頭の痛い住宅問題、再び。ー令人頭痛的住房難
住宅値上げ指数なんてなのを見た。
中国メディアのニュースですが、恐らく
誰もあれを本気に?受け止めてないでしょうね。
実感とは相当かけ離れている。或いは数字が余りに捻じ曲げられて
る、位の感じはお持ちでしょうが、この問題本当に頭が痛い。
できるかというと、出来ない。
今回の政府発表も苦しい。曰く、
「以前程酷い値上がり幅ではなかっ」というが、値上がりは当然
認めざるを得ない。その原因はを、「一般に求める住宅が以前より
高級化してきていて、高い物ほど売れているから」、高級を売り物
にした物件が多く取引されているせいだ・・・、というその言い訳?
はかなり苦しい。
みんなが高級品を買うから、その指数が上がるんだ!!
は、ちょっと無茶。自分たちが買える安価な住宅など何処を探しても
ない。あれば高級品。その高級住宅が売れている。だから数字的に
高くなっても仕方ないんじゃないの・・・というの理由でしたけど・・・。
ことは考えられない。
それなりに政府も手を打ってきたのですが、これ
また、どの国も同じ、そんな政府の出す政策はとうの昔に織り込み
済み?で、後手後手に回り、効果の程も余り見られず、ただただ、
その「やりましたぁ~!」的アリバイ工作感が残る結果となっている。
住む人がいないこうした夜になっても数件しか灯り
の点らない住宅は、明らかに投機目的でしょ、と
言われていて、その対策に購入時の手続きや税制面での新しい施策
も入れてはいるんですが・・・・。
気の毒ですが、この問題、頭が痛いのはその一般庶民である
ばかりか、政府も相当頭が痛い。
ただ、頭の痛い部分が違う。
住宅の売買が問題になっているその陰で、借り手も困っている。
家賃の高騰だ。どんどん相場?が値上がりしてるんだから、それが
家賃に反映されてしかるべきと、貸す側は強気。借りる側は何年も
借りていて突然のその申し出は・・・というやつだ。
これまた、どの国にも見られるし、見られた現象だ。
北京の家賃が上がり続け、一体北京で暮らすにはどんだけ必要
なのよ!!って話は前に書いた。
ではでは、そんなに大変だからと言って、この人たち、北京から
逃げ出す、或いは、北京を見捨てることがあるかというと、
それは、ない。それでもしがみついて離れない。
東京の住宅がどんなに高上りになっても、東京から地方へ戻る
人がいないのとは一緒にできないが、
実はその事情より更に強いハードルがあって、北京に居続ける
人は後を絶たないし、地方から今日も明日も北京へ人は入り込んで
いくはずだ。
このあと、どんな手があるのか分からないが、
中国の住宅政策、一体次の手は何だろう?
多分あると思うんですね、次の一手。
相当、日本のバブルの頃のあの銀行の失態と、土地神話?の
行き過ぎについて、資料も持ってるし勉強会もしたはずだが、
イザ!自分の番になると、そうそう思い通りには行かない、
ということでしょうか。
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