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2013年5月 2日 (木)

ため口の人たち - 不輩分講話的人

   いきなりですが、「ため口」というのがあります。

 この「ため」はもともとが博打用語?らしいのですが、ぞろ目

 見たいなもんで、同じ・同等・同様を「ため」(多分、たいとうの目?

 サイコロの事だと思います)と言うらしいのです。

  その対等のように、あたかも同じ年代であるかのような、

  友達口調で話すことを「ため口」と言います。

Tn4_2
 この「ため口」の中国語訳難しいです。

 辞書には無いと思います。わたしの訳

 ですが「不輩分講話ブ・べィ・フン・

  ジャン・ホァ」としておきました。

  「ため口」という日本語そのものがかなりちょっと・・・特殊。

  加えて、これにあたる中国語がない。

   中国は、新中国になると同時に努めて平等であろうとした

  わけです。 

    地位間・男女間・職業間の“差”を認めません。すべて平らに

  が目標でした。共産党の面目躍如たるものがあります。

    でも、ここでも僅かに?年代間の“差”は残しておこうと・・・。

   つまり前輩チェン・べィ(年配者)に対する尊敬は残した方が

   好いんじゃないの、ということでそれは辛うじて?残りました。

    ですので、コトバの上で中国は基本?普段は「ため口」で

   話してますので、僅かにその片鱗が残ってるのはその呼称

   などに見られるくらいのものなのですが・・・。

    前振りが長くなりましたが、今日は「ため口」の話。

   何が言いたいか?昨日夜ボンヤリ、テレビを見てました。

   何という言うんですか?バラエティー番組??見るとはなしに

   見てたら、某民放テレビ局の方がお年寄りにインタビューという

   か、訪ねて行って色々訊いてます。それが全て「ため口」口調。

    インタビューされてる側は、明らかに戦中派といった年代の

   お年寄りの方。映像にも映ってます。局側の方は画面には

   出ないんですが、若い。多分20代。声も若い。男性。

    その彼が、自分の3倍以上の年代の方にものを尋ねるのに

   「じゃぁ~戦争ん時は大変だったでしょ!」「あれですか・・・?」

   のような「ため口」でインタビュー。

   それがとても気になった。これを放送で流していいんだろうか?

   と。このインタビュアーは少なくともそういう教育は受けてない。

     そこでテレビのスイッチを切ろうと思った。つまらないし。

   と、インタビューが終わり。画面はスタジオに。そこに居並ぶ

   芸能人の方々がこれまた若いのですが、そのいまの画像に

   関する感想を述べるのですが、これが更に酷かった。

Tn9 確かに「ため口」はある種親しみは湧く。

 距離が近い。親しい。打ち解けた。

 その感じは分かる。

  でもそれで失うものもある。

   やはり、時と場所でしょ。

    ところが厄介なことに今日本ではこの、時と場所、

   も余り重視しなくなった。何処でも何時でも同じ。

    ということで、テレビ(公共放送の場)でもそれでよくなった

   のでしょう、きっと。

    結局最後までその番組見てましたが、人間気になると

   その事ばかりが気になって、番組内容がどんなだったか

   全く記憶に残ってません。時間、損しちゃった。

    ≪余談≫

    中国では先ほどのようにまだ“輩べィ”を重んじていたので、

   最近は中国も駄目ですが、相手を自分と比較してどの位置の

   “輩べィ”に置くかで尊敬の度合いを表現していたわけです。

    ですからみなさん経験あるかどうか分かりませんが、若く

   見積もる?より年配に見積もった?方が尊敬しているという

   証明?になりますので、若いお嬢さんでも「阿姨アー・イー」

   (おばさん)等と呼ばれてショックを受けてたようですが、あれは

   この「輩分べィ・フン」の成せるワザだった訳であります。



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