宿題をする達人たち - 做作業的高手
宿題は、中国語では 作業ズォ・イェ といいます。
更に後ろの字は省略されて、业 こんな字になりまして、
ですので、作业 という表記です。その前の字、做 ズォには
日本語にもつくる、の意味がありますが、中国的には何かを
やる、する、の意味です。そして、動詞が先に来る中国語文型
では、 做作业 ズォ・ズゥォ・イェ となるわけです。
前ふりが長いですが、今日は宿題の話題です。
もう一度本題から離れますが、日本語のこの 宿題 が学校
から出される課題とは、この漢字では中国の人は理解できない
でしょうね、きっと。誰が考えたのかなぁ~ この 宿題。
まぁまぁ上手い漢字の使い方だとは思いますよ。
宿 の字は中国語でも、泊まるの意味 宿舎とかですね、
持ち続ける 宿酔いのように、そんなに離れてはいないんですが、
課題を宿する、という組み合わせはありません。
宿学スゥ・シゥェというのはあります。優れた学者を指します。
やっと、本題に入ります。
中国の子供たち、とりわけ小学生ですかね、宿題が多い。
度を越していて、以前に社会問題?のも
なるくらい、それほど多かった。
今はどうなんでしょう?以前は知り合いの
Lさんのお嬢さんの話を聞いたが、学校から帰って直に取り組ま
なくてはとても間に合わない量が出されるんだ、と言ってた。
この問題も以前にネット版「わたしの見た中国」の
2012年9月号 同じ題で「做作業ズォズォイェ 宿題やらなくちゃ」
で触れてますのでそちらを興味があれば上をクリックし、ご覧下さい。
ということで、間に合わないとなれば、それはもう場所を選ばずですね
このお嬢ちゃん、下校途中のバスの時間を利用して
の宿題片づけ作業中。
かなり揺れて字を書くのが大変だとは思いますが、
時間利用という面からは、かなりの高手です。
乗ってる間はあとな~んにもやることがないんですから・・・。
彼女の学習環境というか、生活というか、そちら
が余りに劣悪なんで、そっちの方が問題?かな
とも思えますが、懸命に宿題をやってます。
蛍のひかり、というより、炉のひかり・・・です。褒めてあげたい。
涙ものです。これまでして、宿題をやるなんて・・・。
お父さんのバイクで恐らく帰り道でしょう、
やってますねぇ・・・宿題。この便利なのは、
分からないところはちょっと大きな声を出せば、お父さんに尋ねる
こともできるという、近代性?にもあります。高手です。
それにバイクに乗りなれてないと、酔いそうですけど・・・。
高手かというとですね、写真では分かりづらい
ですが、これ季節は初冬。もう寒いんですね。
それなのに、お外?では、何か事情があるのでしょうか。ちょっと
手がかじかんで字が書けないようなそんな外での宿題。
二人だからまだいいようなものの、ちょっとめげそうです。
そうですね、宿題は一人でやるより、こうして
仲良し?か兄弟でもって楽しみならやっていただけると
こちらもそれを目にしてもちょっと微笑ましいというか、
なんかよくやってるなぁ・・・と思えて助かりますが。
路上ですけど・・・あとないんですかね・・・
もっちょとその安全というか、せめて椅子が
あるとか、なんか・・・・。
まぁ、そんなことを気にもせずやっつけちゃうところが、
高手の高手たるところなんですが。
それにしても、中国ではこうした風景をよく目にしました。
わたしはあんなに宿題に苦しめられたことは一度もなかったけどなぁ・・
あんなに宿題出てたのかなぁ・・・、それをやらずにすっぽかしてたんだ
ろうか、でも、その事で老師に叱られた記憶もあまり残ってないから、
やっぱ宿題自体が中国のようには多くなかったんだと思う。
中国の子供たち、ほんと、偉いです。
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