四川・芦山地震第六天 - 一週間になろうとしています
6日目を迎えました。
現地はまだ、小さな余震が続いてます。
その余震回数が余りに多いのでちょっと不気味ですが、
まぁまぁそんな安心?の地震なんてなのは無いわけでして・・・、
ここら辺が第三者的?です、十分それは自覚してます。
おそらく被災地の方はそんな暢気?にはなれないでしょう
そのことも理解しつつ、自然災害はコントロールできないので
収まるのを祈るしかありません。
ます。救急車の隊列ができてます。
こんなに救急車出払っちゃって大丈夫か?
と思っちゃいます。
写真で見る限りこれはまだ山間の路でもありませんし、
街の救急車のようですので、どこか少し大きな城市チャン・シィ
(都市)の郊外辺りの様子で、これより先の山間に入った辺りで
クルマが滞っているのを写したものと思われます。
死者数は昨日のこのブログの時から一人増えて193名、
失踪者25人と発表が変わってます。
急激な増加はないようなので、一応の落ち着きは取り戻して
いるのでしょう。
こんなですし、倒壊家屋も見られ、道路は
人間の力では動かすこともできないような
巨大岩石が行く手を遮っている映像を沢山見ることができます。
奥の奥の方の村にはそうした支援の手が届くのが遅く、
一週間ともなれば蓄えていた?食料も水も底を突き始めてます。
でも、これもかなり必死の救援活動がなされてますので、時間の
問題です。
昨日紹介できなかった美談では
08年あの汶川大地震でボランティアの人たちに支えられて
助かったお嬢さんが今回はその恩返しとばかり現地に入って
不眠不休でのボランティア活動しているとか、
8歳の坊やが、道具もなにもないので、素手で2時間もかかって
妹を瓦礫の下から掘り起こして助かったとか、
これまた映像で多数紹介されています。
今日の私の注目ニュースは、
どの位置かはちょっと分からないのですが、
震源地にほど近い?100年を越した古民家がこんどの地震では
なんの被害もなかった、というその家ですが、
確かに梁も太いのが入ってるのでしょう、でも外観ほんとに
ナントもないのです。
つまり、あの地域でもキチンとある程度建物に対する予防の
耐震性のなにかがあれば今回のような倒壊は免れた。
確か08年の地震の時も書いたと思いますが、中国の地震、
建物の壊れ方がホントにぺシャッとなるような崩れ方で、レンガ
作りでハリもなく積まれてるだけだと倒れた時に空間ができない。
ハリや補強のスジカイや柱からできる空間がない。
それで圧死、あるいはほんとに下敷きになり動けない。
日本の地震で倒壊した家は何かしら空間があるし、木材で
できているので、上からの押される力も違う。
但し、中国では心配の要らない倒壊後の火災が、日本では逆に
一番怖い、という隘路はありますが、いずれにしてもこれから
急には出来ないでしょうが、建築に当たってのそうした注意は
必要です。それが国で定まる建築基準法で縛るべきなのか、
ちょっと論議が必要です。
取敢えず公共の建築物からはこうしたものを取り入れて行く。
とりわけこうした地震発生多発地、四川・雲南から始める必要が
あると思います。
| 固定リンク
コメント