庙会ミィァォ・フィ - 縁日の賑わい
毎日、一枚お贈りしている中国「春運ツゥン・ユン」今日の一枚、
毎日特選?した写真を一枚選んで、その一枚の写真から中国の
エネルギーを感じていただいておりますが、今日の一枚は、
何せ長い移動になることが多い広い国土。
列車の中にも食堂車やお弁当はあります。
ですが、それってどこもちょっと高いし・・・。
「火车盒饭为何又贵又难吃?」列車の弁当は何で高くて不味いの?
と、いま論争?が起こってますから、かなり不評です。
となれば、自衛策として持ち込みますよね。ご存知中国では列車
に限らず、何処へ行ってもお湯(開水)には困らない。お湯はついて
まわる?ので、お茶は困らない。もう一つ、インスタントラーメンが。
カバンの中央にもありますね紅いのが。こんなのか最近はあの容器
に入っていてそのままお湯を注げばいいやつ。列車の車両中にその
インスタントラーメンの匂いが充満していることがよくあります。
余談ですが、あの容器、日本のものよりちょっと大ぶりですね。
で、今日の話題は「庙会ミィァォ・フィ」。前の字は「廟」の字です。
廟・寺の縁日のことです。
これまた、昨日のお話と繋がってますが、日本の様々な習慣は
そのまま中国からの借り物?と言えます。
ここでも、余談ですが、そうした古くは日本はあらゆるものを中国
から倣い、今風に言うなら、コピーして使っていまして、殆どがその
コピーで出来ています。そんな時代はそうした最近の言い方でパクリ
にも煩くなかったので、誰も何とも言いませんが、日本文化は確かに
パクリです。それが今逆になって、中国が何か真似するとすぐに
パクリだと言われるのは心外!と中国の人に言われた事があります。
ですので、この年明け「初詣」もまた中国からのものです。
北京「白雲観バィ・ユン・グァン」の縁日は今はどうなってるんでしょう。
以前のような賑わいはもうないのでしょうか。暫く行ってません。
ここでも、日本のどっかで話題になっているような、その年一番に線香
を!と気負いこんでる人がいるわけであります。これまた同じ。
同じ、家内安全であり、家族の健康であり、明日の暮し
がより好くなるよう、祈ります。
そして、これだけの人が出ますんで、市がたちます。
いろんな屋台が出て、この時ならの玩具や縁起物や食べ物、記念品
が並び、活気づく。
あげごたえ?がある、って言うんですか。
このへんにも、いっぱい日本に伝えられたそれぞれ
の習慣や言い伝えがあるようです。
ただ、わたしが思うのは全く関係ないですが、
この縁日でとりわけ北京で売られるものの代表に
サンザシに飴をかけたものですが、
これがわたしの中では春節廟会を代表する
もの、なのです。
この紅い色がまた街で目立つんですよ。
更に更にまたまた余談ですが、最近ではこの「糖葫芦」に、
サンザシではなくイチゴバージョン?とか色んなヤツが出回って
ますが、やっぱり、「糖葫芦タン・フゥ・ルゥ」はサンザシでしょ!!
これは日本に入らなかった。日本人はパクらなかった。何故か?
理由は簡単です。サンザシの実を食べるという習慣が余りない。
でもこの点は売り出しさえすれば、美味しければ、克服?できます。
最大の問題はそこにはなくて、日本の冬は北京のそれよりも暖か
すぎて、その砂糖を煮溶かしてかける飴が暖か過ぎて溶けちゃう
からですよ。外で売っていられない。だからでしょう。独断ですが。
提灯飾りもそうですが、やっぱ
中国はこの「紅」色ですよね。
これで街が覆い尽くさる頃、新しい年がやってきます。
あと9日です。
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