今週の中国語 ー 別惹我!わたしを怒らせないで!
昨日まで続いてました
パンダセンター内の
注意!カンバンなんですが。
日本語がちょっと・・・オシイ!!かな。
どっから説明にとっかかればいいですか。
先ず、読みですね。別惹我!ベィェ・ルゥ・ウォ
意味。別は禁止、~するなかれ。惹は怒らせる。我はわたし。
で、カンバンの日本語訳が「私を・・おこらせないでください。」と
なってます。
その前の「・・・愛してくれて、」と後ろの「怒らせないで・・・」が
日本語的には上手くつながらないので、違和感の残る日本語です。
意味は伝わってます。「パンダに余計なことはするな!!」と。
日本語でもこの字、「惹」ジャクは、引き起こすの意味があります。
というか、その意味しかとれないですね。単独では用いずに
「惹起」と二文字熟語での使用に限られてます。
ただ、日本でこの場合引き起こすのは事件とかある事柄でして
感情にこれを使う習慣がありません。
中国語での「惹」ルゥ(この発音カタカナ表記では無理です。
加えてご存知声調があって、これは第四声で下げて発音)
は、「面倒を引き起こす」といったように、「惹」から起こされる
ことは好くないことに限られます。また、感情面で使われることが
多く、これは日本語にない使い方です。
そして、今回の「別惹我」は私を怒らせる、
わたしに逆らうの使われ方です。
「別惹我」は、日本語の「ほっといて!」よりは
意味が強いというか、相手からの何かを予測し
事前に予防しているニュアンスがあります。
中国語「惹気ルゥ・チィ」は、怒るの意味。
以前にもそんなお話をしましたが、この感情の表現、つまり
自分が如何に不愉快であるかの日本語表現は、
わたしは、古くは「腹がたつ」だったのが「むかつく」になり
「頭にきた」のもっと程度をつよめて「トサカにきた」と
腹→胸→頭→トサカとどんどん身体を上昇してたのが、
近年、若者が「キレル!」と言いだして、身体からそれこそ
関係が切れちゃって、今は何と言ってるんですか?
その、腹・・・以前の更にもっと古い日本人には、
「癇癪玉かんしゃくだま」というのを持っていて、これを抱え日々
これを育て?一緒に暮らしてて、ある日それを爆発させる、
なんてなことしてたんですが、知らんでしょうね若い人はもう。
「癇癪玉」??
実はあの「癇にさわる」のカンは、この癇で、癇の虫ってのを
体内に飼ってたんですね・・・と、
話がどんどん余計は方に進みそうだ。
話を戻す。
今週の中国語
「別惹我!」
「ほっといてよ!」 時に、「バカにしないでよ!」や
「怒っちゃうよ!」とか、「マジ、むかつく!!」ってな
時に使います。
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