「光盘行动」食べきろう運動 - 今週の中国語
光盘行动 先ず、読みです。
グァン・パン・シン・ドン
盘 の字は日本では 盤 となります。
後ろの二文字は、行動 の 中国簡体字です。
最初に書きました。こちらは中国由来の最近の流行語?でして
会話なんかには役立たないと思いますが、一応知っとくとまぁその
教養というか、この人物知りね!!ぐらいの好感は得られるでしょう
から、話題として使ってみて下さい。
意味です。「光グァン」は、~をし尽す、という意味で使われます。
「盤」はお皿、「行動」はそのままですが、ここでは運動と訳して
おきましょう。全体は、お皿というよりもその皿にあるものを食べ
尽くしましょう運動です。
早い話が、食べ残しを止めましょう!ってな意味です。
中国の人の主に宴会や接待の席で、
彼らはもう食べきれないだけの料理を
注文し、実際終わってみれば食べきれず、
その殆どがまだ皿に盛られたまま、酷いのに至っては誰一人
箸さえつけずにお開きとなり、それらをぜ~んぶ捨てることを
好し??としていたんですね、これまでず~っと。
これまた日本と正反対で際立った習慣として知られてます。
つまり日本人は、できるだけ招待されたら残さず食べるように
努める。もし残せば接待側にこれは美味しくなかったよ、或いは
気に入らなかったよ、のサインになりかねないから。
結果、日本ではよく、大皿にたった一つとか二つだけ料理が
残ったまま誰もそれには手を付けない、見合わせ状態になり、
最近ではホテルの服務員が大皿を片付け、小皿にその残った
僅かの料理をこの人と目を付けた人に振り分けたりしてますが、
あれはあれで、中国の人には不思議か??
中国では逆です。み~んな食べちゃうと、足りなかったよ、の
サインになりかねない。加えて中国人の接待する側の“面子”も
あって、明らかに食べきれない量を、これでもカァ!!って具合に
皿の上に皿が重なり、更にその上に次の料理が
重ねて置かれ、こんな状態。
中国の人も家族の食事などではこれはないんですよ。
もっぱら接待の宴会です。これって中国が以前の国営企業が
多かった時代の、官官接待に端を発してると私は睨んでいます。
わたしも中国で幾度も体験してます。明らかに食べきれない量
の注文をして、更に宴会の途中で追加注文などしたりすることも
ありました。無謀です。止めるに越したことはありません。
なんでも、こうして無駄に注文され食べ残された一年間の
食糧は、約2億人の一年間分の食糧に相当するそうですから、
即刻辞めるべきです。
ところで、その運動の名付け方が、
光盘行动 は、わたしはちょっと気に入らない。
食べ残さない運動より、そんなに最初から頼まなきゃいいんじゃ
ないの?と思う。ここがまた“面子”の問題なんでしょうが、
明らかに食べきれん量を頼んでどうすんですか、
んん・・・これって料理を提供する側、レストランの消費にも気を
使ってるんですかね。
わたしなら、
节约点菜行动 ジェ・ユェ・ディェン・ツァィ・シン・ドン
節約、注文、行動 少なめに注文して残さない運動
としたいところです。
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