「なんで冬になると裸で水をかぶるの?」青島・王さんの質問
「日本人は・・・」と彼は言う。中国・山東省・青島市に住む公務員。
王さんは、訪問団の一員として一度数日、日本を訪れたことがある。
その時は、彼の説明では 「走馬看花ズォ・マァ・カン・ファ」
(うわべだけをサット見ただけで、何も判ってない)の旅だった、という。
その彼が、テレビで日本のニュースに接し、いま疑問に思ってるのは
「なんでこの寒い時期にわざわざ水をかぶるのか?しかも褌姿で??」
と、言ってきた。
でもあれ中国でどう紹介されてるのか知らんが
逆に、こちらでよく見る中国・哈爾濱の真冬に
冰を割って飛び込むニュースのようなもんで、
話題としては、ありですが、誰でもがやってると思われると困る。
まぁ、そうは思ってないでしょうが、「なんで・・・?」は難しくて
答えられない。アレ、神事ですからねぇ・・・。そう言うとまた「神事」
の説明が難しい。日本人はそんなに「神」を信じてるのか?と
言われそうだ。
説明がかなり面倒なんで、「珍しいからこそニュースになるん
ですよ」ぐらいで誤魔化した。
こんなことは実によくある。
王さんから連絡が入ったので、青島の話題になり、
そうじゃないですか?
と言ったら。「どうして知ってる?」
というから、いや見ましたよ・・・
ネットですがね、と言ったら
向こうも、あぁ~・・・と。
そこまでは日本のテレビではやりませんよ。
そうじゃないですか?
と振ったら、それは本人もどんなのか
までは知らなかったようで、
なんで地元の者よりそとの、それも外国の人が詳しいんだ、
という。わたしは、そんなもんじゃぁないですか・・・と言った。
その話題で少し盛り上がった。
最後はお定まりの「青島も大きく変わっている」
「一年とも言われない」だから「また青島に来てその変化を
自分の目で見た方がいい」と勧められた。
確かに。
青島に限らず、中国のあらゆる都市が大きく変化し、
数年見ないともう別の様相を呈している。
それはもうこれまでも何度も経験済みだ。
恐らく、王さんは青島しか知らんだろうが、
他の都市もそれに負けずに変化し続けている。
行くたびに違う。だからと言って、その新しい町が
馴染めるかと言うと、わたしには昔のままの方が・・・・、
という場合が多いので、勧められるが気がのらない。
新しい都市よりも、古いまま残されたそんな場所がいい。
古いものを残すといっても
わざわざその「冬のなると裸で水をかぶる」のは
作られたもので、残ったものではなく残そうとしてるものだ。
町もこれと同じだろうか・・・といま考えている。
| 固定リンク
コメント