2013年・中国中央電視台『春節聯歓晩会』を見終えて、
子供たちが帰ってきました。二学期の始まりです。
あと2日で二月も終えようとしております。
昨日に引き続きこの話題です。
既に昨日、お断りしております。全くの個人的感想ですし、それも
日本人が見ているこの番組への感想ですので、多分、的外れな
ものでしょうが、この感想毎年書いてまして、また、始まる前にも
話題を取り上げている行きがかり上、今年も書くんですね、コレ。
閊えますから、今日は
先を急ぎますね。
で、2013年『春節聯歓晩会』で目を引いたのは何かというと、
一つは、今回に限らず前回も使ってはいたんですが、今年
目立ったひとつに、上からの俯瞰の映像が多用されてましたよね、
それもカメラ位置としては舞台の中央・真上からの映像です。
あれ視覚効果としては面白かった。でも、そうそう何度も使える
“手”ではないのと、余りに多用するとこれまたちょっと・・・。
でも、今年のこの映像は上手く使われていた。
それと、舞台はアレどうなってんですか?会場が二つ以上
あるということなんでしょうね、きっと。
漫才やコントの舞台と、踊りや曲芸の舞台では明らかにその
作りがちがってましたから。あのセリだし舞台は今年初めて
ですか?ちょっと前のには印象になかったもので、あれも
好かったですけど。
これまた、番組のプログラムとは関係ところの印象で、
二つ目もまた、そうしたものなんですが、急にその踊りで出て
いる人なんかに顕著ですが、舞台の上の人たちの衣装が
よくなりましたよね。
とりわけ大勢出演してくるバックダンサーの方たちの衣装
が格段に好くなっているのは、この番組の予算?に余裕が
ある証明なんでしょうか?それとも、力の入り具合と、周囲の
デザイナー含めての質の向上のせいでしょうか。
それも目につきましたが、これまた出し物とは直接関係
ない話でして、本題に入りましょう。
その中で、このコントについて。
春節晩会ではもうレギュラー。中国でいう高手ガォ・ショゥ。
蔡明、藩長江。
題が「想跳就跳」の中で、彼女のセリフ。これ中国語を学んで
いる人達への出題としておきますか・・・、こんなんです。
・・・ 想这种站起来都像没站起来的人都站起来了,
我还有什么理由不站起来・・・
まるで早口言葉(绕口令)のようです。
このコントを含めてやはり、趙本山に追いつかなかった
ようですが、まぁでも彼が出たからと言って必ずしもまた
成功していたかどうかは分からないで、一概にその低調を
非難できませんが、私の言いたいのは、コントではどうも
見るものがなかった。個人的好みでもこの点でなら、
全くの古典的、舞台に二人出てきてその会話だけで、その
話力で笑わせようとする、相声シャン・ション(漫才)の方が
期待するものが大きかった。その点で漫才の出し物には今回
満足してますが、コントはどうも・・・・、難しいんですよね、
コントは。時代を反映して。反映させなければ味が無いし、
反映させすぎると刺激が強すぎて、中国では難しい。
それは分かるが、笑わせて欲しいし、ちょっと考えさせられ
る、何てなコントが好きなんですが・・・。
結論。
この番組の周りの映像技術とか、舞台装置とか、その周辺
衣装やら小道具やら、そうした周囲は目覚ましい目に見える
進展を感じさせるのに、舞台の上で演じられているその演目
や出演者がそれに追いついてない感じ。
古くは、というか以前はこの逆だった。
出演者が先を行っていて、周囲がまるで追いついていな
かった。では、いつ逆転したんでしょう。近年ですね。
今年とは言えないが、今年はそれが目立った。
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