増え続ける犬を飼う人たち ー 養狗
これは、何も中国に限ったことでは
ない。
わたしの住む町、ハコダテも、同じ傾向にある。
人口は年々減っていくばかりだが、犬を飼う人は年々増えている。
正確な数字は分からないが、明らかに以前よりは多い。
ひどくいい加減な感覚ではざっと、ハコダテの小学生の数を
上回ってるのでは?ないかと、わたしは見ている。
同じく、ハコダテの小学生の数は減り続けているが、犬の数は
増え続けている傾向にある。
以前に、人口は減るが犬口(わたしの造語です、ケン・コゥ)は
増えてる話を書いた。
で、増えれば当然それに伴ってさまざまな問題が派生する。
それまでは、数が少なかったからそう問題にならなかったり、
数が少なかったから問題にまで至らなかったり、の
話でこうした問題が発生することはそうそう特異なことではない。
こっからが、中国のことなんですが、
その事情はそう変わらない。
但し、中国の都市部ではいま
お話したようなわたしの住む町のような人口減少はないので、
単に、犬口が増え続けている、という点で、人口減少と比較して
どうこう・・・という問題はない。その点が違う。
確かに、中国でも犬を飼う人は増えてる。
先ず、ペットは中国語で 寵物チョン・ウー という。
そして、犬を飼うは 養狗 ヤン・ゴゥ という。
中国語で犬はもっぱら、狗ゴゥこちらの漢字で対応している。
嘗ての中国、寵物といえば、犬よりも小鳥だった。
犬を飼う人は、かなり以前は都市部では見られなかった。
農村などに行くと、飼ってるんだか、放し飼いなんだか、その辺を
痩せた犬がウロウロしてるのは見られた。
これも多分、唐突ですが鄧小平?の功績??だと思います。
確かに増えた。わたしには急激という感じまではないが、時折街でも
犬を散歩させている人を見かけるようにはなった。
それよりも、ネット上で自分家の寵物を紹介する人が増え、
そうした人の多くは写真を載せているが、それが犬、というのが多い。
以前がほぼゼロに近かったのでその増え方をして急激、というのなら、
それはあたっている。
それくらい増えれば、一番上の画像で、
中国雅虎ヤフーが、「都市で飼う犬、ある家庭には楽しみを与え、
ある家庭には悩みとなる」とうたって犬を飼う側のモラルを取り上げて
いるが、これまた、別段中国だけの問題ではなく、そりゃもう同じ問題
をどこも抱えているわけであります。
こうした問題、取り上げられると“犬”の問題のようですが、
お気づきのようにこれって、“犬”の問題ではなく、“人間”の問題
なわけでして、“犬”にとっては?迷惑な話ではあります。
因みにわたしは犬を飼ったことがなく、多分これからも飼うことは
ないでしょう。
とりたてて、犬が嫌いとか、犬に恨みがある、ということはない。
そんなわたしでも、最近の犬の飼い方(主に日本のことですが)は
ちょっと、ちょっと・・・と思うことがある。
その話も、先の「増える犬口」の話題で書いた。
中国の場合は、この辺の問題、つまり飼う側の問題ですが、
何せこれまで飼ったこともないひとが急にその寵物として“犬”に
手を出しちゃった?んでいろいろ戸惑いというか、分かってない所
も有るんだろうな、と比較的わたしは同情的なんですが、
日本のちょっとちょっと・・・は、日本では昨日今日のペット生活?
ではないはずで、もっちょと何とかしなさいよ!と思う。
こんな本も出版されてはおりますが、
寵物好きの人が必ずしも、本好きとは限りませんし、
それにこの本の「指南」には、寵物にどう対処しどう
躾け、どう育てるかは書いてはおりますが、
飼う側の飼い主をどう育て、どう躾けるか、は書いてませんしね。
そんな本も必要かな・・・・と。
でも、そんな本、一体誰が金を出して買うのよ!!ってことです。
この話、明日続けてもう少ししたい。
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