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2014年3月 1日 (土)

「網民ワン・ミン」の反乱 ネットは中国を変えるか?-今週の本

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  今週読んだ本は、こちら

  「網民 ワンミン」の反乱

   ネットは中国を変えるか?

   古畑康雄 著

  という本です。

   「網民」、「網」がそのままネットの漢字訳に

  使われてまして、その「網」がネット社会のこのネット

  としてそのまま使われてます。もっとも字の方は

  省略されてまして、「网」こんな字になりますが。

  「民」、「居民」のような意味合いで、そこにいる人たち

  の意味で使われていると思います。

    勿論「網民」のような詞はありません。造語です。

   一番最初にわたしがこの「ワン・ミン・・・・」がどうのこうの・・

  というのを音で聴いたときは、てっきり「王民ワン・ミン」という

  名の人の話題か何かだと勘違いしてましたから。

    さて、この本、副題と言うか、この本の命題が

   「ネットは中国を変えるか?」というのだとするなら、

   それはもう、はなっから答えが判ってるようなもんで、

   変えますよ、そりゃ。大きく変えますよ。

    中国に限らず、変えちゃいますし、実際変わってます。

    ということで、読む前からその答えと言うか、推理小説で

   言うと、最初から犯人が分かってるのを読まされるのは苦痛?

   なんですが、まぁ刑事「コロンボ」を見るようにその謎解きの

   愉しさ?もありますから一応お付き合い?で読んでみました。

   著者は共同通信の方で、ずっと報道に携わってこられてますので

   そちらの関係で、ネットを伝える手段として、これまでの媒体と

   違うという観点でずっとお話を進めてらっしゃいます。

     そこにいささかの間違いもございません。ご説ごもっとも。

    政治的な面での出来事に関するネットの果たしてきた、果たす

   であろう面が多く語られています。

     残念ながら、わたしが期待した、刑事・コロンボの

   では、何故われわれは犯人を取り違えるところだったのか?とか、

   犯人が殺人を犯してまで守りたかったこれまでの知られざる過去を

   暴くといった、お愉しみ?は提供していただけませんでした。

     かつ、もうひとつ残念なのはこれは多少致し方ない面もあるん

   ですが、この手の本にありがちな、どうしても出てくる新しいネット

   関係の用語それも中国語の、その解説または紹介に多くが

   取られ、そのことがこの本の一つの使命でもあるかのようで、

   そこで終わってしまうのはかなり苦しい。

     中国はネットによって変わります。これは異論がないでしょう。

    では、その情報がネットによってこれまで得られなかったような

    ものをごく簡単に一般の人も得られるようになっているのか?

     圧倒的にその量が増えました。必要な情報はそのネット

    上にあるのか?結局はネット上と言えども誰かが情報を発信

    しないことにはその情報は形として無いわけで、ではそれは

    誰がやってるの?或いは誰にゆだねればいいの?って問題

    ですよね。

      「網民」は物凄い勢いで増え続けています。

      中国の特異?な問題としてあった、閉鎖された中での

    情報も徐々にその殻が破られつつあります。

      中国でも完全ではないものの自由に情報を得られるように

    なって覗いた例えば、日本と中国の問題はその理解が進んだ

    かと言えば、そうはならない。

      それは、不自由だったからそうだっと思っていたらしいが、

    別にその意味では自由に情報に接することが出来る例えば

    韓国の人たちの日本を見る目に代表されるように、情報の

    不自由さにその根幹があるのではない、ということです。

     「網民」は今後も増え続け、多くの庶民がこれまでは接する

   ことの出来なかった情報に自ら近づくことができるようになります。

     話しがまた最初に戻ります。

     ネットは確実に中国を変えるでしょう。実際変わり始めています。

     実はこれは全く逆のことも言えて、

    われわれ日本人は何時でも何処でも自由に情報に接することが

    できます。では、そんなに“自由”に何でも見ているかと言うと、

    そうではないことにお気づきになると思います。

      それは、言語の壁があるにはあるのですが、

      これとても、ネットが解決してくれるだろうと、わたしは期待?

     しています。

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