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2013年12月30日 (月)

パンダが町にやってきた 番外編

010
 ハコダテにパンダがやってきた、

  ・・・・ことがある、

 話しもようやく終わりました。

   ホントはもっちょっと脇筋の話があるんですが、

   年の瀬もいよいよ押し迫り、パンダどころじゃないでしょ!

   って、ことで、これにて終了します。

   そのうちまた、その脇筋のお話を出来る日がくることを

  期待してください、って?聞きたいですか?

    今年一年ご愛読、ありがとうございました。

   来年もまた、どうぞお楽しみください。

   中国との関係では、あまりヨロシクない?ニュースが

  続いてますが、

    あれをもって、中国を見ていると、思われるのもちょっと

   ちがうなぁ・・・といつも思ってます。

    ということで、数日お休みして

   来年からまた、そんな、ちょっと横から見た中国を

   書き続けていくつもりです。

     どうぞよろしくお願いいたします。

     好いお年を!

     一年間ありがとうございました。

               函館日中友好協会

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2013年12月28日 (土)

パンダが町にやってきた ⑥ ー 低すぎるパンダ熱

003  手元に、『函館EXPO′88』

  青函トンネル開通記念博覧会

  公式ガイドブック

  がある。

  88・7・9~9・18

  とあるように、この博覧会の開催の全てが記録されている。

   このガイドブック、135ページあるうち、パンダが取り上げられて

  いるページは本当に少ない。しっかり?パンダだけの記事の頁は

  わずか2ページのみ。

    エッと思うくらい。それも写真が2枚。

     博覧会が終わってからの扱いで、このレベル。

     開催期間中も、例えば、地元紙・「北海道新聞」で、

   期間中、パンダが取り上げられているのは、20回あまり。

   それも、パンダ関連?パンダが主役でないもの、例えば飼育担当者

   の記事とか、パンダの笹の話題とか、パンダを見に来た幼稚園の子

   とか、異例なのはパンダが飼育員に怪我を負わせるというハプニング

   があったわけですが、その飼育員(女性)に関する話題までをも含めて

002 この回数。地元紙でこれくらいだから、全国で取り上げ

 られる熱はもっと低かったんでしょうね、きっと。

  その頭に傷を負った飼育担当の趙小苓さん。

  怪我は大したことはなく、一応、入院などはしたものの

  10日程度で退院。こんなこともあって、趙さんにとって

   も忘れられないハコダテとなったようだ。

    そんな脇の?話題も含めて、パンダが新聞紙上に取り上げられた

   回数は僅か。映像としてはもっと少ないのか、探したがちょっと

   当時のものを見れる機会には恵まれなかった。

001_2 結局、この話題を取り上げた最初から言っている

 ように、ハコダテにパンダが来たことなど、誰も

 取り上げないし、結果がこうだったせいか?

 なお触れて欲しくないのか、人の話題にも上がら

 ない。

   可哀想なのは?パンダでしょ。

   パンダにその責任はない。

   とりあえず、今だったら?大変ですよ、

   そりゃぁもう、街を挙げてですね、大騒ぎです。

    時代ですかねぇ・・・、

    この青函博、いろんなゲストが来ています。

    歌手もいれば、芸能人も・・・、でも開催期間中の一番の

   超・大型スターは、パンダなんです。

  それなのに、ハコダテでパンダグッズが造られたということもなく、

  パン屋さんがパンダパンを焼くわけでもなく、

  お土産にパンダ饅頭が売り出されることもなく、

  パンダのぼりが街にはためくこともなく、

    このお祭りは終わるんです。

    勘違いしないでください、

    わたしはそれを駄目だと言ってるんではないんです。

    それが、ハコダテらしい、 

    と言ってるだけです。

    こうして、ハコダテ、滞在76日間のパンダ

    「辰辰」と「慶慶」は、

     翌 9月19日にハコダテを離れ、

     中国へ行かないんですね、そのあとまた

     和歌山での出番が待ってたわけです。

    因みにこの2頭、当時3歳。と言っても人間で言うと

    高校生?ぐらいなんだそうで、若くて青春時代だったんですね。

    これが、パンダが町(ハコダテ)にやってきた記録です。

     追跡調査?もしてみました。

     パンダ「辰辰」と「慶慶」は、ビックスター?ですので

   それなりに、中国へ戻ってからも記録があります。

     話題の?飼育担当者・肖さんのその後は、お帰りになって

   から、数年の交流がこちら(函館)の人ともあったようですが、

   その後、どうなさってるのか辿り着けません。

 

     









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2013年12月27日 (金)

パンダが町にやってきた ⑤ -パンダの待ちぼうけ

008 世間の動きとは全く吾関せず、

  今日も、話題は1988年、

 ハコダテにやってきた2頭の

 パンダ、大熊猫、「辰辰」と「慶慶」

   の話題です。

    昨日は、いよいよパンダのハコダテ入りの日、1988年

   昭和63年7月七夕の前の日、2頭のパンダは無事、ハコダテ入り。

   まで辿り着きました。

    その翌日、七夕の7日と8日はパンダにとっては、明日からの

   お仕事に備えての連休。

    お披露目を控え、飼育員係りから空輸の笹を差し入れられる

   パンダ。お披露目前日の8日は悪天候、夜中には大雨となる。

   でも、翌9日開幕式にはその雨もあがり、いよいよお披露目。

004 函館をご存知の方はお判りでしょうが、

 このパンダ会場、メインのドック前の

 会場からしても、旅行客にとっての

 函館駅からも、飛行機でお越しの

   お客様にとっても何せ遠い。かなり離れている。

    それは、メイン会場がドック前ってくらいですから、海の

   すぐそばなんですが、パンダが塩害?に弱いって、知って

   ました?まぁ・・・そのパンダそのものの生育地四川省・成都

   の更に山奥は一体海まで何千キロあるの?ってくらいの

   山間部ですから、パンダはもともと海なんか知らないし、知る

   必要もないんですが、そうなんだそうですよ。初めて知りました。

   ということもあって、この市街地から離れたパンダ会場設定。

   更には昨日ちょっと触れましたように、何せこのパンダ来函の

   決定が遅れましたので、何としても準備不足は否めない。

   僅か2か月ほどの準備期間となれば、こんなものかも。

    で、この「パンダ館」の入場者数はその予想を大幅に下回る

   結果となるのだが、その予兆はすでにこの時点でもあったし、

   更にそれに輪をかけて宣伝下手もあって、惨憺たる結果とは

   なる。それは後に数字となって現れるし、現に今でもわたしが

   わざわざこうして書かないと、「函館にパンダが来た」、ことを

   取り立てて騒がれることもないし、記憶している人も少ない。

     その失敗をあれこれ取りたててもしょうがない。先へ。

006  超ビックゲストですから、

 開幕式のその日、パンダと一緒に

 やってくる人間ゲストの方もいきおい

 ビックになります。

 中華人民共和国駐日本特命全権大使

   (当時)楊 振亜 ヤン・ヂェン・ヤァ(この場合の敬称は)閣下。

   日中友好協会もこのパンダ誘致に力を貸してまして、

    日中友好協会事務局長 白西 紳一郎も来てますし、

007  ←こちら、楊全権大使の横には、

 郷土のスター、歌手・北島三郎

 が見えてますが、

 あと、中国関係に少し詳しい人だと

 ご存知かと思いますが、田中清玄

 と言う人がいるんですが、まぁご存知

  ないでしょう・・・駆けつけます。

    人間はさておき、パンダに話しを戻します。

    昨日も申し上げました、恐らく今後の可能性も含めて、

  いま、一生懸命仙台市がパンダ誘致の運動をやってますが、

  少なくともここまでは、日本では、東京以北最初で最後のパンダ

  がやってきた町が、ハコダテ。

  もう一つ、違う観点では。ハコダテが地方小都市だということ。

   当時、函館の人口約34万。今はもう30万割れしてますが、

   パンダが町にやって来るには、その町はみな大都市です。

   こんな小さな地方都市にやってくることは、これからも含めて

   恐らくもうないでしょう。

    当時、函館には動物園はありましたが、これまた小さな動物園

   でして、パンダ飼育経験者なんてのはいないし、そこの飼育員さん

   パンダを見たことがあるかどうかさえ、確かではない。

     パンダの食べるに適する笹はかなり厳選されるらしく、

   北海道では手に入らない。となれば、送ってもらうより方法がない。

    20数年前の物流と輸送を考えていただきたい。今でこそ、新鮮な

   まま様々なものが当日のうちに搬送できるが、当時はそうなかった。

    このことは、先の笹流ダム公園が郊外にあって、観客人員数が

   伸び悩む時代背景とも同じで、当時マイカーを持つ家庭は今の

   ようにどこの家にもマイカーがある時代とは違った。そして、今は

   そのダム公園を超えて更に郊外に沢山の住宅が広がっているが

   当時、その周辺の道路事情は今よりも劣悪。加えて、今ならば

   シャトル・バスなんてな名をかぶせて直行のバスを運行しそうな

   もんだがそんなサービスもなく、行くだけでも大変だった。

     更に更に、パンダがビックスター?であることは多少なりとも

   知られてはいたが、間際に決まったパンダ入りで、その宣伝や

   パンダが来てからのイベントの準備も、

     「パンダ写生会」「パンダ写真パネル展」「パンダもごきげん!

    ちびっこチャレンジャー・スクール」「峰大雅と道南カラオケ連合

    会歌謡ショー」「シンシン・ケイケイ体重あてクイズ」「100枚絵

    パンダまちがいさがし」が行われた。ネッ!なに?コレ??でしょ。

 

      それでも??パンダは、

    6:30 宿直員の起床、パンダの点検

    7:30 笹点検(保冷庫・水回りの点検)

    8:30 中国飼育係(早番)出勤

    9:00  給餌(朝食)

    9:25 入場者出迎準備

      30 開館、入場者誘導、説明

   10:00 笹点検、調理作業

00512:00  給餌(昼食)

15:00 おやつ

16:00 笹点検、調理作業

17:30 給餌(夕食) 展示場清掃

                       閉館

    18:00  飼育係を含めての合同ミーティング

    20:30  中国スタッフ パンダ点検

     の毎日の暮らしが続くことになる。

   パンダは毎日待ってたのに、お客さんはあまり来なかった。

   パンダの待ちぼうけ・・・これ、パンダのせいじゃありません。

     明日もまだパンダ話題ですけど・・・。




    




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2013年12月26日 (木)

パンダが町にやってきた ④ - パンダ・ハコダテ入り

001 いよいよ、ハコダテにパンダがやってくる

 ところまで話が進んできました!

 でもホラッ、急がないともう年越ししそうだし。

   この話こんなに長くなると思ってなかったんですが、書き始めたら

  あれもこれも、この機会だから記録しておこうと思い始め、ちょっと

  ここで扱う話題としては、ボリュームがあり過ぎたかも??

    話を急ごぅ~と!

   それで、その岡山にくる予定のパンダが、3月に日本入りして、

  3・4・5・6月ともう予定がほぼ組まれているという絶好の好機会

  ハォ・ジィ・フィに助けられ?話しが急に盛り上がるわけです。

  で、“パンダ・プロジェクトチーム”なんてのも出来ちゃうんですね。

  いろいろあって、この辺も書いておきたいんですが、こっちだって

  いろいろ都合があって、その辺を一気に飛ばします。

   そんな簡単じゃないですよ、パンダをなめてはいけません。

  超・超ビックスターですから、岡山に来たからちょっと寄って・・・

  なんてなそんな簡単な話ではない、ということだけ書いときます。

    そのいろいろ?のせいで正式決定、つまり、

   「パンダがハコダテに!」が確実となったのがこの開催のその年

   数か月前、というのがいかにも苦しい。

    来るか来ないか分からないうちは出来る準備にも限りがある。

    それは当然だ。周知も、来ないことも考えたら余り大ききはできない。

    でも、まぁ紆余曲折はあれ、決まりましたよ!!

    この後は時間とのたたかい。但し、3か月ほどしかないので

    かなり苦しい、かなり無理がある。002

    これが、「パンダ館」チケットだが、

    その印刷さえ間に合ってない感が

    にじみ出ている・・ような簡単な印刷。

    先行する宣伝媒体の印刷物にも

   その感じは出ていて、明らかに後で足したようなものが多い。

009  まぁ開催期間だけのものだし、そんな

  立派な建物を用意することもない。

   会場は当時としてはまだまだ函館の

  市街地から離れた郊外、(これがまた

   違う面、観客動員数等に影響するのだが)で、急ごしらえ

   となれば、こんなものかも。

     おっと、今日の目的はそれより先にパンダハコダテ入り

   のそこを書かなくては。

    先日来書いている、パンダ2頭「辰辰」と「慶慶」は、

    まず中国四川省・成都の動物園から、岡山市池田動物園  

    に、昨日書いた「瀬戸大橋架橋博」に3月に来日。

     さて、ハコダテに移動です。

     1988年(昭和63年)7月6日水曜日、天候晴れ、気温30度。

     早朝岡山空港発の全日空機で先ずは羽田空港へ。

     乗り換えの為、羽田で少し休憩をとり、

     パンダに水をやったり様子を見たり、飼育係がするにしても

     この辺の飛行機会社・空港管理会社との連絡やらなにやら

     だけでも健康煩わしいものがありますよ。

     12時30分中国側から飼育担当者4名。

      中国側の代表団(パンダが来るとなれば中国側からも

     それなりの大物が一緒に来るわけです)5名。で、9名。

      日本側飼育担当職員を岡山の動物園担当者をお借りする

      かたちで、プラス、3名、がやってきましたよ、ハコダテへ。

     飛行場から会場の函館郊外の「笹流ダム公園」ってんですが、

     この名前を聞いただけで大体想像がつくでしょ。ダム公園ですよ。

       この間の輸送がまた重装備ですよ。

       先導者つき、警護つき、マスコミつき。

       7月6日午後到着!!開会2日前。

     やっと、ハコダテ入りのところまでたどり着けましたよ。

     大丈夫かなぁ・・・あと数日で今年も終わろうとしてるのに、

     こんな時季外れ?の突拍子もない話題で??

     でもここまで来たからには、あとは一気呵成に??と

     なるかどうかは判りませんが、あすもこの話題、続きます。

     



   


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2013年12月25日 (水)

パンダが町にやってきた ③ー ハコダテ滞在70数日間

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 ハコダテに1988年やってきた

 大熊猫のうち、昨日画像で紹介した

 「辰辰」、今日お披露目はもう片方

 「慶慶」。こちらがそうです。

   彼女は、中国に帰ってから女の子を出産。

     さて、話しは1988年。昨日は函館市の市長交代劇が

   あった、お話まで。

     いよいよ、トップの交代も終わり、その時点で2年後の

   青函トンネル開通記念博覧会(この時点で略称・青函博)

   基本計画が出てきます。準備委員会を当然立ち上げます。

    地元の雑誌ではこう謳っています。

     総事業費、27億2千8百万円。

   会場を旧函館ドック跡地と緑の島の2か所。開催期間72日間。

   観客動員150万人を見込んで、スタート。

     この時点で、どこをどう調べても「パンダ」はいない。

   「パンダ」の「パ」の字もない。

    そして、更に一年が過ぎ、残すところあと一年。

001 ここにきて、突如、「パンダ」誘致案浮上。ですが、

 この記事には、正式には・・・と断りを入れて、

 (ということは、非公式に何かしてたらしい)

  5月に駐日・中国大使館を通じて打診、

  8月上旬に中国動物園協会の一行が

    函館を訪れて会場予定地を下見した。

     とある。これはかなり具体的な話になってきましたよ。

     実は、と言うかここに至るまでには当然何らかの動きが

   働きかけがなくてはならないわけで、それは、

     新・市長となった、木戸浦市長を団長に訪中団が組まれ

   この一年前の夏訪中。北京→哈爾濱→瀋陽→営口→大連

   の5都市を訪問。この訪問の函館市の姉妹都市探し?の

   面と、「パンダ誘致」の目的があったようです。

     姉妹都市は営口がその訪問先にあるようにこことの交渉。

     北京では、中国動物園協会儲会長と面談、

   だが、要請された方の中国側だった、要請があったから

   「ハイヨッ!没問題メィ・ウェン・ティ!!」ってなわけにはいかない。

   なんせ世界のビックスターだから。本当なら?この時点では

   苦しい。何せ残された時間はあと一年・・・。

    実はその時、函館市が意識していたかどうかは分からないが

   ハコダテにとって、かなりラッキーなことが一つあった。

    唯一あったその、運がまさに、

    ハコダテにパンダがやってくる大きな要因となった。

    それは、

    この函館市の要請の前に、中国では

    岡山県倉敷市で開催の「瀬戸大橋架橋博」にパンダ貸出の

    内諾をしていた。

      数日前に書いてますように、「青函海底トンネル」開通、

   「瀬戸大橋」の完成、・・・ね、日本はバブルでしょ。

      更に幸いだったのは、

   この「瀬戸大橋架橋記念博覧会」が3月から開催となって

   先行して行われている点でも幸いして、

     多分すったもんだ?はあったでしょうが、その後に

   結果としては、ハコダテにパンダがやってくることになる。

     これって、よく言われるような宣伝文句で言うと、

    東京以北、日本でパンダの見る機会があった唯一の地

    なんですね。

     毎日言ってますが、これって凄いでしょ。

    凄いんですよ。でも、だぁ~れも、驚いてない、感激してない、

    自慢もしてない。 この辺が函館らしさ・・・かなぁ。

   

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2013年12月24日 (火)

パンダが町にやってきた ② -何でハコダテに??

002
  函館にやってきたパンダは2頭、

 あとでその事に触れるが、

 主人公?をとりあえず紹介しときましょう

 といっても、そのうちの片割れだけですが、

 これがそうです。

   ジャィアント・パンダ 大熊猫 ダァ・ション・マォ

   「辰辰 ヂェン・ヂェン」と「慶慶 チン・チン」

   これはそのうちの「辰辰 (日本ではシン・シン)」

     この2頭がナンデ?ハコダテに??

   の答えはいたって簡単。

     昨日も書きました、イベントの「人寄せパンダ」として

   呼ばれたビックゲストなわけです。

     ここで、取り上げているのはその経緯なんですが、

   これが、もう一つの意味の「ナンデ?」です。

     つまり、これほどの大物?になるとそうそうは簡単に

   お出ましにならんわけですよ。

     国賓級ですからね、なんせ。

    昨日は、そのパンダがおいでになった?1988年という

   としの日本を書いた。

     バブルの匂いがし始めた日本は、光GENJIが踊り、

   国全体でも浮き足立ってきたそんな雰囲気のなか、

   某高級車が新しい車社会のステータスとして登場するなど

   これから続くバブルを盛り立てていた。

     一方その頃の函館は。

     この「青函博」がすでに取りざたされていてであろう、

   2年前、春、1986年。

     当時の市長、函館市第5代、柴田市長が突然の辞意を

   表明し、市長職から降りる。

     任期半ばで現職市長が、突然の辞職。

     このパターンは大概、外から攻められて辞めさせられる、

   のがその殆どだが、この場合はそれとは違い、かなり珍しい

   ケースで、ご自分からお辞めになると・・・。

      その辺の事情はこのパンダ話とはあまり関係ないので

   先を急ぐ。

     その後を引き継いだのが、

    第6代、木戸浦隆一市長。

      当時は、道議会議員だったかれが、地元に戻るかたちでの

    新・市長誕生となった。

      それから、わずか準備期間としては、2年を切って、

    このビックイベント「函館EXPO′88」を迎えることになる。

      無論、イベントの中身などは市長が直接指揮するよりも、

    事前に恐らくその準備委員会的なものが、作られすでに動いて

    いたことでしょう。

      でもこの時点ではまだ、パンダのパの字もでていない。

      イベントの柱を何にするかは悩ましい。

     青函博だから、それにふさわしい展示物がいい

     では、ふさわしい?展示物ってなんだろう??と

     関係者も頭を悩ませたはずだ。

      この辺からは絶対に、パンダにはこれない。

      なんのゆかりも関連性も見いだせない。

      当社はそうした、新幹線技術を見据えての、

    リニア・モーターカーを走らせよう、との計画があったことが

    窺える。これはもう、直ぐに、費用の面でとてもその

    イベントにかける予算の数倍を計上しなければならず、

    早々に立ち消えとなる。

      二番手はなにか、

     円高ニッポン、

    ご記憶の方もおられるでしょう。 当時話題になった、

    某生命保険会社がオークションで競り落とした

    名画、ゴッホの「ひまわり」が候補としてあがった。

     これも唐突?なんで青函トンネルにゴッホなの?

    てのはあるが、まだこの頃は迷走していたことがうかがえる。

     そっから、パンダへの飛躍と、

    パンダ計画?を打ち出したところで、何度も言うが、

    国賓級のビックなお客様、パンダを迎えるにはそうそう

    簡単なことではない。こっからもまた紆余曲折があったはず。

    でも、いまこうして描いているように

     ハコダテ市はパンダ誘致に成功するわけです。

    これは凄いです。

     凄くないですか??

     この話まだ続きます。

       

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2013年12月23日 (月)

パンダが町にやってきた! ① ・・・それも、ハコダテに。

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 パンダ・大熊猫ダァ・ション・マォ は誰もが知っている。

  その愛くるしい様子から、パンダ好き?も多い。パンダ倶楽部

  もある。パンダグッズにもこと欠かない。人気者だ。

  ところが、前にもちょっと触れたのだが、そのパンダがわが町

  ハコダテにも来たことを知る人が少ない。

   地元の者ですら、知らない、という人もいる。それって、年代の

  関係も無論あるが、あまりにも関心が薄い。

    記録したものや、それを話題に取り上げられているのも

  少ない、余りに少ないので、それならば・・・と、此処で取り上げる

  ことにした。

    パンダですよ、現在パンダがやってくるなんてな話ですと

  それだけ、大大大話題。パンダ話題で湧きますよ。

  超ビックゲスト。ハコダテに過去来た様々なゲストの中でも

  世界の大物です。パンダ。本来なら語り継がれるべきですし、

  その警護から何から、普段とはまるで違った扱いがあってしかるべき

  なのに・・・。なのにですね、無いんですねこれが。

   ということで、この話少し続きますが、お付き合いください。

    先ず、パンダが何故に、ハコダテにやって来たか?というと、

  それはもぅ、「人寄せパンダ」として、です。

    その「人寄せ」の目的は、この年、

    長く続いた、本州と北海道を結ぶ船、青函連絡船がその歴史

  の幕を閉じた。ご存知、世界初、「青函トンネル」が開通

Image2_2 因って、これまでの海上輸送をこれからは、列車に

 乗ったそのまま本州へ行ける画期的時代がやってきた、

 というわけである。

   その一大事業の成功を祝して、対面する二つの

  都市、本州側・青森市と北海道側・函館市の二つの都市は

Image6 そのそれぞれの市の頭をとって、青函セイカンと呼び、

 これを機会に両市で記念の行事が。

  「青函博、青函EXPO′88」と名付けられた。

   時に、1988年・昭和でいうと63年。

   日本は正にバブル期のトンネルに入ったあたり。

   ソビエト連邦では、ゴルバチョフが「パレストロイカ」を掲げ、

   中国では、上海で日本の高校生を乗せた列車が事故を起こし、

   日本では、光GENJIが唄い踊って日本中が好景気に酔い、

   朝シャンと言う言葉が生まれ、お宅という人たちが出始め、

   このあと、ワンレン・ボディコンのお嬢様たちが踊り興じる

   ようになる、そんな年。

     パンダ2頭が、ハコダテへやってきた。

   この「函館EXPO′88」開催期間、88年7月9日から

     9月18日までのことを追う。

    と、その前に、

    当然この青函トンネル開通は数年先に見えていた。

   それに伴う、青函連絡船の廃止も早くから話題に上っていた。

   それは、単に北の両市だけの問題に留まらず、世界初の

   海底トンネルの実現という国家プロジェクトの成功を祝う

   年でもあったし、その催しが企画されていた。

     ところが、このパンダがハコダテへ・・・は

   意外や意外、最初の計画では何処を探してもない。

   最初どころか、その年、88年に入っても怪しい。

   更に、パンダが来てからもその盛り上がりは驚くほど低い。

   いる間も実に冷めている。こんなビックスターが来たのに。

   いる間でそうだから、終わったあとの記録や人々の記憶、

   話題に上ることは尚のこと少ない。

    これじゃぁ、あまりにパンダ軽視だ?パンダが可哀想??

   ってんでもないですが、この辺からちょっと興味をもって

   調べてみたら、面白かった。

     そのお話しが明日も、明後日も続きます。

     パンダが町にやってきた。

     サンタが家にやってきた、

   よりはずっと衝撃的です。ではまた、明日。





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2013年12月21日 (土)

今週の中国語ー言い訳しないで!  別探借口了!!

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  今週の一言中国語は、

  言い訳はしないで!

 の言い方です。

  言い訳を先ず覚えましょう、

  借口 ジェ・コゥ と。

   なんとなく、ですがこの漢字で分かりますかねぇ・・・

   中国語にも、借りるの意味が一義的にはあって、

   そのほかに、かこつける、とか、利用する、の意味も

   備えてまして、かこつける、口実にする、の意味で

   使われています。

     逆に日本語の、口実は、あくまでもそれが真実だ!

   と言い張るその強情さを表して、言い訳になってるんだと

   思います。

     あとは簡単、別 ビェはこれまでもたびたび出てきた

   禁止表現。~するな・・・ですし、

     探 ザァォは、探すですからそうした言い訳の種を

   別が付いて、探すな!の意味です。

    実はこの字は簡略化されて、 こんな字になります。

      合わせて、 別找借口了

    が今週の中国語です。

   この一年、そんなツッコミを入れたくなる場面が多かった

   ように思います。大概は、テレビの向こう側の人にですが。

   何週前かに、不可能ブゥ・クゥ・ノン、ありえなぁ~い!を

    とりあげましたが、そんな人たちを前に、

     もっと辛辣な言葉はいっぱいあるんですよ、

     そりゃぁもう、中国語は罵倒語?の宝庫ですから。

    先日来のあれこれにも

    去你的! チュゥ・ニィ・ダ

     とか  去你大爷的!チュゥ・ニィ・ダァ・イェ・ダ

    とか、ツッコミを入れたくなるのですが、これらは辞書にも

    載ってないし、こちらの品性もありますので、

    今回は、

       別探借口了!ぐらいにしといて、あげましょう??

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  そんな人たちには、

   こんな好い薬があるので、

   これを贈りたい。

      もう一つ、オマケ

    中国語ではこちらも

U2046781002082163812fm21gp01 こちらも

  借口と言ってます。

  こちら、文字通りの

  借りる口です。




    

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2013年12月20日 (金)

猪瀬知事はアマチュア、じゃなっかた。

015  彼(猪瀬直樹)の熱心な読者ではないが、

 それなりに、彼の書いたものは、年代を追って

 読んできているように思う。

  作家の書いているものと、話すことのその様子

  を含めて、印象が違っている作家は少なくない。

   だから、彼がとりたてて、書いているものと、テレビなどで見る彼

   の何かに急かされているように話すちょっと鼻にかかった声との

   ギャップと言うか、印象の違いはそんなに気にもしていなかった。

      また、言ってるよ・・・と聞いてた。

      それがいつの間にか、政治の世界へ。

      そして、今回のことで、

      昨日もあるところで、このお話になったので、

     わたしの感じは、

      ちょっと変な喩えですが、

     料理なんかでよく、あの例えば生姜を臭みとりとか、香りづけ

    とかに使用してそれは、料理として提供するときは、その生姜を

    はずして、食用ではないので、取り除いて出すべきなのが、

    たまに全部を取り損ねて、残ったまま、料理として供される、

    更に出された方がすぐにそれを見て気付けば、取りよけて

    食すればそれでいいだけの話なんですが、これ又、

    何かの拍子に、一口で口の中に放り込み、ガブっと噛んだ

    あの時の、あの感じ・・・・・、あれに似ている。

       どうも、あの感じなんですね、いま。

      彼は自分は、“アマチゥア”だった、と言ってますが、

      そうだろうか??

    いやいや、今回したことは十分に“プロ”のやることです。

    政治屋“プロ”です。

    ずっと“アマチゥア”で、“アマチュア”の感覚でいて欲しかった。

    もし、彼が“アマチュア”のままでいたのなら、

     5000万というお金の重みも、そういう話を普通に?してる

    自分も怪しいとすぐに気付いたはずだ。

    “アマチゥア”感覚を亡くしたので、後ろのゼロがいくつ付こうが

    それが普通の自分の小遣いを話してるくらいの感覚でしか

    なくなっていたところに、彼はもう

      “アマチゥア”ではなくなっていた。

     すでに、話しは知事選へ。

     さて、次はどんな“プロ”が選ばれるのやら。

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2013年12月19日 (木)

辞めちゃえば、終わり??-貧汚的結構

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   陳希同 チン・シィ・トン

  彼も中国・首都、大都市の

  副市長を務め、そのあと、首都北京の

   市長となった人物。

    似ている面も少なくない。

    彼が市長になったのが1983年。88年北京

   奥林匹克アォ・リン・ピィ・クゥ の前。

    その後、汚職問題で失職。彼の場合はその後

   囚われ、裁判、判決は確か16年だったと記憶。

   その後彼自身は、今年に入り病死。

Yjimage3_2 こちらは、日本の首都・大都市東京のトップ。

 先日来、毎日のように話題を提供していた彼。

 いよいよ?今日、辞職するだろう・・・との

 ことで一面を飾っている。

    いま、辞任会見というのをやっていて、それを

    聞きながらいま書いている。

    これで、終わりか?

  笑ったのは、もう、次のトップは誰になるのか?というのが

  早くも話題として取り上げられてることだった。

 

    いやにアッサリしている。

   お隣、中国での汚職問題などかなり熱心に取り上げるが、

   いざ、自分のこととなったら、アレッ?これで終わり??

   無論、上の例の北京・市長と、東京・知事のケースは違う。

   選ばれ方が違う。片や400万票を得て選ばれている。

     選ばれ方は違っていても、ひとたびその地位につけば、

   色んな人が近づいて来るのは同じだ。

     そうした人たちを会うのも仕事だろう。

     大きな決断も必要だろう、大きなお金も動かすでしょう、

     美味しい話もあれば、怪しい話もある。

     それは、何時だって、何処だって、誰だって、この地位に

   あれば直面しなくてはならない。避けられない。

     誰がやってもだ。

     この構造のところに何らかの“法”を工夫できないもの

   なのだろうか。

     中国での例を見て、その罰則を見せしめ的に厳しく

   することだけでは、防げないことはもう誰もが知っている。

Image1_2 つい先日名を馳せたこの方も、

 大連市長のときにそれは始まり、

 その後も続いて・・・の結果であった、

Yjimage11_2 近くは、南京市の市長が

 同じように、地位を利用しての

 汚職問題で

Yjimage1_2 また、地方自治体と言う意味では

 その省セン(日本の県レベル)でも

 彼は吉林省のトップ

Yjimage10 四川省のナンバー2、

 あげればきりがないほど、

 似たような人たちがいる。

  似たような人たちは似ているだけで、それぞれが違う

  事情を抱えてはいるが、

    こちらにとっては、みな一様に見える。

    辞任会見はまだ続いている。

   それはとても日本的だ。

   紳士的で、誰もが穏やかで、

   本人も昨日までのあのおどおどした感がない。

   原稿なしで、はればれとして答えている。

    どっか奇妙だ。

    これでいいのか?と思って聞いている。

    



















    






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2013年12月18日 (水)

ガイドさん番外編、連れまわされる買い物ツァー

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  導游ダォ・ヨゥの話題がまだ続いてます。

 もう一点忘れてました。

 ←こちらの問題。

  これ、必ずしも導游だけの問題にするのは

  可哀想なんですが・・・、確かにあります。

   どういうことかと言うと、一日観光ツァーなんかに申込み、

   観光地を巡るわけですが、何故か、要所要所に買い物の場が。

   それも、観光よりそちらの方に時間がとられていたりして、

U27083239622084811632fm21gp01 ← まぁ、マンガ的にはこんな感じ。

 買い物の為のコースで、観光は

 ほんのちょっと、ってやつですか。

 この問題、このようにマンガで揶揄

 されるてるように、中国の人たち

   の旅行にとっても大問題でして、大分その辺も整理されてきて、

   以前ほど?あくどいの?のは無くなってきつつありますが、

   まだ、後を絶ちません。

     日本だとその辺はほぼ整備されていて、不満ないように

   できてますが、わたしも経験ありますが、中国が酷かったのは、

   買わないとこの場から帰しませんよ!!的な、

   かなり険悪なものもあって、当然眼の前にいる導游にその不満

   というか非難が集中してましたね。

 

   これ又あの手この手で、いくつか面白い話もありますが、

  それを紹介してるとまたまた長くなっちゃいますので、機会を

  改めてしますが、一つだけ、

U404465803810928770fm21gp01← このマンガを見て思い出したのは

 こんなのもありましたね・・・そういえば、

 これとは違い、つり銭のないように買え

 というんですよ、つり銭は出ないよと、

  つり銭が出ないように買うか、

                    つり銭に見合った商品で代替えするかだ、

   って、これ言ってることが同じでしょ、

   そんで、その隣にある工場直営スーパーってのに案内されましてね、

   わたしの欲しかったのはたった一点。それも安いヤツ。端数が出る。、

   手元には10元札、連れに小銭はないか?と尋ねその分お小銭を

   用意して払おうとしたら、これは1個売りはしないんだ・・・と、

   そりゃないでしょ、じゃぁいいです、ツァーでたまたま一緒になり、

   仲良くなった彼に代わりに買ってもらうから、と言ったら、それでは

   貴方自身の買い物が一つもない事になり、こっから出れない??

   ことになると脅かされた。

    その辺の裏側の事情がどうなってるのか、中国の導游さんが

   書いたそんな内幕暴露本がないかと探したんですが、探せなかった。

   どなたか、お持ちでしたらご紹介ください。

    日本にはあるでしょ、そうしたガイドの内幕??みたいな本。

    結構面白ですよねこの手の本も。はとバスツァーの同じコース

   なのに、何度も乗り込んでくる客なんかがいると紹介してたのを

   読んだことがあります。

     毎月のように同じコースに乗る客がいるんだそうです。

   向こうから見ると客も実に色々だろうし、その日だけのお付き合い

   もあれで大変なんだろうな、とある程度察しはつきますが、

U7740356543902466557fm23gp01中国のガイドさんには、中国のガイドさんの

大変さがあるわけですよ、

 なんせ普段からあんな?中国のひとたちを

 相手にしなくちゃならんわけですから、

 あの仕事も大変だ!!

    ということで、

    お時間がありましたら、どうぞ

     「旅游車導游 リュゥ・ヨゥ・チュゥ・ダォ・ヨゥ」  を

   ついでにご覧いただいて、なんか面白話がありましたら、

    どうぞ、『隗報』へ投稿してください。

    お待ちしております。









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2013年12月17日 (火)

想い出のガイドさん - 難忘的導游

 U2695690421390319029fm591
  ガイドさんは、導游 ダォ・ヨゥ といいます。

  ガイドさんの総称ですね。導くの字は

  簡略化されて上のような字になります。
 

   きのう、『隗』ホームページ更新のお話をしてて、

  12月号の話題は「旅游車導游リュゥ・ヨゥチュゥ・ダォ・ヨゥ」

  観光バスの、バスガイドさんでしたが、

  これ以外にも、忘れられないガイドさんが何人かいる。

  それは、必ずしも、バスガイドさんではなかったので今回は

  ふれていないので、そちらも紹介したかった。

   その前に、

     昨日、ちょっと触れてますが、中国の導游はみなその

U9770988794036026879fm21gp01 資格をお持ちでして、これがその証明書なんで

 すが、多分この資格も細かく分かれていて、

 外国人を案内するにはまたそれなりの語学の

 問題とかありますから、そういう資格が必要なん

  だとは思いますが、詳しくはありません。

     もう一点、

U1493053413132960105fm23gp01 新しいマイクといったのはこんなんでして、

 そんな複雑な機械ではありません。

 早い話が音声をマイクを通して拡大すれば

    いいだけの話ですから、マイクをヘッドホンと同じ様にして

    頭に付けて口元にマイクがくるようになってます。

     スピーカーの方は腰につけてたりしてます。

    これが、その新兵器です。

    今度行ったらこれのホンモノも買ってきましょう。

    外を歩きながら説明するときの兵器です。バスの中は従来通りの

U22682382543271831569fm23gp01マイクがありますので、これは必要ありません。

  以上が昨日書いた後、気づいた

 補足の説明です。

 さて、今日は昨日あの文を書いてから

  そう言えば、バスガイドさんに限らずそれ以外のガイドさんにも

  大変お世話になったというか、お世話したというか、忘れられない

  思い出が多い。

U42790189142194453039fm21gp01   実名を挙げてもいいんだが、

  ご迷惑でしょうし、それが目的でもない

  のでそれはいいとして、

  忘れられない導游がいる。

 

   彼は、中国・安徽省の黄山ホァン・サンという観光地の

  ガイドさん。とっても古い話で恐縮ですが、彼は当時、

  20代前半だった。当時まだまだ中国は旅は自由では

  なく、どちらかと言えば不自由。

   未開放地区なんてなのがまだまだあったもんなぁ・・。

   外国人の勝手気ままな旅にまでサービスしてくれる人は

  少ない。ところが、彼は最初から違いましたね。

  日本語は出来ないし、日本人を案内するのは勿論初めて。

  「外国人は数年前に香港人を案内した」と彼が言い、

  「香港人は外国人じゃないでしょ」とわたしに突っ込まれてた。

U3961988952279424622fm21gp01 何より彼はいつも笑顔。印象に残ったのは彼の

 笑顔と、当時としては珍しい、中国の人でナイキの

 靴を履いてましたね。

   この山は広く、また説明も歴史との係わりも

   あり、地名・人名がやたらに出てくるそんな説明を彼は実に

   丁寧にしてくれました。分からなければ字も書いてくれて。

   山のコースはいくつもあるんですが、どのコースをどう回る

   かの説明も彼が一方的に決めるのではなく、全体を教え

   こちらの決定を待つかたちで時間がそれだけ掛かったが

   嫌な顔一つせず、何か尋ねれば丁寧に教えてくれる。

    こんな青年が中国にもいるんだぁ~との思いと、この

   青年は都会から離れたこの大自然の懐の中で、どうやって

   こうしたことを自分のものとして学んだんだろう?と感心

   した。

     山頂の小さな山小屋に毛が生えたようなホテル?に

   一泊、麓のひなびた?温泉はないが、川音が聞こえる

   民宿のようなホテル?に一泊、二泊三日彼がガイドして

   くれた、あの三日間の彼のガイドは今思い返しても、

   ガイドしての仕事以外にも、こちらに気を使い色々して

   くれたりで、わたしには言い古された言い方だか、

   カルチャーショックというやつだった。

    折に触れ、彼のことを想い出す。

    実は、中国のガイドさんというと真っ先に思い浮かぶのは

   彼の笑顔なんだが、そんな彼は実に少数派で、そのあと

   彼のようなガイドさんにはお会いしていない。

    そんなガイドさんがいることも付記しておきたい。

    







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2013年12月16日 (月)

旅游車導游 ガイドさん物語 - 12月号のテーマはガイドさん

   今年 (2013年) も最後の月となりました。

 今月、12月号、ウェブ版「わたしの見た中国」を更新致しました。

 今年、一年のご愛読ありがとうございます。

   ということで、今年最後のテーマは、中国のバスガイドさん

  「旅游車導游リュゥ・ヨゥ・チュゥ・ダォ・ヨゥ」バスガイドさん

   を取り上げました。

    いつものように、上をクリックしてどうぞ、『隗』ホームページへ

   遊びにいらしてください。

U12347330371443674482fm591_2 さて、その中国のガイドさんでわたしが

 真っ先に思い浮かべるのは、この彼女が

 手にしてるような、メガホンです。

  これよりまだ小さな子供の玩具のような

   小ぶりなのもありまして、よくそれで説明してました。懐かしい。

     どこでも見られる風景でした。その小さな拡声器、中国旅行

   中に見つけて買ってきましたよ、ですので、本物が家にあります。

   全く使う機会がありませんが。

U8196772132981092404fm21gp01 それが、今はこうなりして、

 みなさんマイクを付けてそれを電波で飛ばして

 拡声器は別の場にあるという方式なりました。

 小型で腰に付けていたりしますが、性能が

   格段に良くなってますのでそれでも前よりハッキリ・クッキリです。

     ということで、手が自由になりましたし、

   拡声器時代のあの、スイッチを入れた時の“キィ~ン~!!”

   という不快な音がなくなりましたね。あれすら懐かしい。

     それで、この職業どの国にもあると思いますが、

   日本だけですか?あの制服着て、会社を代表してるような

   ガイドさんのありようは??

U10718140154075702512fm21gp01 中国はこんな感じ。

 いたってカジュァル。それも大概は

 一日限りのお付き合いなんで、彼女の

 服装が毎日こんななのかどうかまでは

   分からず。でも、まぁこんななんでしょうね、きっと。

U16293999121958376868fm21gp01 男性ガイドさんにもよくお会いしましたね。

 その日バスが来て初めて分かるんですが、

 案外男性ガイドさん数と言うか割合というか

 多かったと思います。

   年齢もまちまちで、若い方からかなり年配の方にもお会いしま

   した。その意味では、中国のバスガイドさんは、普通の?

   職業なんでしょうね、きっと。

U204412038490116879fm21gp01 こちらは、バスガイドさんとは違って、

 というか、一部地方ではこうした人がそのまま

 バスガイドのこともあるのですが、

 現地ガイドさん。少数民族の地方へ行くと

   その地方の少数民族の衣装を着たガイドさんが、担当するという

   やり方が多かったと思います。

    また、記念館や博物館にはその館のガイドさんがまた別にいて

   その建物の中はその館のガイドさんが担当、という役割分担が

   非常によくされているのが特徴だったと思います。

    個人的な思い出は数々あります。

  どれくらいの都市でこうしたガイドさんのお世話になったでしょう。

  基本わたしの旅は、団体でもないし、招待や商用でもないので、

  その都市についてから、効率よくその町を知るのは、

  現地の、「一日観光ツアー」なんてなのに乗るのが一番。

    文にも書きましたが、はとバスに乗るようなものです。

   一日で決められた個所を効率よく説明つきで回ることができます。

   でも、日本のはとバスのようなサービスは期待できませんし、

   なによりコースの種類が少なく、たまたま前日の午後その町に

  入り、その日のうちにすでに何か所か有名な旧跡地を見たとしても

  また、次の日そこを訪ねるはまになることがしばしばでした。

    それは、ガイド会社の問題ですが、

    ガイドさんそのものにも、色んな思い出があります。

    その多くはそのガイドさんの個性に係るものでしょうから、

    一般的に中国のガイドさんがどうこうと言えるものではありません。

   ですが、言えるのは、

    あんなに、個性的なガイドさんは日本ではあり得ないだろう・・と。

    それはまた、上の制服の話と同じなんですが、

    会社を代表し、会社のサービスとして提供されてる日本式と、

    ガイドさんが請け負う中国式ガイドの違いなんでしょうねきっと。

 

    というようなところを先ずは、どうぞ

    『隗』ホームページ、今月号の「わたしの見た中国」をご覧ください。













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2013年12月14日 (土)

今週の中国語、びみょう~!って、ふつうかなぁー 一般般

     今週の中国語、これです。

  一般般吧!イー・バン・バン・バ!

   いまどきの若者風に言うなら、

   びみょう~・・・  ってやつですね。

   若者たちの、「びみょう・・」の使い方もなかなかに微妙でして、

   評価のレベルとしては、可もなく不可もなく、なんですかね・・・

   それをも含めて判断し難い、と言う意味での「微妙」なら、

   「微妙」の意味と使い方は正しい。

     要するに「微妙」とは一言では言い表せないからして、

   「微妙」なのであって、

     評価として問われた時に、「びみょう~」ということは、

   決して誉めてはいない、高評価ではないが、駄目というほどの

   悪評でもない。つまり、「ふつう」のレベルってことですか。

U34876417251978158491fm23gp01
 若者のこの「びみょう~」は評価を問われて、

 その自分なりの評価を逃れている面があって、

 自分からは評価したくない、でもそれを求め

 られしょうがないので、「評価」しない「評価」

 としてあるので、このままを受け入れていいか

   どうかは、これまた「微妙」とややこしい事このうえない。

     そして、ものの評価というやつは、お気づきでしょうが、

   絶対評価は難しく、個々人のその感覚に我々は普段頼って

   る訳でして、その意味では、他人の評価ほどあてにならない

   ものはないのですが、まぁ、そこは一応聞いちゃいますよね。

     外での「食事の後なんかに、或いはある店が話題になり、

   「どうあの店?(の味、或いは味を含めて店全体の雰囲気とか)」

   の問いに、「一般般吧!」 というぐあいに使います。

    どうなんでしょう、この評価レベル。

   決して誉めてはいません。でも、ちょっと・・・・

   プラスの評価と、マイナスの評価がありまして、

   この「一般般」は、人によって、プラスもマイナスもないゼロ地点

   の人と、多分、ゼロコンマいくつかマイナスのところにいるのが

   多いのかもしれませんね。

    上の情況で、店を出てすぐ「一般般」の評価を口にするのは、

   奢られた方としては、これは言づらいですね、奢られてるのに。

   それでも「一般般」と言うとするなら、マイナス評価でしょ?

     たまさか、奢った方が知らずに入った店でこの評価なら

   自分を慰める意味で、プラマイ、ゼロの地点位だと思います。

     要するに、「ふつう~」と言われてると同じなんですが、

   この「ふつう」くらい、表現するのが難しいものはない。

    「ふつう」が好いことだってたくさんあるんですよ。

    この話をするともっと複雑になりそうなんで止しますが、

    「一般般」を全ての状況でみんなが同じに使ってることは

    ないので、もともと、この「一般般」という言葉そのものが、

    「びみょう~」だということです。

     これと似た位置ある、中国の人がよくつかう

    「还可以 ハィ・クゥ・イー」ってのがあるんですが、

    こちらは「まぁまぁ」と言ってますから、評価的には「一般般」

    よりは、いいんですよ。

     この説明で分かりますか??

     まぁ、評価が「びみょう~」な時は「一般般」と言ってみて

   ください。

     誉めちゃいないですよ、

     決してけなしてもいないですね。

     でも、評価的には、みなさんが思う「ふつう」より

    低いかもなぁ・・・個人差はありますが。

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2013年12月13日 (金)

マンデラ氏追悼式・でたらめの手話通訳ー曼徳拉追悼大会手語翻訳有問題

Uhttp___issimgcn_sscms_2013_12_12_1   震惊全球!

   曼徳拉追悼大会

   手語翻訳系假冒。

   世界が驚いた!

   確かに。わたしも驚きましたね,このニュース。

   みなさんもどこかで目にされるておられると思いますが、

   先日のアフリカ・マンデラ氏追悼集会。

   こちらは、各国で、世界中で報じられてます。

    その手話通訳を担当した男性の、その手話が

   全く?といってますが、ホントに?全くなんですかね?

   わたしは手話は分からないのでその辺は伝えられているのを

   そのまま信じれば、全く手話をなしていない、というお話です。

   でも、彼は短い映像で見る限りは何らかの身振りはしてます。

   詳しい内容というか、どうして??のお話は今後解明されると

   思いますので、それはそちらにお任せするとして、

    全世界を驚かした彼、

   わたしを驚かしたのは、世界のソレとは違っていて、

   2点あります。

   1点目。

    もし、彼が手話を出来ないのなら、彼自身がそのことを

   誰よりも一番知ってるんですから、この仕事よく引き受けましたよね。

    世界中が見守る中の仕事ですよ、そりゃすぐにバレちゃう・・・・、

    ぐらいの事は、誰だってすぐに分かんじゃないですか。

    それも映像で世界中に発信されるんですよ。

    立ち位置も、世界の要人の隣ですよ。

    世界の要人はもう誰も見慣れてますから、当然眼はその隣の人へ。

    警護だって大変だと思うんですね、あんだけの要人が一堂に会し

    ちゃって、多分生半可な警備じゃないです。

     そこに立つだけ凄いでしょ。そのプレッシャーだけ、どんだけの

    もんですか?それの事前原稿は渡されないようですから、その

    同時通訳ですよ。

     よく、引き受けましたよね、この仕事。

     ある意味、そっちの方が凄いというか、不思議。

     違う観点からだと、世界の要人の警護って案外見落というか

     こんな処に“穴”があるんだ・・・と思った。

     2点目。

      具体的にあってるかどうか分からんのですが、この追悼式

    全体がどのくらいの時間になってるのかは分かってません。

    ですが、わたしが接した記事では4時間、彼が手話通訳した、

    ってんですよ。ありえなぁ~い。

      4時間ですよ、4時間。普通に話したって4時間は・・・。

      そういれば、わたしの見た細切れの映像でも、挨拶の要人が

     変わっても彼が隣にいたもんなぁ・・・。

      これ!どういうこと!!

      やらせる方も、やらせる方だ!!考えられない。

      本人もよくやった??がやらせる方もだまって一人にやらせる

    やり方で準備が進んでたってことでしょ。

      交代の手話通訳者が準備されてないようですから。

      ニセのまるっきりでたらめだ、といっているその手話通訳を

    4時間も彼はしてたことになる。これまた凄い、よくやりました!!

    って、誉めてどうするんだ(○`ε´○)

      いやいや、確かに驚きのニュースでしたよ。

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2013年12月12日 (木)

エッ!もう??お正月の準備?!-2014年の春節

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 昨日、中国国務院が

 来年度2014年の

 お休みを発表。

   実はこれ、その前

 から大体決まってまして

  昨日発表されたのは、ちょっとした軌道修正

  なんですが、何はともあれ、これで来年の休みが

  決まりました!!

    日本の関心というか、日本はいま、街をイルミネーション

  が飾り、どこからかクリスマスソングが聞こえる、そんな

  クリスマスを迎える気分です。

   どうも、お正月に重きがおかれなくなって久しい。

   わたしの子供の頃は、丁度いまのクリスマスとお正月の

   位置?というか重きのおきかたが逆転してたもんです。

    中国はもちろん、まだまだお正月にその関心が。

   ですので、昨日の発表を受けて、クリスマスなんか飛び越して

   一気に関心は、春節ツゥン・ジェへ飛びます。

    来年は、1月1日元旦は一日の休みのみ。

  (例年だと大晦日11月31日も休んで2日間が続いてた)

    そのかわり??春節は、われわれのカレンダーで言うと、

   1月31日から2月6日までの7日間と決定。

U41399976401903247768fm11gp01
  さぁ~いよいよこの決定を受けて

 みんなが動き出しますよ。

  まだ、2か月近くあるんですが、

    間近に迫ったんでは、間に合いませんからね・・・。

    まず、列車の切符が取沙汰されます。

     街や職場やご近所で、その話題が多くなります。

     大型連休に調整の為、その前の1月26日の御休みが

   休みでなくなったり、

    中国でも、こうした例えば来年のまた連休予定、

   春節をはじめ、五・一節 ウー・イージェ 3日間、

   やら国慶節グォ・チン・ジェの7日間の大型連休のあり様を 

   見直そう・・・・、なんてなお話もでてますが、

    それは余りに多くの人がドット繰り出した先の様々な

   問題なんですが、テレビ番組や、新聞紙上などでもお偉い

   大学の先生なんかがいろいろ言ってます。

     でも、そんなんには関係なく

    ひとびとの関心は先ずはこのさきの

    春節ですよね。

     もう少しし始めると、街がちょっとづつ

   近づく春節にザワザワし始めます。

     この頃の、ザワザワ感??がわたしは好き。

   春節そのものより、そのちょっと前のこのザワザワ感を

   味わいに中国に行きたいんですが・・・・、

   無理だよなぁ~。


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2013年12月11日 (水)

中国のネットカフェは、トイレと同じ・・・?

   中国、ネットカフェは、網吧ワン・バァと言います。

  字がちょっと・・・吧 こんな字になります。みなさんの

  スマホや電脳でこの字がどう表されているのか分かりませんが、

  網を省略した字がこうなります。

   網は、ネットです。吧は、お酒を飲む場の、バーが酒吧ジュゥ・バァ

  で、そのバーを採用しています。

    で、その網吧、ネットカフェの話題です。

   表題はちょっと誤解を受けそうです。ですが、これが率直な感想。

U2330360772207598172fm21gp01 こちらがそうです。わたしの言いたいのは、

 中国のネットカフェいまでもそうだし、大多数

 がそうだと思うのですが、このようにズラッと

 並んだパソコンがあるのみ。つまり、仕切りや

   囲いがありません。 

    その意味であぁ~これって、トイレと同じだな・・・という思いで、

   中国のネットカフェはトイレと同じ、とわたしは言っています。

    実はわたしは、中国でのネットカフェ利用体験は3回しかないで、

  あまり言えた立場にはないのです。でもまぁ、日本人が中国へ

  行ってわざわざネットカフェを利用するという状況に置かれる人は

  そう多くはないでしょうから、少しは書いておく価値?でもあるかな、

  と思い、ある方から尋ねられましたので、ついでに此処にも書いて

  おこう・・・・となった次第です。

    留学してた頃はあまりに古くて、中国そのものにネット環境が

  ありませんでした。その後、ちょくちょく旅行に出かけて、近年漸く

  こちらにも旅先でネットに入る必要性が出てきたりして、たまたま

  必要に迫られて、3回ほど利用しました。

    更に、ここ数年では、ホテルにそうした場所があるので、そこを

   使えば、短時間での情報収集位は十分に用が足せるので、また

   利用する機会がなくなった。ということで、この3回どまり。

U31816355211401818198fm23gp01 ですので、わたしのネットカフェ情報は

 ちょっと古い。情報としては役立たない。

 細かな点ではもう相当変わってると思う。

  わたしが利用した頃は1時間5元でした。

    それも、ちょっと良さげな?網吧です。これより安いとこは

  ありました。例えば大学のそばなんかに。街中のちょっと高か目

  を狙いますね、わたしは。それも平日の日中、人が余り多くない頃

  を見計らいます。そうでないと、ご存知中国の方は、もし仲間と来て

  いればその話声がやたらデカい。一人の人も機械の扱いが乱暴、

  キーボードをそんなに激しく叩いてどうすんのよ!ってくらい、ガンガン

  やってます。おそらく、ゲームしてるんでしょうが。

    そのガンガン音が迫力ありすぎ。壊すんじゃない??ってくらい。

    ゲームの人が多かったですね、感じでは。次が映画、ダウンロード

   して、映画見たり、ドラマ見たりの人。

    あと、チャットかなぁ。これらはいま・・・今後ますますスマホにとられ

   網吧に行かずともよくなってきたので、恐らく大変でしょうね経営的に。

    あと、何だろうなぁ・・・、喫煙者が多いのもわたしを悩ませた。

    それに、日本だってこれは言えるが、外からではその網吧が

   どんなのか中の様子を窺いしることができないので、旅先での

   いきなりの網吧探しは、大変。あるのは分かってるんだがその

   へんを、宿泊してるホテルの小姐たちに聞いても彼女らがネット

   をやらないと誰も詳しいことを知らなかったりする。

     申し込みは、これまた日本と同じでかなり厳しく厳格にやってる

    とこもあれば、相当いい加減なところもあった。

     基本こちらの身分を証明するのはパスポートしかないので、

    それを提示して、申し込む。申し込みと席番を知らされ、さらに

    その席についてからまた、認証がいったりしてましたよ。

     あと、わたしは電脳のキーボードもそのまま中国語打ちます

   ので、問題なかったですが、あれを日本語で打とうとおもうなら

   また、一つ操作が必要ですけど。それは難しくはないのですが、

   手順がありますから、事前にお知りになっておいた方がよろしい

   でしょうね。

     こんな公衆トイレ状態ですから、直接の?危険はないのです。

    ですが、何せ隣の人からいきなり話しかけられたり、はありました。

    あとは言葉の問題ですが、受付でパスポートを出した時点で向こう

    はこちらの身分が分かってるわけで、その点での用心もいると

    いえばいりますか。

U9257670291680129290fm21gp01 ちょっと高級なところになると、さすがに

 仕切りもあって、分煙されてるなんてな

 お話を伺ったことがあります。

   ですが、お勧めは同じ網吧でも、

   ホテルのフロント近くにある簡単な、2・3台電脳が置かれてる

   ようなコンピューターをお使いになることをお勧めします。

     こんな位でよろしいでしょうか??

    わたしの知ってる中国ネットカフェ情報はこれ位。

U17838568911843606495fm23gp01
  もし、ご希望なら、こんな

  小姐の付いてる??

  網吧もあるらしいですよ、

    この小姐たちはなんのサービスをしてくれるのかは

    不明ですが。

     中国で網吧をお使いになることがありましたら、どうぞ

    お気をつけて。

     ご自分のパソコンを持ち込む方法もありますが、

    使用頻度がそう多くないのであれば、やはりまた戻りますが、

    お勧めは、ホテルの電脳をお使いになるのが一番かと・・・。

    余りお役にたちませんが、以上がわたしが、

    中国の網吧に持っている印象です。

    トイレと同じですから、慣れちゃえばいいんですが・・・。









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2013年12月10日 (火)

シュワッチ挙手 と ダラ~ン肘曲敬礼

   表題のどちらの用語もわたしの造語なので、こんな言葉が

 あるわけではない。

   いずれも、中国のその挙手の仕方について、勝手に名付けた

 もので、他意はない。

   「シュワッチ挙手」については、すでに何度か書いている。

  ウェブ版「わたしの見た中国」2010年7月号がそれで、

  「請挙手チン・ジュウ・ショゥ」老師!シュワッチ!!

   をご覧いただきたい。

  そういえば、あれからまた一つ新たに画像を見つけたので

  紹介しておきたい。

Photo この子。

 ホラッ!これがわたしが

 ウルトラマン式シュワッチ!挙手

 と呼んでるやつです。

  ピッとこう、右腕は正しく指先

 まで90度に真っ直ぐに伸びて

   左腕は、その右腕肘に軽く添えられてますよね、

   これが、正統派、あるべき、シュワッチ挙手です。

    キッ!と、老師の方を見据えてる目にも力が入っいて、

   いいですねぇ~、利発そう。

     これを、名付けて「シュワッチ挙手」といいます。

    今日ご紹介は、これは挙手ですがこれと同系?の、

   敬礼で、中国式敬礼をこれまた勝手に名付けて、

   「ダラ~ン肘曲敬礼」と呼んでますが、何はともあれ、

   先ずはご覧いただきましょう。

8166535_980x1200_01 これです。

 われわれの敬礼・・・って、

 わたしなんかは敬礼って

 したことないんですけど・・。

   それなりに長が~いわたしの人生の中でも、記憶では

   ほんの数度それも子供の頃にふざけてしただけで、

   その後警察官か、自衛隊にでもならない限り、そうそう

   しないと思いますよ、普通、日本人は。

     それが、中国の子供たちはするんですね、それも

   毎日のように。なんでかって?それはこの先に。

     それはともかく、判りますかね・・・?違い。

   先ずその、高く掲げた右手の最後の位置が違います。

   われわれは敬礼は額の辺りに指先が来るもんだと思って

   ますが、その位置が更に高くて、頭の上にあります。

     われわれの敬礼は大体、肘を45度に曲げ、腕で

   三角形を作りその先が額か耳の上あたりにくるような形。

    ですが、中国ではそれが、綺麗な三角形とはならず、

   なんかその・・・肘と手首のところでも曲げをきかして、

   二度曲げることによって、わたしの感じではダラ~ン

   感がでてるんですが。これが正しい、敬礼の仕方です。

8166536_980x1200_01 敬礼!!の号令のもと、この

 敬礼ではなんかちょっと、

 ビールで言うと、切れ味って

 んですか、スッキリ感がない

   ように思えますけど、これが正しい敬礼のあり方です。

    まぁ、中国のビールもなんかこんな感じだからこれで

   いんですかね・・・。

     で、上の画は液晶画面の国旗に向かって正しい敬礼

   をしている彼女は、きっと班長バン・ヂャン(級長さん)だと

   思いますが、これ何でこうなってると思います??

     答えは、ここのところの大気汚染。

   あまりの酷さに外での国旗掲揚が児童の健康に及ぼす影響を

   考え、やむなく、国旗掲揚の儀式を教室内のバーチャル映像で

   代替えとなったものだそうです。

     大変だなぁ・・・そうまでして・・・・。



  



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2013年12月 9日 (月)

まだ深刻、大気汚染が続く中国 - “洗肺”って??

Main2013120907250003274030050861  こちらは、昨日(8日)の

   中国・安徽省・六安。

  と言ってもみなさんには

  馴染みがないでしょう。

  観光地ではありません。

 お茶の産地です。ご存知・・?か

  どうかは知りませんが、「六安爪片リュゥ・アン・グァ・ピェン」

  はまさしく此処ですよ。

   お茶にも影響あるかなぁこの汚染度。

   別に此処でなくともかなりの部分で昨日の中国はまだこんな

  状態。そこへ、安徽省から友人の便りが届いたのでちょっと見て

  見たらこんな状態らしい。これはイカンでしょ。クルマの運転なんか

  相当危ないでしょ。・・・っていうか(が若者言葉)この大気汚染の

  原因の一つでもあるクルマはなるべくこんな間だけでも運転しない

  方がいいんじゃないの?と思います。

Eca86bd9e0eb140c9f77441
  その警戒予報と、警告もレベルを上げて、

  危険を知らせています。

  色の濃いあたりが、そのレベルが高いことを

 示しています。

  警戒レベルも一段上げました。

 と、言ってすぐに打つ手はないのですが、

U26098635372577469346fm21gp01一応ですね、騒がれている

 PM2・5の何たるかを

 啓蒙するこんなお知らせも

 出してますし、テレビなどでも

  解説はしています。

   悩ましいのはこれをまた、余りあおると、違う方へ走りだし

  そうなことです。もうすでに少しそうした傾向が見られ、

U595239291397222474fm21gp01 汚染に強くなる体を作る要素の

 食べ物だとか、対策を含めて

 一部商品が噂によって品不足に 

 なっているんだそうです。

   この問題も悩ましい。

    それ位深刻だ、ということでもあります。

  まぁ、そりぁそうでしょ。毎日この空気の中で暮らすことを考えた

  なら。考えますよ誰だって。

    そこで、またまた、新しい中国語が誕生。

  最近、時折見かける、

    「洗肺 シィ・フェィ」 

   色んな使われ方をしてますが、要はこうした汚染された空気を

  吸った肺を、洗って?綺麗にしよう、ということらしいのです。

  一番手っ取り早い?のは、その汚染されている地位から逃れる。

   どこかへ出かけて、当然そこは空気の綺麗なところへ。

   中国はどこも似たようなもんだから、いっそ海外へ!!

   などと言ってます。

 

   そんなみなさん、どうぞ北海道へ!!

U1050522097328253469fm561   みなさんのお越しをお待ちしております。






 

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2013年12月 7日 (土)

今週の中国語、有把握? - 自信あるの?

U26439265194279569536fm21gp01
  今週の使える中国語は、

     有把握吗?

   ヨゥ・バァ・ウォ・マ?

  です。

   最後の疑問詞、「吗」マ は、あってもなくとも、

  英語などと同じで尻上がりに、さも相手を確かめるような語調で

    有把握??・・・

   と言えば通じます。

    大丈夫かよ、自信あんのかよ、請け合うのかよ、・・・と

   いった様な時、確認の意味で使います。

     で、これの答えはもうお判りでしょうが、

    そのまま、自信をもって、まかせとき・・~というときは、

     有把握! 力強く、と言えばいい。

    反対に、そう言われるとちょっと・・・の人や、はなからそうで

    ない人は、

     没把握 メェィ・ヨゥ・バァ・ウォ・・・

    と言う。

     わたしの場合は概ねみんさんのご想像の通り、こう

   訊かれると、大概・・・    「没把握・・・」と言っている。

   自分でもどうしてこうも自信がもてないかな?と思うが、

   情けないかな、いつもほぼ決まって、「没把握」としか

   答えていないように思う。

    そんな、「没把握」ばかりも困るが、これでまた、いつでも

   「有把握!」の自信家にもちょっと困る。いや、かなり困る。

   いきなりですが、国の指導者たるものが、「没把握」では困る。

   それは困る。だが、いつでも「有把握!」ばかりも困る。

   世界の指導者2013年を挟んで次々と新しくなった。

   新しい指導者たちは、颯爽としていて、どの方も国を背負い、

   毅然としておられる。

     そこまでは、好い。

     だが、一方で他人の言うことにも耳を傾けることは必要。

   この兼ね合いが難しい。

    正に言うは易く・・・だ。

    でも、今の指導者たちを見てると、みんながみんなそんな

   自信家ばかりで、これは上手くゆかんだろうと思える。

     ひょっとして、自分の自身が、自分を取り巻いている、

   イエスマンばかりが、支えているかも知れない、という

   疑いをどっかでお持ちにはならないのだろうか。

     こんな発想自体だから、わたしはいつも「没把握」なのだ

   というのは判る。

U12080428373318336618fm23gp01 それにしても、

 一度ぐらいは、

 力強く、

  有把握!

   と言ってみたいものだ。

    言ったとたんに、それが不安になりそうで、怖い。

   みなさんがどちらはお使いになるか知りませんが、

   使ってみてください。



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2013年12月 6日 (金)

監視社会の新?兵器 - 監視社会的新?武器

118440974_title0h1   上海。シャンハイ。

  もう五日間連続で

 大気汚染が酷い状態が

 続いています。

  かなりの重傷です。

   以前であれば、日本のマスコミもすぐにこれを取り上げ、

  日本に飛んでくる影響など、声高に叫んでるところなんでしょうが、

  日本もいまはそれどろこじゃありません。

    国会議事堂あたりに垂れ込めている霧が濃く、中国に

  かまってなどいられないようです。よかったですね。

    話題にもなりません。

    今日も中国の新?兵器を一つ紹介しましょう。

   今日ご紹介するのは、実はこの新?の後ろに?があるように

   別に「新」ではないんですが、

    この状態が「新」。

    ごたごた言うより先ずは、ご覧いただきましょう。

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 ホラこれ。

 凄くないですか。

 何がどうなってこう

 なってるかは、

 判りません。

   ですが、まさかこれわざわざ全てダミーが並んでるわけでは

   ないでしょうから、それぞれ何かを監視してるんでしょうね。

   こちらの方面はまったく詳しくないで、逆に教えていただきたい

   くらいですが、日本でもよく道路の真ん中まで張り出して、

   さまざまな観測機器がせり出してるのは運転をしていて、

   ごくたまに信号待ちなどで空を見上げた時に、ずいぶん

   道路のうえにも色んなものがあるんだな、という感想と、

   上の写真では見られませんが、日本だと、気を付けてみると

   道路の上の電線ってかなり複雑にというか、ぐちゃぐちゃと

   一杯ブラ下がり、それが何の規則性もなくなんでこんなに

   込み入ってんの?という様子に唖然とします。

    これらは一体何の用途で、なににそれぞれ当てがわれている

   カメラなんでしょう。

     そして、これらのカメラの先には、この映像をそのままか

   どうかは別にして監視・識別する人たちが働いてる?訳ですよね。

   それって、どんだけの人が、どういう人が、何の為にやってるか?

    そんなのはきっと明かして貰えないでしょうね?

    ナニ??秘密だって?

    あぁ・・・秘密ね!!それって秘密保護法で守られる!!

    でしょうね。

 



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2013年12月 5日 (木)

いたずら書き防止の新兵器 ー 乱写乱画的新武器

125809352_11n1 一昨日あたりは、上海が大変だった

 のですが、昨日になって今度は、

 南京が大変です。

  何が?って、

  大気汚染です。

   昨日、南京では、太陽が2個見えちゃったんですから。

  太陽の光線が汚染物質で屈折して、地上では2つに見え

  ちゃったらしいです。

001ec949ffca140a0135141 ということで、街はこんなです。

 学校は臨時休校。

 上海も南京もあの広い中国では

 同じ地域と言ってもいいでしょう。

  かなり深刻です。

 

    さて、今日の話題は、日本でも先日どっかのお寺さんの

   塀に落書きしちゃったのが話題になってましたが、

     どうも、この落書き、世界中でもなかなかなくならない。

     その辺の公衆トイレにあるのならまだしも、

   あってはならない場所での落書き、こちらも中国ではかなり

   深刻。

    旅をする人が増えるとともに、増える傾向にある。

    「旅の恥はかき捨て」というのにぴったりの中国語はない。

   これを中国語で言うなら、「旅先では知り合いが少ない」的な

   説明文になるところを見ると、もともとは、そういう気分?は

   中国にはなかったのに、近年はそれが増えた。

     もっとも、以前は中国の人はあまり旅へ出るということが

   少なかったので、自由に遊びに出歩けるようになった近年

   これが台頭?

     悩ましいのは?中国古い建築物にはことかかない。

    世界遺産クラスのものがやたらある。国内的に貴重な建物や

    場所はそれの何倍もある。

      誰もが知っている、万里の長城。長城ってくらいですから

    塀がずーっと続いてるわけですね。

      ある意味、落書きし放題!

      そこで、登場したのがこの落書き防止新兵器

4f9d5581c4b6f4b2f00f4a688237c6961 こちらです。

 落書きしたい人はどうぞ、この

 パッドの上で何でも自由に

 書いてください!

 ということで、早速このお二人も

 基本に忠実に?ご自分のお名前

   を書いてるようですが、

    このスマホの画面をテレビ並みに大きくした

    落書き専用パッド、これが新兵器です。

    どうよ!! って・・・これ、

   わたしの予想では多分上手くいかないと思います。

    色々理由を挙げればありますが、いちばんはその

   いたずら書きをする人のその「いたずら」心が満たされない

   ところが最大の欠陥でして、

   上の画でいうと、その電子画面を支えている柱がありますね、

   木製だと思います。ここが危ない!!

     ここにいたずら書きされそうですけど・・・・。

 

    中国のいたずら書きにつきましては、

     2012年2月号 ウェブ版「わたしの見た中国」

    「乱途乱画 ルァン・トゥ・ルァン・ファ」 落書き・・

    でも書いております。

     お時間がございましたら、どうぞ上をクリックして

    ご覧ください。






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2013年12月 4日 (水)

北へ延びる、中国高速鉄道網

001ec949ffca14060a0e1e1 
  数日前にこのニュースを見た。

 と言っても、中国報道で、この手の

 中国鉄道関係ニュースはあの事故

 以来、余り日本では報じられることが

  ないようだ。

    先日の報道は、天津ティェン・ジンから秦皇島チン・ホァン・ダォ

  のこの区間が高速化された、というものだった。

    これに先立ち、哈爾濱ハァ・アール・ビンまでの高速化など、

  一連の動きを見ていると、これにより、中国の東北や北部の鉄道

  高速化が進み、先行して行われていた南の高速化と合わせ

  全国が、高速鉄道で結ばれることになる。

    これを、早い!とみるか、早すぎる!とみるか、はそれぞれ

   でしょうが、

    天津→秦皇島間が2時間半くらい今までは掛かっていたのが、

  その約半分の1時間ちょっとぐらいで着くらしい。

     哈爾濱までも相当早くなってる。

    この話題前にもふれているように、これによりまたまた

   中国がグット小さくなった感がわたしにはある。

    と、ここまでが前ふりで、

   同じように?日本の高速鉄道(新幹線)もいま、わたしの地元が

   そうなんですが、青森まで来たので、ついに次は海を渡って

   函館だぁ~と騒いでます。

    気の早い人?は、次は札幌だぁ~とこれまた騒いでます。

   更に、この騒ぎ?がある一方で、ご存知今年に入ってからだけでも

   JR北海道のこの一連の次から次と発生する問題。

    昨日も何かありましたよ。毎日のようによくあるますねぇ。

    ホント?大丈夫かぁ・・・??と不安。

    今日の新聞では、「JRに不安・不満」87%

    って書いてましたけど。まぁ、この数字はしょうがない。

    たまたま、昨日、もとJR職員と言う方とお話をする機会が。

    この方、自分ではクビになった、と言ってましたが、まぁ要するに

    どの時点かはちょっと判らないのですが人員整理ってやつで。

    それはまぁいい・・・というか、本人には気の毒ですが・・・、

    それよりも、彼が言っていたことが気になる。

    「この一連の事故や不祥事は、予測できた」ってんですから、

   予測できたら防ぎましょうよ。我々には「えぇ~なんでぇ~~??」

   の一連の事が、「こうなるだろうな・・」と思ってた、っていうですよ。

    そんなことサラッと言われても困るんですけど。

    話はいろいろあるんですが、せんじ詰めれば、

    あの民営化以後、採算重視が一番効いてる、という。

    具体的には現場では細かな問題がそれこそ山ほどあるが、

    どれもそれらは、安全性と採算性のどちらを優先するかに最後は

    帰結するんだとおしゃってました。

     また、話は中国鉄道高速化に戻ります。

    今のところ、今のところですよ、中国鉄道局はまぁあの人口ですし

    移動手段などを考えるなら、大量輸送の鉄道に頼る部分が大きい

    ので、採算ベースにはのるのでしょう。

     しかし、必ずこの問題にぶちあたるはずです。

     そして、それはそう遠い将来ではないでしょう。

    いまから準備ですよね。

    採算を無視しては事業は成り立たない。

    そんな中でどう、安全性を確保するか。

    世界中の鉄道が、鉄道に限らず、輸送機関に、

    我々は速いから乗るんではなくて、安全に運んでくれるだろうと

    思って乗ってるわけです。どっちが優先するかは自ずとわかりそう。

     判っているのにJR北海道は・・・と、

   はなしがまた戻ってきちゃった。

     とりあえず、新路線開通おめでとう!

     ということで終わります。

    

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2013年12月 3日 (火)

中国のお荷物事情 - 中国快逓公司的・・・②

     ・・・昨日のお話の続きです。

  この表題「中国お荷物・・・」は日本語としてちょっと不安定ですが、

 「中国の小包事情」とお考えください。

   決して、中国がお荷物だとか、中国という国にとってのお荷物

 のお話ではありません。・・・念のため。

U17539335592986970424fm21gp01 先ず基本を押さえておきましょう。

 中国郵政省?中国郵政ヨゥ・ヂェン

 は、ほぼ日本の郵便局と同じような

 内容の業務を扱っております。

   ですので、小包も受け付けます。

   但し、日本と違うのは、受け付けた小包はその担当局までは

   運びますが、個人宅までは配達に来てくれません。

    都市間輸送のみ担当しております。

     小包は基本、局留め?となり、局から小包が着てますよ・・

   のお知らせハガキが入りますので、それを持ってその町で

   一番デカイ中央郵便局まで、自分で取りに行かなくてはなりません。

   これ!結構不便。ペーパー版『隗報』に書きました。

   そこん所をカバーしてるのが、この快逓公司クァィ・ディ・ゴン・スー

   です。こちらは自宅まで届けてくれます。ありがたい!!

   中国郵政に占める個人あての、個人から個人へ。親元やら離れて

   暮らす誰かに送る小包の量は極端に少なかった。

   以前、中国郵政の配る小包以外の配達物でも、私信もそう多くは

   なく、じゃぁ何を配ってたのか?というと、それは古くは「人民日報」

   や役所間の文書などを配ってた。それで用が足りてたんです。

   半分は新聞配達のような役割を果たしてた時代。古すぎる・・?

   から、思わぬ?ネット社会や、通販時代に中国も突然放り込まれ

   て、困ったのがこの物流部門です。

    困ったところには商機があるようでして、そこにドット参入してきた

   新規の快逓公司。

   またたくまに、雨後筍のように出来てきたこのサービスを売る会社。

001e4fe17cf910e75ac5141 で、その所謂ノウハウなんかは例によって?

 日本のを真似して取り入れてますし、ご存知

 日本の会社も参入しています。その辺の事

 も前に書きました。

    はなしの、先を急ぎましょう。

    日本と違う部分だけをピックアップしてお知らせした方が早い。

   まず、住まい方が違いますよね。都市部は特に高層階の住宅。

   表札なんてありません。部屋番が書かれていればいい方です。

   日本と違い何々家に届けるのとは違います。何故なら、一家で

   父親と母親は姓が違いますので、一家にひとつの姓ではない。

   基本みなさんお仕事をお持ち。両親は共稼ぎ。独身者も仕事。

   家にいるのはお年寄りか小さな子供。

   ネットショッピングで多いのは、代引き(代金引換)ってやつか、

   信用卡シン・ヨン・カー(クレジットカード)で決済するかの方法。

   特に代引きがややこしい。居合わせた人が発注者本人だと

   いいがそうそう都合よくはいかない。

    不在の際は持ち帰ることになるが、取りに来てもらうにせよ

   その快逓公司の会社そのものがちゃんと立派な建物のあるような

   会社ばかりとは限らない。最近出来たての会社は社屋そのものが

   あるような無いようなところでもやってたりもする。

   ・・・・などなどなど、ざっと思い浮かぶだけでも中国の宅急便事情

   は問題山積。

     個人宅は無理なら会社に届けて貰えばいいじゃないの?

   となって、じゃぁ会社の受付に持ってこられても、今度はこっちの

   勤め先がちょいと大きな会社だったりして、大勢の人が働いてたら

   どうなると・・ということで、昨日書いたあの問題が、

     受付では、「預かるけど預かり料を・・・・」となる。

   更に昨日紹介した、最新小包自動受け取りボックス、の登場と

   なってるのですが、その最新兵器だってそうそう急に台数が増える

   ものでもなく、これは預かり証の番号を打ち込んで自分の荷物を

   取り出すのですが、もう想像がつくでしょうが、この預かり証を郵便

   受け箱などや、郵便差し入れ口から失敬して・・・・ってな

   新たな犯罪にも備えなくてはならない。

   ということで、いま中国快逓公司の抱える問題はいろいろ

   あってまだ暫くかかりそうです。

    でも、先日来お伝えしてますように、その取扱量は年々

   恐ろしい量で増え続けている。今後も増えるでしょう。

     増え続けれるなら、そこに新規参入する人たちが・・・

     それがまた、この人たちの、金にさえなれば・・・の

     分かり良い働きが?またまた新たな問題を生んだりして、

     かなりの混乱状態にいまあります。

     この混乱を懐かしく眺めることができるようになるまでには

   さて、あと何年かかるでしょうか・・・?

    って、これはクイズではありません。

    でも案外これ数年で片づけるのかも知れませんよ。

   わたしの睨んでいるのは、携帯。それもスマホ。これをどうか

   活用して、中国式小包の受け渡し方を考えるでしょう、きっと。

   これがわたしの予測です。どうやって??

    ・・・・それは中国の人が考えるんですよ!!




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2013年12月 2日 (月)

中国宅急便事情、11・11のその後 ー 中国快逓公司的・・①

  中国に独自の宅急便会社が登場したのはそう昔ではない。

  快逓公司 クァィ・ディ・ゴン・スー  といいますが。

    いつも大雑把ですみません。多分80年代に入ってからのもの。

  は、速さを売り物に、は、運ぶの意味で日本も現・郵便会社は

  その昔、郵政省というお役所でしたが更にその昔は逓信省と、言って

  このと後ろのは手紙の意味ですから、以前は実に中国的名前

  だったんですね。若い人はご存知ないでしょうが。

  公司は、これで会社の意味だというのはご存知?でしょうから

  快逓公司が日本の宅急便にあたる。急激に増えてます。

Img3898579751
 先にこちらの事情を書いてしまい

 ましょう。前に話題に上げました

 11月11日が中国では独身の日?

 で、ネット会社はそれに目をつけ?

 プレゼント商戦に火をつけました?

   と、どうなるかというと、プレゼントを手渡しできる人はいいが、

   遠く離れた人への贈り物は、送らなくてはいけない。

    ネットですから、この送るところまでがお仕事?というか、前提

   になっている。手渡す人だって品物が自分のところ前は送って

   くることになる。となれば、この送るの担当が重要。快逓公司。

     それで、前回山のように溢れだしたこれらの荷物の画を

   紹介しました。それは2週間たってのまだ片付かない画でした。

    なぜ片付かないか?

    いろいろ訳ありなんですが。

    その一つが、受取人の不在。これ、日本でも頭が痛い問題ですが、

   この問題避けては通れない。

    そこで、考え出された新兵器!!

     上の画がそうなんですが、こちらが「自動荷物受取ボックス」?って

    勝手に名前を付けてますが、

     これを設置して、不在がちのお客さんはこちらに来てもらって

   自分で荷物を受け取って貰おうとの、最新機械?ですね。

     なぁ~に仕組み自体は簡単ですが、これまでになかった、

   という点で画期的??。

    受取人が不在がち、というのは中国が日本に比べて

   ずっとその不在率?が高いのは、判りますか?

    そう、先ず夫婦共稼ぎだったり、

    独身者は独身者で、例えば自分の勤め先に荷物を送る、

    という手があるのですが、みんながみんなこれをしない。

    会社に知られたくない?という人だっているし。

      そこで、受取人が指定した、代理人のいる場所への

    配達、というのが考えられますが、この場合の問題は、まず

    代引き郵便のような場合の代金の立て替え払いの問題、

    この配達先の受取人と、発注者本人の名が違うなどの問題、

    これで、なかなかに厄介な問題が多数あるのであります。

     これが、また新たな問題を作り出したりして、どうして

   なかなかに悩ましいものです。社会とはそういうものです。

406186cf6b051405f3c5181 「この荷物預かってください・・」

  と来たら、その宅急便の配達の

  人に、「預かってあげるけど

  保管料を払いなさいよ・・」と

  請求されることが多い、

    と言うんですね、でこの、保管料は多分、額は少額だとは思いますが

    宅急便側が払うべきなのか、受取人が払うべきなのか、注文を

    受けた側の利益があるネットショッピング側が払うべきなのか・・・

    といった提起がされてました。

      んん・・・大変ですね。

      前に書きました。その本体もさることながら、

    その周辺の社会整備が整わないうちに、ドット洪水のようにいろんな

    ものが、押し寄せてくる中国。思わぬ問題が次々に派生

    しちゃうわけですよ。

      中国今日のニュースは、月ロケットの打ち上げ成功に酔って

    ますが、その一方で市民生活は色んな悩みを抱えてます。

      好くやってますよね、宅急便会社。



  

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