辞めちゃえば、終わり??-貧汚的結構
彼も中国・首都、大都市の
副市長を務め、そのあと、首都北京の
市長となった人物。
似ている面も少なくない。
彼が市長になったのが1983年。88年北京
奥林匹克アォ・リン・ピィ・クゥ の前。
その後、汚職問題で失職。彼の場合はその後
囚われ、裁判、判決は確か16年だったと記憶。
その後彼自身は、今年に入り病死。
先日来、毎日のように話題を提供していた彼。
いよいよ?今日、辞職するだろう・・・との
ことで一面を飾っている。
いま、辞任会見というのをやっていて、それを
聞きながらいま書いている。
これで、終わりか?
笑ったのは、もう、次のトップは誰になるのか?というのが
早くも話題として取り上げられてることだった。
いやにアッサリしている。
お隣、中国での汚職問題などかなり熱心に取り上げるが、
いざ、自分のこととなったら、アレッ?これで終わり??
無論、上の例の北京・市長と、東京・知事のケースは違う。
選ばれ方が違う。片や400万票を得て選ばれている。
選ばれ方は違っていても、ひとたびその地位につけば、
色んな人が近づいて来るのは同じだ。
そうした人たちを会うのも仕事だろう。
大きな決断も必要だろう、大きなお金も動かすでしょう、
美味しい話もあれば、怪しい話もある。
それは、何時だって、何処だって、誰だって、この地位に
あれば直面しなくてはならない。避けられない。
誰がやってもだ。
この構造のところに何らかの“法”を工夫できないもの
なのだろうか。
中国での例を見て、その罰則を見せしめ的に厳しく
することだけでは、防げないことはもう誰もが知っている。
大連市長のときにそれは始まり、
その後も続いて・・・の結果であった、
同じように、地位を利用しての
汚職問題で
その省セン(日本の県レベル)でも
彼は吉林省のトップ
あげればきりがないほど、
似たような人たちがいる。
似たような人たちは似ているだけで、それぞれが違う
事情を抱えてはいるが、
こちらにとっては、みな一様に見える。
辞任会見はまだ続いている。
それはとても日本的だ。
紳士的で、誰もが穏やかで、
本人も昨日までのあのおどおどした感がない。
原稿なしで、はればれとして答えている。
どっか奇妙だ。
これでいいのか?と思って聞いている。
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