、そこの生徒さんたちの選ばれて将来その
中国の鉄道事業を担う若者とも話す機会がありましたが、
徹底した教育を受けてました。
採算性も求められ、誰かが
それにも合致してような方針を
考えて、こんな値段になるのでしょう。
広州から武漢まで、約500元ですよ。
高いかって??そりゃぁ安くはないでしょ!!
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