« 第30回全日本中国語スピーチコンテスト、結果報告 | トップページ | 新年度スタート! 函館日中友好協会・会員募集中 !! »

2013年3月30日 (土)

「光盘行动」食べきろう運動 - 今週の中国語

Tn9
   今週の中国語は、中国由来、

   光盘行动  先ず、読みです。

   グァン・パン・シン・ドン

   盘 の字は日本では 盤 となります。

   後ろの二文字は、行動 の 中国簡体字です。

    最初に書きました。こちらは中国由来の最近の流行語?でして

   会話なんかには役立たないと思いますが、一応知っとくとまぁその

   教養というか、この人物知りね!!ぐらいの好感は得られるでしょう

   から、話題として使ってみて下さい。

   意味です。「光グァン」は、~をし尽す、という意味で使われます。

  「盤」はお皿、「行動」はそのままですが、ここでは運動と訳して

  おきましょう。全体は、お皿というよりもその皿にあるものを食べ

   尽くしましょう運動です。

    早い話が、食べ残しを止めましょう!ってな意味です。

Tncatha01w この運動が何故に起こるかというと、

 中国の人の主に宴会や接待の席で、

 彼らはもう食べきれないだけの料理を

                注文し、実際終わってみれば食べきれず、

   その殆どがまだ皿に盛られたまま、酷いのに至っては誰一人

   箸さえつけずにお開きとなり、それらをぜ~んぶ捨てることを

   好し??としていたんですね、これまでず~っと。

    これまた日本と正反対で際立った習慣として知られてます。

   つまり日本人は、できるだけ招待されたら残さず食べるように

   努める。もし残せば接待側にこれは美味しくなかったよ、或いは

   気に入らなかったよ、のサインになりかねないから。

    結果、日本ではよく、大皿にたった一つとか二つだけ料理が

   残ったまま誰もそれには手を付けない、見合わせ状態になり、

   最近ではホテルの服務員が大皿を片付け、小皿にその残った

   僅かの料理をこの人と目を付けた人に振り分けたりしてますが、

   あれはあれで、中国の人には不思議か??

    中国では逆です。み~んな食べちゃうと、足りなかったよ、の

   サインになりかねない。加えて中国人の接待する側の“面子”も

   あって、明らかに食べきれない量を、これでもカァ!!って具合に

Imageca2ujgtq 頼む頼む!と、どうなるかというと、テーブルは

 皿の上に皿が重なり、更にその上に次の料理が

 重ねて置かれ、こんな状態。

    中国の人も家族の食事などではこれはないんですよ。

   もっぱら接待の宴会です。これって中国が以前の国営企業が

   多かった時代の、官官接待に端を発してると私は睨んでいます。

    わたしも中国で幾度も体験してます。明らかに食べきれない量

   の注文をして、更に宴会の途中で追加注文などしたりすることも

   ありました。無謀です。止めるに越したことはありません。

     なんでも、こうして無駄に注文され食べ残された一年間の

   食糧は、約2億人の一年間分の食糧に相当するそうですから、

   即刻辞めるべきです。

     ところで、その運動の名付け方が、

     光盘行动 は、わたしはちょっと気に入らない。

    食べ残さない運動より、そんなに最初から頼まなきゃいいんじゃ

    ないの?と思う。ここがまた“面子”の問題なんでしょうが、

    明らかに食べきれん量を頼んでどうすんですか、

    んん・・・これって料理を提供する側、レストランの消費にも気を

    使ってるんですかね。

      わたしなら、

      节约点菜行动 ジェ・ユェ・ディェン・ツァィ・シン・ドン

      節約、注文、行動  少なめに注文して残さない運動

    としたいところです。

   






|

« 第30回全日本中国語スピーチコンテスト、結果報告 | トップページ | 新年度スタート! 函館日中友好協会・会員募集中 !! »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「光盘行动」食べきろう運動 - 今週の中国語:

« 第30回全日本中国語スピーチコンテスト、結果報告 | トップページ | 新年度スタート! 函館日中友好協会・会員募集中 !! »